今年も梅雨入り前にアジサシ達が渡ってきました。
そこで先日 沖縄本島中部の沖縄市へアジサシの観察に行ってきました。
まず県総合運動公園隣接の比屋根(ひやごん)湿地へ。
ここは昭和62年頃に道路建設に伴う埋め立てで閉水域となり現在の環境が出来上がった湿地なのですが、マングローブが密生する環境ができあがったため付近の野鳥達のシェルターになっています。
この日はコアジサシ2羽とクロハラアジサシ1羽を確認したのですがクロハラアジサシの写真は撮れませんでした。
小魚を捕まえたコアジサシは海の方へそのまま飛び去ってしまいました。
その後運動公園の方へ陸生の野鳥を探すため移動しながら散策、そして約二時間後比屋根湿地へ戻ったのですがアジサシの姿が見えません。
そこで潮見表を確認したところ満潮 になっていたので道路を挟んで反対側の泡瀬干潟へ移動しました。
干潟へ移動すると早速 妻がコアジサシ達を見つけました。
遠浅の海岸なのですが満潮になると歩道や防波堤からでも間近に観察できます。
コアジサシ達を追いながら海岸沿いに南へ移動し再度 運動公園の敷地内へ。
休日ということもあり親子連れやカップルで賑わう公園内の砂浜でも盛んに狩りを行っているコアジサシ達。
ここで生まれた子たちなのでしょうか。人馴れしていてかなり近寄ってきます。
下の写真はトリミングしてますが実際の写真は手前3mほどの所で小学生が水遊びをしているのが写っています。それほど近くに人間がいてもさほど気にしていないように見えます。
人と野鳥の良好な関係が築けているのか仕方なくここで暮らしているのかコアジサシ達に聞かない限りは解りませんがなんだか絵になる景色に癒やされ帰路につきました。
この2日後の5月5日に沖縄は梅雨入りしました。観察するだけなら雨が降っていても構わないのですが、写真を撮るとなるとやはり晴天が好ましいですね。
これから6月中旬まで続く梅雨ですが晴れ間を逃さないように自己管理を徹底していかなければ。