前日の深酒がたたってスロースタートだったので現地へ到着した時はすでに日が昇っていてビンズイ達に会えるか不安でしたが車を降りて歩き始めると直ぐに元気な鳴き声が聞こえてきたので一安心。
鳴き声を頼りに松林の中へ入っていくと幸運にも枝の間を飛び回るビンズイ達をすぐに見つけることができました。
ビンズイは体長15㎝程の小さな鳥なうえに草地で抜群の効果を発揮するカモフラージュ柄に身を包んでいる為 地上に降りていると見つけにくいので 今回はラッキーです。
男性より女性のほうが色彩の判別や視野角に優れているので最近は妻の目に頼り切りなのですが、この日は珍しく私が先に見つけました。
今年も可愛さは変わらず。
松林内の遊歩道には家族連れや近くの中学校の運動部員などが大きな声を出しながら通り過ぎていきますがさほど気にもしていない様子。
興味がない人ほど野鳥に好かれ 興味津々で凝視するバーダーは野鳥に嫌われるものなのですが ここの野鳥達は何故か私たちの方へ自ら寄ってきます。
そんな中オスのツミの鳴き声が林の中に響き渡ります。
動画がわかりやすいのでよろしければご視聴ください。
通りかかった体育会系男子中学生達の不快な会話が被っていたので ツミが鳴いた瞬間の様子はカットしましたが、その後 採餌を中断して草むらにうずくまり捕食者をやり過ごす姿が映っています。
ツミの繁殖地でもあるこの松林で採餌する小鳥たちが 自ら人間に近寄ってくるのはツミや野良猫から身を守るためなのかもしれません。
妻のカウントではこの日のビンズイは8羽。
朝鮮半島や中国東北部などから越冬のために飛来し越冬地では少数のグループに別れて行動するそうです。
今年もビンズイ達の可愛らしい姿を堪能できて満足です。
それにしてもまたコロナウイルスの蔓延で動きがとりづらくなってきました。
前述した男子中学生達は、「マスクを着けるのは弱虫でコロナウイルスを怖がると女子にモテない」などといった事を言いながらはしゃぎまわっていました。
沖縄では事が起こると全て米軍と日本政府のせいにするのが通例ですが感情だけで行動して論理的な思考ができないという県民性も悪い事態が長引く要因の一つではないかと思います。
それにしても何時まで続くのでしょう。早く県外の探鳥地に遠征したいです。