沖縄で野鳥観察

主に沖縄本島内を歩き回っています

アマサギも冬羽へ

頭部や背を彩っていた鮮やかな亜麻色(橙色)が抜け、全身が白い冬羽へと移り変わるアマサギ。
その姿を目にすると、今年も夏が終わりを告げたのだと実感します。

 

先日、金武町の芋畑に集まっていたアマサギたちを撮影してきました。その時の様子と羽色の移り変わりについての観察記録をまとめます。

アマサギ(金武町2026年10月17日)

アマサギの換羽(羽の生え変わり)は、繁殖期が終わりを迎える8月頃からスタート。
9月に入ると換羽が本格化し、農地や休耕田では夏羽と冬羽が混ざり合った「まだら模様」の個体が目立つようになります。

アマサギ(金武町2026年10月17日)

換羽の進み具合には個体差があり、9月下旬を過ぎても亜麻色が強く残る個体もいれば一足早く真っ白になる個体も。

アマサギ(金武町2026年10月17日)


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アマサギ(金武町2026年10月17日)

今回撮影した群れにも(2026年10月17日撮影)も、頭頂部にほんのりと亜麻色が残る姿を見せてくれた個体も。

 

年間を通してみる羽色の変化

  • 秋〜冬(8月〜10月頃):夏羽から冬羽へ。亜麻色が抜け、全身が白い冬羽へと変化。

  • 春〜夏(3月〜4月頃):冬羽から夏羽へ。頭部・胸部・背中に美しい飾羽が出現。繁殖のピークには、くちばしや脚などの裸出部が鮮やかな赤みを帯びる「婚姻色」に。

アマサギは沖縄では本来、旅鳥や冬鳥として知られる存在。 しかし最近では越夏する個体も多く、1年を通して羽色の移り変わりを楽しめる魅力的な野鳥です。

 

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野鳥観察と地域交流の記録|秋の金武町で撮影した鳥たち

バードウォッチングが2週間ぶりとなってしまった先週末、再び金武町の芋畑へ足を運びました。 

このところ億首川周辺よりもブルービーチ側を歩くことが多いが、今回もこの一帯でたくさんの野鳥たちに出会うことができたので写真を公開していきます。

 

今年も農道を歩いていると、足元からタシギが次々と飛び出してくる季節になりました。

タシギ(金武町2026年10月17日)

じっとしていれば絶対に気づかれないのに、人の気配を察知すると つい慌てて飛び出してしまうタシギ達。

タシギ(金武町2026年10月17日)

今年は渡来が早かったタシギだが、また来年4月頃まであちこちで見かけることになりそうです。

 

用水路や水辺では、コサギの姿も心なし増えたように感じます。

コサギ(金武町2026年10月17日)

沖縄のコサギは基本冬鳥ですが島内でも一部に繁殖記録があり、春先には頭に長い飾り羽が出現して目元や足先が色づく婚姻色になったコサギの姿もみられ、金武町周辺では繁殖期に入ると こうした越夏個体も確認できます。

 

冬羽では頭の黒斑がヘッドホンのように見えるハジロクロハラアジサシの姿も。

ハジロクロハラアジサシ(金武町2026年10月17日)

この日確認できたのは写真の1羽のみ。基本は旅鳥だが、先月撮影したのと同一個体であれば このまま南下せずに沖縄本島で越冬するのかもしれません。

 

そして今回、撮影後の判定に一番手間取ったのがこのチュウジシギ。

チュウジシギ(金武町2026年10月17日)
  • 翼の裏(下雨覆・腋羽)のきれいな縞模様
    • タシギのように白く抜けない。
    • 黒褐色の細かい模様が密に入っている。
  • 翼の後ろ側に「白い帯」がない
    • タシギやオオジシギにある「次列風切先端の目立つ白帯」が欠如。
    • 飛翔時に翼の後ろのフチまで一様に暗色をしている。
  • アイスピックのような嘴(くちばし)と角張った頭
    • タシギに比べて嘴がやや短く、根元ががっしり太い。
    • おでこが少し角張った台形に近い顔つき。

こうした特徴を一つずつ精査し、ようやくチュウジシギと判断に至りました。やはりジシギの識別は奥が深いですね。

 

