今年は 外出自粛や駐車できる施設の休業などで5週間ほど中断はあったもののツミの繁殖をじっくり観察できたので、時系列に沿って写真を公開していきたいと思います。
同じ写真を再掲載するのも何なのでツミのカップリングに興味のある方は 過去記事のリンクを掲載しますのでそちらを参照してください。
5月末から時系列に沿って掲載していきます。
抱卵中なのでほとんど動きが無く盛り上がりに欠ける動画ですが掲載しておきます。
上の動画は産卵から1週間ほど経過した時期です。
それから20日ほど天候が悪かったり忙しかったりでなかなか観察に行けなかったのですが6月下旬、久しぶりに様子を見に立ち寄ったら…
生まれていました。生後1週間というところでしょうか。
4羽確認できました。この日は90分ほど滞在したのですが親鳥には会えませんでした。
ここからは1週間おきに毎週末 観察することができて、翌週は
4羽とも順調に育っています。御母様は巣の近くで辺りを警戒しながら
御父様を呼んでいます。
松林の中に居るので上空で行われる餌の受け渡しは 見ることができませんでしたが、木々の隙間から休むことなく飛び回っている父親の姿も見えました。
給餌の様子は同行した妻が動画を撮影していたので貼っておきます。(2:00頃に親鳥が来ます)
更に1週間後、暦も7月に入りどのくらい育ったか期待しながら同所へ。
巣に2羽しかいないと思ったら巣の裏側の枝に1羽いました。
枝が邪魔でAFが効かずマニュアル撮影に集中していたところ、ふと頭上から視線を感じ見上げた先に いつの間にやってきたのかもう1羽の幼鳥が私を観察していました。
一番体の大きなこの子は羽の生え変わりでムズ痒いのか延々と羽繕いをしています。
末っ子でしょうか、おずおずと巣から出てきました。まだ綿毛が多く残っています。
母親は 父親が狩ってきた獲物を受け取り、先に体の小さな子に千切って口移しで与え、 他の3羽には「後は勝手に食え」というような態度で接していました。
今週末は観察に行けるかどうかまだ判らないのですが、この調子だと4羽とも独り立ちできそうですね。
今年は本当にタイミングに恵まれ、3月下旬の営巣開始から雛の巣立ちまで観察することが出来ました。今後、歳をとって隠居するまでは 今回のように時間をとる事が来ないのではないかと思います。
数十年後、私が隠居生活に入る時代でもツミ達が元気に飛び回っていられる環境が残っている事を願います。そのために個人でも出来ることからやっていきましょう。
本文とは関係のない話ですが、OLYMPUSの映像部門が分社化されてしまいましたね。私にとって使い勝手の良いカメラが多く長年愛用してきたブランドなので消滅してしまわないよう願うばかりです。