個人的に多忙なのとコロナウイルスの影響で この所 思うようにできなかったバードウォッチングですが、先週末は午後から予定が空いたので久しぶりに金武町へ行ってきました。
とはいえ、到着したのが日没二時間前なうえ 生憎の曇天で写真撮影には向かない環境でしたが探鳥を開始することにしました。
車を降りて10分とたたないうちに妻がシロハラクイナを発見。
初めて出会えたシロハラクイナに興奮したためカメラの固定に手間取ってしまい後ろ姿しか撮影することができませんでした。
水田と畦を出たり入ったりしていたのですが上の写真を撮影した後は出てこなくなりました。私達を警戒して別の餌場に移動してしまったのでしょうか。
シロハラクイナが諦めきれなくて同じ場所に留まっていたところ妻がまた別の野鳥を見つけました。
こちらも初めて出会う野鳥でしたがどうやらリュウキュウヨシゴイの幼鳥のようです。
見つけたときは水田脇の水路にいたのですが、私達の方に向かって飛んできました。
沖縄では留鳥として年中いるわけですが、出会うのは初めてです。
私達に興味があるようです。
本来リュウキュウヨシゴイが首を上に伸ばして辺りをうかがうのは警戒行動とのことですが、 わざわざこちらに来たのは好奇心からなのでしょうか。
短いですが動画も貼っておきます。
リュウキュウヨシゴイの幼鳥/Cinnamon bittern(Young bird)
リュウキュウヨシゴイという和名がついていますが東アジア一帯にいるそうです。
シロハラクイナとリュウキュウヨシゴイに出会った後は 日が傾いてきたせいもありシャッタースピードを上げる事ができず飛翔写真は ほぼ全滅。野鳥の鳴き声もまばらになり始めてきたところでイソヒヨドリに出会いました。
近づいても逃げずにいたので その美声を動画に収めようとしばらく注視していたのですが、思い通りに行かないのが野生動物。
夕方ということもありこの日の営業は終了していたようで鳴き声一つあげません。
夕暮れに静かに佇むイソヒヨドリのすぐ近くではタイワンシロガシラが群れで騒々しく囀っていました。
日没までの時間が50分を切り、この日は夜間用の装備を持ってきていなかったので暗くなる前に駐車場に戻ることにしました。
帰りの道中、田芋の水田を眺めながら歩いているとカルガモが飛んできました。
この日は他にチュウシャクシギ、キアシシギ、リュウキュウツバメ、カワセミなどに会いました。
今回は2時間ほどしか居られませんでしたが、初めて出会えた野鳥も2種いたので なかなか充実感のある探鳥でした。欲を言えば晴れていたらなお良かったかな。