水路では、アオアシシギがトンボを捕食している場面に遭遇。

アオアシシギ(金武町2026年10月17日)

どうやって捕まえたのだろう。瞬間を見逃したのが少し惜しい。

 

ハジロクロハラアジサシがいれば、もちろんクロハラアジサシもいます。

クロハラアジサシ(金武町2026年10月17日)

今回は前回(9月12日)より3羽少ない5羽を確認。彼らもハジロクロハラアジサシ同様に、このままこの地に留まるのだろうか。

 

ダイサギも越夏組と渡り組が合流する時期ですが、この日は2羽ほどしか確認できませんでした。

ダイサギ(金武町2026年10月17日)

 

完全に定着した外来種のシマキンパラ。

シマキンパラ(金武町2026年10月17日)

水田の稲や草の実を美味しそうについばんでいる。中には幼鳥の姿もありました。

 

すっかり地味な冬羽へと衣替えを済ませたアマサギたちも。

アマサギ(金武町2026年10月17日)

広域に散らばっているため全体の数を数えることはできませんでしたが、一度に確認できた最大数は20羽。

 

今回はあまり近くに来てくれなかったサシバも。

サシバ(金武町2026年10月17日)

上空や電柱周りでは 縄張りを主張するように2羽のサシバが鳴き交わし、水場からは少し離れていたがミサゴの姿も。

ミサゴ(金武町2026年10月17日)

胸の模様や翼開長からオスではないかと思われますが、あまり判定に自信がありません。


チョウゲンボウが積極的に狩りをしている様子も確認。

チョウゲンボウ♀(金武町2026年10月17日)

この一帯は彼女の縄張りのようで、他のチョウゲンボウの姿は確認できませんでした。

 

そして何よりの収穫は、1年ぶりに地元のバーダー・K氏に再会できたことだ。 毎回お名前を聞きそびれていたため、今回は妻と「次に会ったら必ずお名前を聞こう」と決めており、まず挨拶と共にお名前を伺うことから始めた。今回も貴重なローカル情報をたくさん教えていただき、とても有意義な情報交換となりました。

 

また金武町のフィールドでK氏にお会いできるのが、楽しみです。

 

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昼休み中の鳥見

買った弁当を海が見える場所で食べようと、与那原町板良敷の「イノー」へ車を走らせました。
(※イノーとは琉球諸島の方言で、サンゴ礁に囲まれた浅い海である礁池のこと)

 

少し時間があったので、いつもカバンに入れている簡易鳥見セットで探鳥開始。

 

干潮で岩礁が大きく水面に顔を出すコンディションだったけど、これといって目を引く野鳥の姿はなくアオサギがのんびりと飛び去るのみ。

アオサギ(与那原町2026年10月6日)

昼食を終えてもまだ時間に余裕があったため、5分ほど車を走らせて南城市の佐敷干潟を一望できるポイントへ移動しました。

 

今シーズンも渡ってきたミサゴが、遠浅の海岸上空をぐるぐると周回している。

ミサゴ(南城市2026年10月6日)

ただ、流石にこれほど水深が浅くてはダイブして狩りをするには危険だと判断したのか、ある程度水深のある沖の方へと飛び去っていきました。

 

干潟を見渡すと、新たにダイサギたちが渡ってきており、夏場から残る越夏組と合流しているようにみえます。

ダイサギ(南城市2026年10月6日)

最初にいた5羽のところに、後から11羽が合流して総勢16羽に。代わる代わる風に乗ってふわりふわりとホバリングを繰り広げます。


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ダイサギ(南城市2026年10月6日)

その優雅に舞う姿があまりにも美しく、思わず時間を忘れて見入ってしまいました。

 

秋から冬にかけて沖縄本島にやってくるダイサギの群れは、主に北国から南下してくる冬鳥や旅鳥(亜種チュウダイサギやオオダイサギなど)。

  • 主な目的: 越冬、または南へ向かう途中の休息(中継地としての利用)

  • 時期の特徴: 10月頃から数が増え始め、羽地内海などの豊かな干潟やイノーにまとまった群れが姿を現す

北方の厳しい寒さを避け、沖縄の温暖な環境や豊富なエサを求めて飛来する彼ら。

 ちょっとした寄り道で見つけた美しい光景が、本格的な冬の足音をそっと教えてくれたように感じました。

 

