写真の在庫が無くなったので、下書きのまま半年以上放置していたシマキンパラの纏め記事を書き上げることにしました。
このスズメ目 カエデチョウ科のシマキンパラですが、1980年代後半から野外での目撃が報告されている外来種です。
草木の種子を好んで食べるためイネ科の植物が生えているところなら何処にでもやってきます。
本来はインドから中国南部にかけての広い地域にまたがって生息しているシマキンパラですが、沖縄本島では1988年に繁殖が確認されてからというもの急速に生息数を増やし今に至ります。
原産地では通年繁殖ですが沖縄では3月から7月頃に繁殖するといわれています。
侵入の経緯ですが愛玩用に移入されたものが放鳥されて繁殖しているのではないかとのことで、近年沖縄島への定着が確認されたため生態系への影響が懸念されています。
カワイイんですけどね…
動画は成鳥と幼鳥で、親子ではないかと思われます。
幼鳥はしきりに成鳥の気をひこうとしています。
前述しましたが熱帯性のイネ科の雑草などを好んで食べます。
ちなみに この写真で彼らが食べている雑草も外来種。
10年ほど前から都心部の公園などでも見かけるようになってきました。
一昨年頃までは 自宅の庭でも見かけたのですが、父が長年 放置していて荒れ放題だった庭を 私が整備してスッキリさせた直後から来なくなりました。
動画は車道脇の植え込みにて集団で採餌するシマキンパラの様子です。
穂を加えてタイプライターのように実をこそぎとっていく様が面白いですね。
日中は20~30羽ほどの群れで行動している姿を目にします。
穂先に食いつこうとしている幼鳥。
巣立ったあとは若い世代で集まって行動しているのでしょうか。幼鳥だけのグループもたまに見かけます。
行動が多彩で見ていて飽きないシマキンパラなんですが、本来はここにいてはいけない野鳥なんですよねぇ…