沖縄で野鳥観察

主に沖縄本島内を歩き回っています

ゴイサギ

今回はペリカン目サギ科ゴイサギゴイサギの写真を上げていこうと思います。

沖縄では冬鳥とされていますが、一部は留鳥として留まり90年代後半から沖縄本島各地で繁殖が確認されています。

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ゴイサギ豊見城市2020年8月15日)

彼らは日没前から活動を開始するので、夕方に生息地周辺で待ち伏せするのが有効です。

本来は夜行性なのですが、台風などの悪天候が続いた直後などは空腹に耐えかねて日が高いうちから姿を見せることもあります。

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ゴイサギ豊見城市2020年8月15日)

また、5月から8月にかけて繁殖期に入り、その期間は比較的活発に動き回るので遭遇する確率が上がります。

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ゴイサギ豊見城市2020年8月15日)

赤い目と後頭部から伸びる飾り羽が美しいです。

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ゴイサギ豊見城市2020年8月15日)

この日出会ったゴイサギは 人馴れしているのか怖がらずにかなり近寄って来て私と妻を観察しているようでしたが、すぐに興味を無くし早々に飛び去ってしまいました。

 同日、同個体の動画も貼っておきます。


ゴイサギ/Black crowned night heron

 

今回はOLYMPUSのProシリーズのレンズを購入してから初めてゴイサギを撮影できました。

 

ここからは以前 エントリーモデルのレンズやネオ一眼で撮影した写真になるのでトリミングのせいもありボンヤリとした写真が続くのを了承ください。

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ゴイサギ那覇市2016年4月29日)

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ゴイサギ那覇市2016年4月29日)

那覇市内の治水用ダムで出会いました。

このダム周辺には留鳥として居着いている個体が複数居るようで、季節を問わず日が暮れたあと鳴き声が聞こえます。

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ゴイサギ豊見城市2016年8月21日)

日中はコサギなどと一緒に居るところもよく見かけます。

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ゴイサギ豊見城市2016年8月21日)

昼間は首を短く畳んでいてずんぐりとしたペンギンのような姿に見えますが実は他のペリカン目の野鳥たちと同様に長い首を持っています。動物園等でペンギンの展示スペースに外から飛んできて違和感なく混ざっている事も有るそうです。

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ゴイサギ豊見城市2017年8月16日)

首を伸ばせばこのとおり。

 

以前 与根の三角池では幼鳥にも出会いました。

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ゴイサギ:幼鳥(豊見城市2020年5月29日)

通称ホシゴイと呼ばれるゴイサギの幼鳥です。

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ゴイサギ:幼鳥(豊見城市2020年5月29日)

那覇空港に近く開発が進んでいる地区でも繁殖しているようですね。

 

余談ですが以前 私の親戚が飼っていた鯉がサギに食べられたという話を書きましたが

もしかしたらアオサギではなくゴイサギに夜のうちに食べられたのかもしれません。

ちなみに沖縄の方言ではゴイサギのことを「ゆーがらさー(夜カラス)」と呼びます。

カラスのような声で夜中に鳴くのでこのような呼び名がついたそうです。このカラスに似ているという鳴き声は 随分前ですが前述のダム近辺を夜中に車の窓を開けて走っていたときに聞いたことがありますが、カラスというよりはオッサンが裏声で悲鳴をあげているような感じでした。

 

 

 

 

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