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チョウゲンボウも渡来(2026年10月上旬)

サシバと同様に今年もチョウゲンボウが沖縄本島にやってきました。

 

例年通りなら飛来しているだろうとは思いつつそこまで期待していなかったのですが、おもいかけず観察のチャンスを得ました。

 

チョウゲンボウは本州の平野部などでは年間を通して留鳥として定住・繁殖する姿も見られるそうですが、沖縄本島においては主に「冬鳥」(一部は立ち寄りのみの「旅鳥」)として渡来します。沖縄での定住や繁殖は確認されていません。

 

この日最初に出会ったのは、メスを激しく攻撃するオスの姿。

チョウゲンボウ(国頭村2026年10月3日)

沖縄で過ごす秋から冬にかけての期間は、チョウゲンボウにとって「非繁殖期」にあたります。春から夏にかけて見せるペアでの仲睦まじい姿(沖縄住まいの私は見たことがありませんが)とは一変し、この時期の雌雄の関係性は非常にドライです。

 

非繁殖期は繁殖・子育ての必要がないため、オスとメスが一緒に行動することは一切ありません。単独で生活し、個々に狩りを行います。

チョウゲンボウ♂(国頭村2026年10月3日)

冬の間、生き残るために最も重要なのは十分な獲物を確保すること。そのため、1羽ごとに独自の越冬なわばりを形成します。

オスとメスであっても容赦はなく、見晴らしの良い電柱や獲物が豊富な好ポイントを巡りお互いを追い払い合うような対立関係になることもよくあります。

 

オスとメスで羽色が大きく異なり、見分けは比較的簡単。オスは頭部から尾にかけて美しい青灰色の羽で覆われ 背中は赤褐色に黒い斑点が散らばります。

一方のメスは全体的に茶褐色が強く、背中や尾羽に黒い帯状の網目模様が入る落ち着いた装い。

 

牧草地周辺で出会ったのは、その落ち着いた装いのメスでした。

チョウゲンボウ♀(国頭村2026年10月3日)

この周辺では一番高い建物の屋根に陣取り、牧草地の獲物めがけてダイブ。

 

 

チョウゲンボウ最大の特徴といえば、羽を細かく羽ばたかせて空中に静止する「ホバリング飛翔」。しかしこの個体は、牧草地を見渡せる人工物を活用し、体力を激しく消耗するホバリングを賢く回避しているようです。

チョウゲンボウ♀(国頭村2026年10月3日)

主なターゲットは、サトウキビ畑や草地に潜むバッタなどの昆虫類、小型爬虫類、両生類及び小型の鳥類やネズミ等で、農耕地を中心とした開けた環境を好むハンターです。

 

下の2枚の写真は妻がNikonP950 で撮影した同一個体。

チョウゲンボウ♀(国頭村2026年10月3日)

見られていることに気づいたようで、こちらを気にしています。


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しばらく換気扇フードにとまって牧草地を見回していましたが、見切りをつけたのか唐突に飛び立ちました。

チョウゲンボウ♀(国頭村2026年10月3日)

狩りが上手くいかないのか、移動体通信基地局のアンテナへ移動。

チョウゲンボウ♀(国頭村2026年10月3日)

しかしそこも気に入らなかったようで、さらに場所を変えて飛んでいってしまいました。

 

牧草地の周辺に電柱や高い建物が豊富なこの場所では不要なのか、この日は一度もホバリングを見ることができませんでした。環境に合わせて狩りのスタイルを柔軟に変える巧みさが伺えます。

 

冬の沖縄本島で電柱のてっぺんや空中に静止する小柄な猛禽を見かけたら、それは遠く北から海を渡ってきたチョウゲンボウかもしれません。

 

【今回の参照元】

○環境省 やんばる野生生物保護センター ウフギ館『山地・森林の鳥 / 冬鳥・旅鳥ガイド』

○国立科学博物館 日本の鳥類生態図鑑(チョウゲンボウの分類・雌雄の羽色・生態)

 

 

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サシバの秋渡り

今年もまた、沖縄にサシバの秋渡りの季節が巡ってきた。

 

例年、台風の通過と連動して姿を現すため気を張っていたのですが週末の遠征を待つまでもなく、今年は玄関を開けた瞬間に目の前の電線でテリトリーコールを上げる個体を目撃(10月1日)。

