今回はペリカン目サギ科ゴイサギ属ゴイサギの写真を上げていこうと思います。
沖縄では冬鳥とされていますが、一部は留鳥として留まり90年代後半から沖縄本島各地で繁殖が確認されています。
彼らは日没前から活動を開始するので、夕方に生息地周辺で待ち伏せするのが有効です。
本来は夜行性なのですが、台風などの悪天候が続いた直後などは空腹に耐えかねて日が高いうちから姿を見せることもあります。
また、5月から8月にかけて繁殖期に入り、その期間は比較的活発に動き回るので遭遇する確率が上がります。
赤い目と後頭部から伸びる飾り羽が美しいです。
この日出会ったゴイサギは 人馴れしているのか怖がらずにかなり近寄って来て私と妻を観察しているようでしたが、すぐに興味を無くし早々に飛び去ってしまいました。
同日、同個体の動画も貼っておきます。
ゴイサギ/Black crowned night heron
今回はOLYMPUSのProシリーズのレンズを購入してから初めてゴイサギを撮影できました。
ここからは以前 エントリーモデルのレンズやネオ一眼で撮影した写真になるのでトリミングのせいもありボンヤリとした写真が続くのを了承ください。
那覇市内の治水用ダムで出会いました。
このダム周辺には留鳥として居着いている個体が複数居るようで、季節を問わず日が暮れたあと鳴き声が聞こえます。
日中はコサギなどと一緒に居るところもよく見かけます。
昼間は首を短く畳んでいてずんぐりとしたペンギンのような姿に見えますが実は他のペリカン目の野鳥たちと同様に長い首を持っています。動物園等でペンギンの展示スペースに外から飛んできて違和感なく混ざっている事も有るそうです。
首を伸ばせばこのとおり。
以前 与根の三角池では幼鳥にも出会いました。
通称ホシゴイと呼ばれるゴイサギの幼鳥です。
那覇空港に近く開発が進んでいる地区でも繁殖しているようですね。
余談ですが以前 私の親戚が飼っていた鯉がサギに食べられたという話を書きましたが
もしかしたらアオサギではなくゴイサギに夜のうちに食べられたのかもしれません。
ちなみに沖縄の方言ではゴイサギのことを「ゆーがらさー(夜カラス)」と呼びます。
カラスのような声で夜中に鳴くのでこのような呼び名がついたそうです。このカラスに似ているという鳴き声は 随分前ですが前述のダム近辺を夜中に車の窓を開けて走っていたときに聞いたことがありますが、カラスというよりはオッサンが裏声で悲鳴をあげているような感じでした。