探鳥シーズン真っ只中の金武町。
車で周回しているバーダーも多いのですが農耕地区なので農家の皆さんに迷惑をかけないように我々は離れたところに車を止め徒歩で散策。
20日土曜日は駐車場で早速モズに出会いました。
このあたりに居るということは知っていましたが、これまで運悪く会うことができなかったモズにいきなり出会えて幸先良し。
モズ初撮影です。2羽いたのですがもう1羽は撮影できませんでした。
鳴き声が少しずつ近づいて来ていたので待っていると やってきましたミサゴ。
早いところ探鳥スポットへ移動したいところですが次から次へと野鳥が現れるのでなかなか駐車場から移動できません。
サシバを目で追っていると遠くに別の猛禽が。
拡大してみるとハヤブサでした。
ハヤブサのせいか小鳥達の姿が見えなくなったので ようやく農地の方へ移動開始。
途中の休耕地で首をゆらゆらと首を揺らしているダイサギが。
いろいろ調べてみたのですがダイサギのこの行動は謎が多く 何のための行動なのかよく解っていないそうです。
稲の刈り入れをしているコンバインの周りを ダイサギ・チュウサギ・アマサギが取り囲んでいます。
コンバインや耕運機が通った後は昆虫や土の中の環形動物を捕まえやすくなるので付きまとうのだそうで、オペレーターが昼休みに入ったあとも農機の周りで帰ってくるのを待っていたりします。
今年もセキレイの仲間が大勢来ています。
ツメナガセキレイやキセキレイも。ただ、この時期はどのセキレイも冬羽なので色が地味ですね。
散策していると妻が畑の畦に佇むタゲリを見つけました。
このタゲリ、足をけがしているようでヒョコヒョコと辛そうに歩いています。
このタゲリに関しては別の記事にまとめます。
他のタゲリたちは茂みを挟んだ裏の区画にいました。
タゲリたちと同じ水田にはカモ達も。
他にはコガモやカルガモなどがいたのですが そんな中に見慣れないカモが。
植え付け前の泥田で泥水をかき混ぜながら採餌しているため羽が汚れていていまいち羽色が判別できません。
赤い頭と目がチラチラ見えますがなかなか頭を上げてくれず クチバシがよく見えないので判別しにくい。
やっと顔が撮れたので自宅に帰ったあとGoogleレンズで検索するとホシハジロではないかとのこと。
泥水でテカっているうえに特徴的な配色のクチバシが写っている写真を撮れなかったので断定はできませんが、頭と目が赤くて沖縄に渡ってくるカモということで暫定的にホシハジロということにしておきます。
その後帰り道で出会ったミサゴに見送られこの日の探鳥は終了。
その数日後、怪我をしたタゲリとホシハジロ(仮)が気になったので再び金武町へ。
この日は車を降りた直後クロサギに出迎えられました。
土曜日にホシハジロを見た辺りへ歩いているとミサゴとサシバのニアミスを目撃。
サシバが先にとまっていることに気づかずに近づいたミサゴ、どちらも驚いたようで2羽ともどこかへ行ってしまいました。
結局ホシハジロ(仮)には会えず帰ることに。
帰り道がてら、いつも猛禽類に大人気な電柱を確認しにいくと この日はサシバが一休みしていました。
このまま帰るのもつまらないので金武ダム公園へ移動し、ダムのフロートに集まるカワウやダム上空を周回飛行するミサゴ達を眺めて帰ることに。
腹が減ってきたので車へ戻ろうとしたとき目の前にセッカがやってきました。
300mm単焦点レンズに1.4倍テレコン装着×マイクロフォーサーズだと35mm換算で840mmになる為近すぎて撮れない。というわけでセッカが逃げないよう静かに少しずつ後ずさり距離を確保して撮影しました。
至近距離で写真をたくさん撮らせてくれたセッカに感謝しつつ探鳥を終了。
怪我をしているタゲリの顛末は別記事で書きます。
今シーズン中にホシハジロにまた会える事を祈りつつ今回の金武町散策を終えました。