沖縄で野鳥観察

主に沖縄本島内を歩き回っています

首里城公園のバリケン

5月ももう終わりですね。

 

沖縄は台風の接近で天候が崩れ始めました。

 

そんな週末、数日前に車で通りかかった時にちらりと見えた池の水面を進む黄色いモフモフ達に会うために首里城公園内の龍潭池に妻と一緒に行ってきました。

 

龍潭池は数年前からノバリケンだらけで彼らは只今絶賛子育て中。

バリケン那覇市2023年5月28日)

ここのバリケンは公園が飼育しているわけではなく、食用として持ち込まれたものが逃げ出して野生化して住み着いているとのこと。


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このバリケンですが原産は南米のカモの仲間でそちらを「ノバリケン」、 それらを家禽化したものを「バリケン」と呼ぶそうで野生種は全身が緑がかった光沢のある黒で飼育種は黒・白・その中間と様々。

 

下の写真の子は一人っ子のよう。

バリケン那覇市2023年5月28日)

近寄ってきた野猫を親鳥が威嚇していますが雛は危機感が薄く呑気に座っています。

バリケン那覇市2023年5月28日)

猫はバリケン親子をスルーして去っていきました。

 

上池の方には先に生まれた雛たちが固まって寝る体制に入り親鳥達がその周りに立ち、辺りを警戒監視。

バリケン那覇市2023年5月28日)

動画も貼っておきます。


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池の外周にある遊歩道もバリケン達が占領しています。

バリケン那覇市2023年5月28日)

こちらは子沢山。

 

バリケンは一夫多妻でメスは一度に8~15個の卵を生むそうで、この成鳥の周りでは13羽のヒナが歩き回っていました。

バリケン那覇市2023年5月28日)

遊歩道がモフモフだらけで可愛さに悶絶。

 

野生化しているとはいえ元は家禽だった名残なのか人間を怖がらないので私達の足元を親鳥と一緒に通り抜けていきます。

バリケン那覇市2023年5月28日)

カモの仲間としては珍しく樹上に巣を作るという情報を失念していて探すことなく帰ってきてしまったので来年の繁殖期は確認してみようと思います。

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