園内の人工池にキンクロハジロが渡ってきたとのことなので 沖縄こどもの国に行ってきました。
妻が平日の休みを取得したのでそれに合わせての訪問なのですが この日の天気は小雨交じりの曇天で、他の場所ならテンションが下がってしまうところですがここでは それが逆に好都合。人気の少ない静かな園内はあちらこちらから野鳥の囀りが聞こえてきてキンクロハジロ
以外の野鳥にも期待が高まります。
開園とともに入園したら動物展示エリアをスルーしてまっすぐ池の方へ行くと今年も群れで
居ましたキンクロハジロ。
実際はこの前々日に私一人で偵察済みではありましたが。
その偵察の際に撮影した動画です。
Canon PowerShot ZOOM での撮影なので画質はいまいち。
妻がキンクロハジロの群れの間を泳ぎ回るカイツブリを見つけました。
釣り堀の受付付近にゴイサギも2羽。
このゴイサギ達は人馴れしているようで5mまで近づいても逃げなかったのですが、35mm換算で840mm相当の単焦点レンズには近すぎたので少し下がって撮影。
1羽はねぐらに帰って行ったのですがもう1羽は眠そうではあるものの私達が帰るまで
同じ場所に留まっていました。
さてこの日の目的であるキンクロハジロですがその群れの中にメスのスズガモが1羽混ざっていました。
クチバシの付け根が白いのと後頭部から伸びる冠羽が無いのがキンクロハジロとの判別
ポイントです。
キンクロハジロ達を眺めているところへシロハラクイナが飛んできました。
臆病なシロハラクイナが向こうから私達の目の前に現れたので驚きました。
その後も長居してくれ結構な枚数の写真を撮影できたのでシロハラクイナは単体で別記事に
まとめます。
そんなときすぐ近くでオオバンのバトルが始まった為シロハラクイナは退散してしまいました。
バトルは右側のオオバンの負け。水面を走って逃げていきます。
気が立っているのか勝った方のオオバンが負けた方を追撃。
それはそうとオオバンの足ってなんだかカッコいいですね。
シロハラクイナに気を取られていましたが目的のキンクロハジロです。
夏の終わりに その存在を認知した 翼に障害を持っていて飛べずに園に居残っていたオスの
キンクロハジロを探していたのですが群れの中には見つけられずにいたのですが、その子は池の反対側で何故かバリケンと一緒に居ました。
私達に気づいて近寄ってきますが何故か一直線に妻の方へ向かっていきます。
女性の方が餌を与えてくれる確率が高いのを学習しているような気がします。
この子は下の写真を見ると解るように右の翼が全く動かせないようです。
同族に虐められているのか 単独で行動していようですが他のキンクロハジロより毛艶がいいし
心なしかポッチャリしているような…
野鳥に餌付けは ご法度なのは承知しているはずですが近くをゆらゆらと泳ぎ回りながら顔を
上げ視線を合わせてくる姿に ついに妻が根負けして餌を買ってきてしまいました。
満腹になったらさっさとバリケンの横へ戻っていくキンクロハジロ。 あざとい…
キンクロハジロを見送るその先にシロハラクイナが飛んできました。
そして他のキンクロハジロ達も釣り堀の方から野鳥観察デッキの方へ移動してきます。
沖縄こどもの国の順路的に10:30~11:00頃に人の流れがこのエリアに到達するので餌を
強請ることができると理解しているように見えて仕方ありません。
カイツブリ達も移動してきましたが彼らは主に動物食で鯉の餌には興味が無いはずなので
たまたまでしょう。
カイツブリは雌雄の判別が難しいので断言はできませんが番のようです。
それにしても天気の悪い平日の動物園はいいものですね。3時間弱の滞在でしたが十分に
楽しめました。
あ、カワウの写真を撮り忘れた…