沖縄県が独自に緊急事態を宣言しました。それに伴い沖縄各地の自然公園やダム湖周辺の駐車場が使用できなくなり探鳥が制限されています。しかしこればかりは仕方がないので事態の沈静化を待ちつつ可能な範囲で細々と活動していこうと思っています。
ということで今回は過去に撮影した写真が中心なのですが、狩りに勤しむ野鳥達を まとめていきます。
まずはチュウシャクシギから。大好物のカニを捕まえています。極端に小さければ丸呑みにしますが、大抵は捕まえたあとハサミや足をもいでから胴体を飲み込みます。
こちらではカワセミが自分の頭より大きなミナミトビハゼを捕まえていましたが、
獲物を取り逃がしてしまいました。油断していたのでしょうかそれとも獲物が大きすぎたのでしょうか。ミナミトビハゼにとっては幸運ですが。
狩りに失敗してふてくされているようにも見えます。
海辺で見かける狩りをしている野鳥といえばやはりミサゴは外せません。
夜明け前の空を飛ぶ大物を仕留めたミサゴ。この日の朝食は豪勢だったようです。
那覇の住宅地にある団地の屋上から狩場へ向けて飛び立つミサゴ。屋上の給水設備を塒にしているようです。
今年もあと一月もすれば先遣隊が渡ってくる時期なのですが、今年はこの時勢の中で会いに行くことができるのでしょうか。沖縄で秋から冬場にかけて見ることができる野鳥の中で一番好きなミサゴ、その勇壮かつ優雅な狩りを眺めているとほんの刹那ですが日常の嫌なことを忘れられます。
動画リンクを貼っておきます。もっと鮮明な動画もあったのですがそれは 那覇市街地のド真ん中にある高層マンションのTVアンテナに魚を乗せて食べている姿で編集不能なほど他人の個人情報が映り込んでいるため非公開とさせていただきます。
季節は変わって夏、沖縄の夏の探鳥といえばアジサシ類の観察です。
アジサシ類は別記事でも頻繁に紹介していますが、食事中の写真はまだ無かったかと思い掲載しました。
最近市街地でも頻繁に見るようになったタイワンシロガシラも木の実を咥えて飛んでいます。悪食で雑食なのでどこでも餌を調達できるため急速に個多数を増やしています。
市街地といえば最近街中ではあまり見かけなくなったこの子達も。
現在の電柱は事故防止の為 スズメ等が営巣しないように高電圧かつ重要な機器を取り付けているアームの端には蓋をするようになっているそうですが、低い位置のアームには中空で蓋なしの物があり スズメ達はそんな場所を目ざとく見つけます。
このアームも中からにぎやかな鳴き声が聞こえたのでスズメが子育て中のようです。
下の写真も同じ個体です。虫が苦手な方には拡大表示をオススメしませんがカマキリとバッタのダブルゲットです。
親スズメが雛たちのために頑張っています。
その背後ではコサギとキアシシギもせっせと狩りに励んでいました。
キアシシギの採餌の様子も動画を掲載しておきます。
やはり泥がついたままなのは嫌なのでしょうか、小魚やカニを洗ってから食べています。
飛んでいる姿と同じくらいよく見るのが餌を探している姿と羽繕いですね。エネルギーの確保と翼のメンテナンスは空を飛ぶために不可欠なので鳥たちはそこに多くの時間を割きます。必然的に目にする機会が増えるので そこに注目して観察するのも面白いかと。