鳥枯れの季節なら繁殖地へ行けばいいじゃない。
というわけで前回のツミ幼鳥の続きです。
松林の中を飛び回る4羽の幼鳥ですが4羽ともしきりに鳴き続けていました。
他の兄弟達を追い払おうとしているのか、親鳥に餌をねだっているのか延々と鳴いています。
成鳥達も近くに居るのですが積極的に世話をしようとはしません。独り立ちを促しているのでしょう。
余談ですが、以前県外にいた頃 ある友人が「沖縄に松林なんかあるのかよ」という内容の発言をしていました。インターネットが普及する前の話とはいえ彼の頭の中にはヤシの木とハイビスカスのイメージしかなかったのでしょう
幼鳥は経験不足から警戒心が弱のでかなり近寄らせてくれます。
近くで見ると所々綿毛が残っていますね。
1時間以上鳴き続けていたので疲れたのか少し大人しくなってきました。
羽の生え変わり中なので むず痒いのでしょう。鳴いていないときは熱心に羽繕いをしています。
羽繕いを続けながらも周りが気になる幼鳥達。
獲物が見つからずに苛ついているようですが 捕食者がここにいますよとアピールしていては小鳥たちも逃げ出すというもの。
蝉の羽が嘴に引っかかっているけど気がついていない様子。
4羽とも急に静かになったので私達もこのあたりで観察を切り上げる事に。
まだ巣の近くをウロウロしていますが、自分の縄張りを見つけるために飛び立って行くのも間近。次はこの中のどの子がここに帰って来るのでしょう。
来年は巣立ちの瞬間を見れるといいなぁ。