拍子抜けしつつも気を取り直し、週末土曜日は国頭村の比地川周辺へ向かいました。

サシバ幼鳥(国頭村2026年10月3日)

現地で最初に出会ったのは、カラスの縄張りに迷い込んでしまい猛追を受けるサシバの幼鳥。若い個体ならではの試練の光景だですね。

 

沖縄本島を通過するサシバのルートと観察ポイント

サシバの渡りのピークは毎年10月中旬。寒冷前線が通過した後、心地よい北風が吹く晴天の日に集団で飛来します。

沖縄本島は彼らにとって重要な中継地で一部はそのまま本島内で越冬するが、多くは翼を休めたあと宮古諸島や八重山諸島を経由してさらに南下を続けていく。

  • 残波岬(読谷村): 東シナ海へ向けて一斉に飛び立つ群れを拝める代表的なポイント。

  • 名護岳・喜如嘉(名護市・大宜味村): やんばるの山並みを越えて南下するルート。

一般的にはこうした山間部や岬が名所とされますが、那覇市中心部の公園や住宅地の電柱など、街中の身近な場所でも越冬組の姿を見かけることができます。

サシバ(国頭村2026年10月3日)

この日は15羽程度の小規模なものであったが、上空で旋回する鷹柱を確認しました。

 

鷹柱とは上昇気流に乗り 多数のサシバが渦を巻くように上昇する現象で、羽ばたきを最小限に抑え 上空高くへ一気に高度を稼ぐ省エネの移動手段。

十分な高さに達すると 次の気流を求めて滑空を開始しこれが繰り返されることで 長距離の渡りが可能となります。

サシバ(国頭村2026年10月3日)

季節風「ミーニシ(新北風)」と「寒露風(カンルカジ)」

沖縄では、寒露(10月8日頃)の時期に初めて吹き抜ける爽やかな北風を「ミーニシ(新北風)」と呼びます。

この風に乗って宮古島などへ渡っていく姿は秋の風物詩だ。

 

また、この時期の強い季節風は別のニュアンスで「寒露風(カンルカジ)」とも表現され、竹富島の古い俚諺にはこのような言葉が残ります。

「寒露ぬ台風や地ぬ底に吹き通すん」 (寒露風は地を這うように強く吹き抜ける)

本格的な秋冬の到来と、風の凄まじさを今に伝える先人の教えです。

サシバ(国頭村2026年10月3日)

10月5日から6日にかけ、寒冷前線が沖縄本島を通過し、前線通過に伴って爽やかなミーニシが吹き込み すっきりとした秋晴れの気圧配置へ移行しました。

 

只今、台風で足留めされていたサシバの大群が一斉に南下を開始し、残波岬や名護岳周辺で大規模な鷹柱が期待できる最高のコンディションが整っています。

 

今週末は残波岬で海越えを狙うか、名護岳で山越えを追うか、贅沢な悩みに頭を抱えています。

 

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鳥見の秋を満喫する国頭村の探鳥日記

10月最初の土曜日は国頭村の比地川周辺を歩き回って探鳥してきました。

 

駐車場に車を駐め車外へ出たとたん特徴的なサシバの鳴き声が聞こえてきた。

 

実はこの2日前、那覇市の自宅玄関前の電線でテリトリーコールを上げる個体を目撃していましたが、今シーズンの撮影第1号はこの国頭村の個体となった。
35mm換算1200mm相当の超望遠でも限界に近い遠さだったが、秋の気配を強く感じさせる嬉しい出会いです。

サシバ(国頭村2026年10月3日)

そのサシバのすぐ近くでは、オスのチョウゲンボウがメスを激しく追い払う激しい空中戦が展開されていました。

チョウゲンボウ(国頭村2026年10月3日)

繁殖期を終えた彼らにとって、これからは一回り大きい餌場を巡るライバル同士。
この日は他にも複数の個体に遭遇できたため、チョウゲンボウの詳細は後日別記事でまとめます。

 

農地に移動し川面に視線を落とすと、バンの若鳥が1羽。

バン幼鳥(国頭村2026年10月3日)

以前この周辺で見かけた成鳥の子供だろうか。順調に成長している様子が覗えます。

 

