イソヒヨドリです。
街なかにも多数生息していて春先などは早朝から結構な声量で美声を響かせているイソヒヨドリ。あまりにも身近すぎて普段は目を向ける事もあまりないのですが、探鳥中、手持ち無沙汰な時などついつい撮影していたりして結構な枚数の写真を持っていたりします。そういうわけでイソヒヨドリをあらためて見ていきましょう。
和名にヒヨドリと入っていますがスズメ目ヒタキ科にしているイソヒヨドリは スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属のヒヨドリとは別種の鳥です。
上の写真は今年生まれたオスの幼鳥です。少しずつオス特有の美しい青い色が出始めています。
イソヒヨドリの野生での寿命は4年から5年ほどだそうなのでこの子も次の繁殖期には美しい囀りを聞かせるのでしょう。
下の写真はメスのイソヒヨドリ。メスはオスに比べて色は地味ですが鱗模様が綺麗です。
世界的には標高の高い地域に生息するイソヒヨドリですが日本では海辺でよく見かけます。和名はそこからきているようです。
上の写真は幼鳥のようですがだいぶ成鳥に近い色合いになってきています。
食性は雑食性で昆虫や小型の爬虫類からパンくずまで何でも食べます。
雑食性だからといって人間の食べ物を与えるのは当然NG。
去年はアオハライソヒヨドリというほぼ全身が青い亜種が石垣島で確認されたそうです。一度見てみたい。
私は最近、三角池にパンくずをまいていた老人と一悶着ありました。
人間は毒物に対する耐性がかなり高いので色々な物を食べることができますが、他の動物はそうはいきません。特に加工食品は元の形や色がわからないうえに人工添加物が複数含まれるので危険です。
いろいろな団体が熱心に啓蒙活動をしているのに野生動物を餌付けをしようとする者がまだまだ多く居るのが歯がゆいですね。