先々週は体調不良でバードウォッチングをお休みしましたが その翌週の先週末は妻がダウン。
付きっきりで看病する必要は無いとのことだったので一人で鳥見に出かけようと思ったものの遠出するとなにかあった時 家に帰るのに手間取るかと思い、近場で良い場所はないかと考えを巡らせていたところ 近所で数年前から気になっていた場所を思い出し そこに行ってみることにしました。
そこは住宅地にある中規模な公園なのですが、
1、高低差がある
2、松林がある
3、周囲を高層物件に囲まれていて幹線道路から隠されている
4、水場がある
5、芝生の広場がある
と、猛禽類が好みそうな条件が揃っていて、今まで前を車で素通りするだけで公園の中に入ったことが無かったのがもったいなく感じる場所でした。
到着後すぐに公園内のリュウキュウマツの林で猛禽が残したものと思われるバードサインを発見。
バードサインを見分していると近くでツミの鳴き声が聞こえはじめたので、上空から見えないように東屋に隠れて待ち伏せることにしました。
待つこと10分、狙った場所にメスのツミがやってきました。
ここはツミが営巣する可能性が高いので、今回は市町村名と 場所を特定できそうな建物が写っている写真は掲載を見送りますのであしからず。
遠くから長音を含むオスの鳴き声が聞こえ、それに答えてこのメスも鳴き返します。
動画も撮影してきたのでよろしければどうぞ。
ツミ達は 那覇の中心部である牧志地区にあった私の生家の庭にもやって来るくらいだったので現在の住まいである郊外にも居るだろうとは思っていましたが、こんなに近くにいるとは。
本州でも市街地での繁殖が確認されたツミですが、ここ沖縄本島中南部では1990年代頃から市街地での繁殖が確認され 現在進行系で都市鳥化が進んでいるということです。
私のような素人の考えでは 彼らにとって住みやすいのであればそれで良いのではと考えてしまうのですが、機会があれば専門家に都市環境やツミ自身についての影響について意見を聞きたいものです。
さて、今回は一人でいってきたのですが 写真を見た妻が行きたがっているので、近所だし週末にでも散歩がてら一緒に行ってみようかな。