さらに水田の際を歩くと、独特の鳴き声を上げながらタシギが飛び出してきた。

タシギ(国頭村2026年10月3日)

渡り途中に立ち寄る旅鳥のタシギたち。一部は沖縄本島でそのまま越冬するため、来春まで各地の湿地や水田で楽しませてくれるはず。

 

農地周辺では、外来種であるシマキンパラの群れにも遭遇。

シマキンパラ(国頭村2026年10月3日)

舗装路の脇に降り立ち、消化を助けるための砂粒(砂嚢用)を懸命に補給していました。

 

すぐ近くの枝にはリュウキュウヒヨドリの姿も。

リュウキュウヒヨドリ(国頭村2026年10月3日)

一通り農地を巡り、新たに有望な猛禽観察ポイントを開拓しながら川沿いを移動していた時のこと。 上空にサシバたちが次々と集まり始め、規模は小さいながらも綺麗なタカ柱を形成し始めた。

サシバ(国頭村2026年10月3日)

空を舞うサシバたちの雄姿についても、チョウゲンボウ同様に別記事でじっくり紹介する予定です。

 

久々の国頭村での鳥見は、渡りの活発化を肌で実感する最高のスタートとなった。

今年もいよいよ、胸が高鳴る秋の探鳥シーズンの開幕です。

 

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2026年9月の野鳥

今回は台風の合間を縫って巡った金武町から沖縄市への1ヶ月分の探鳥記。


秋渡りの本格化に伴い、初見種や珍しい白変個体、ナイトズーでの夜行性鳥類まで、濃密な出会いが連続した記録をまとめました。

 

1. 金武町(9月12日):秋渡りの第一波と初見の野鳥

長引く天候不良を抜け、億首川から丘を越えたブルービーチ周辺へ。

 農道では相変わらずセッカが元気にテリトリーコールを上げ、賑やかな朝でした。

セッカ(金武町2026年9月12日)

この日のハイライトは芋畑上空。 8羽のクロハラアジサシの群れの中に、ひと際違和感を放つ1羽。 翼上面の白さと華奢なクチバシから、初見となるハジロクロハラアジサシ(幼鳥/第1回冬羽)であることを確認した。

ハジロクロハラアジサシ・クロハラアジサシ(金武町2026年9月12日)

ハジロクロハラアジサシ・クロハラアジサシ(金武町2026年9月12日)

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さらに移動中、畑の畔に佇むツバメチドリの幼鳥にも遭遇。 本島で鳥見を始めて以来すれ違いが続いていた本種との念願の初対面となり、実り多き一日となりました。

ツバメチドリ(金武町2026年9月12日)

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2. 金武町(9月19日):単独探鳥と翼を白く染めた渡りツバメ

妻の体調不良に伴い、数年ぶりに単独で金武町へ。

普段見落としがちな変化に気を配りつつ農地を進むと、渡り途中の本種ツバメ(旅鳥)がリュウキュウツバメ(留鳥)に混ざって飛来していました。

ツバメ(金武町2026年9月19日)

その中の1羽が、翼の一部が白く抜けた貴重な部分白変(ルーシズム)個体。

自然界で生き抜くにはハンデとなる体色だが、たくましく南へ渡っていく姿に思わず立ち止まり見入りました。

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さらにブルービーチ側の用水路では、秋の渡り途中であるウズラシギの小集団を捉えることにも成功。

ウズラシギ(金武町2026年9月19日)

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3. 沖縄こどもの国(9月20日)

 

シルバーウィーク後半は、沖縄こどもの国の「ナイトズー」へ。
日没直前、釣り堀池で動き出した3羽のゴイサギを観察しました。

ゴイサギ(沖縄こどもの国2026年9月20日)

かつて沖縄では「冬鳥」扱いだった本種も、ここ30年で定住化が進み、現在は留鳥と冬鳥が混在しています。

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こどもの国には他にも野鳥が住み着いていますが、この日ゴイサギの他に確認できたのはオスのカワセミ1羽のみ。

カワセミ♂(沖縄こどもの国2026年9月20日)

まだまだ暑い沖縄ですが、暦の上の秋の深まりとともに 冬鳥達の到着でますます賑やかさを増してきています。

 

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