沖縄で野鳥観察

主に沖縄本島内を歩き回っています

キョウジョシギとメダイチドリ

豊見城市豊崎でのバードウォッチングで撮影してきたメダイチドリキョウジョシギの写真が結構あるのでまとめてみようと思います。

 

まずはキョウジョシギの写真から。

キョウジョシギ豊見城市2024年3月17日)

少し明るい羽色になってきていますが、全体的には まだまだ冬の装いです。

 

動画も撮影。

護岸の波打ち際で餌を探して歩き回るキョウジョシギ。 波が打ち寄せる度に驚いて飛び上がる様が可愛いですね。


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そしてメダイチドリ達の写真も。

メダイチドリ豊見城市2024年3月17日)

メダイチドリ達も夏羽への衣替えを始めています。

 

去年は 同じ場所でオオメダイチドリを見かけたので、紛れていないか探してみたのですが見つけることはできませんでした。

 

メダイチドリの動画も撮影したのでよろしければ御覧ください。


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メダイチドリ達はくつろぎたい様ですがそこに突っ込んでいって邪魔をするキョウジョシギ

キョウジョシギ豊見城市2024年3月17日)

メダイチドリは迷惑そうにしていますが、それでも一緒にいるということは何らかのメリットがあるのでしょうね。

メダイチドリ豊見城市2024年3月17日)

沖縄には近縁種のチベットメダイチドリも飛来するそうですが今だ目にしたことはありません。

メダイチドリキョウジョシギ豊見城市2024年3月17日)

メダイチドリキョウジョシギどちらも沖縄では冬鳥とされていますが、沖縄を留守にしている期間が真夏の1~2ヶ月なので まるで留鳥のように年中目にしているような錯覚を覚えます。

 

また1ヶ月後に会いに行って夏羽を見せてもらうことにします。

 

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春の豊崎

先週末の土曜日は近所でツミを愛でて終わったのですが、翌日曜日は妻の体調も少し落ち着き遠出しても大丈夫かと思い、少しだけ足を伸ばして豊見城市豊崎まで行ってきました。

 

どちらかというとバードウォッチングというよりはウォーキングを目的としていたつもりだったのですがバーダーの性といいましょうか 野鳥を見るたびに足を止めるので継続的な有酸素運動とはならず ゆるい散歩となってしまいました。

メダイチドリキョウジョシギ豊見城市2024年3月17日)

前回訪れたときと同じ場所でチドリの混群を見つけました。

メダイチドリ豊見城市2024年3月17日)

チドリたちも羽色が色づき始めていて繁殖期に向けてウォーミングアップを始めています。

シロチドリ(豊見城市2024年3月17日)

今回はメダイチドリが多く、シロチドリは少なめ。

メダイチドリ豊見城市2024年3月17日)

眺めていたチドリの混群は飛んできたクロサギに蹴散らされてどこかへ逃げて行ってしまいました。

クロサギ豊見城市2024年3月17日)

海浜公園から少し移動して干潟の方へ行くことにします。

カワウ(豊見城市2024年3月17日)

満潮で水没している干潟の中央部にある島はカワウの群れに占領されています。

カワウ(豊見城市2024年3月17日)

このひ豊崎干潟に居たのは80羽ほどの群れですが これでもカワウの群れとしては小規模な部類に入るそうで、カワウの急激な増加がアチラコチラで問題になり始めているとのことです。


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まだまだ増える気満々なようで婚姻色が出ていますね。

 

カワウの害といえば糞害が真っ先に浮かびます。

ここもよく見るとカワウの糞で白くなっている場所がチラホラ。

カワウ(豊見城市2024年3月17日)

肉は臭くて食えないし、羽毛は防水性も保温性もないので使い道がないと、商業的な利用価値のないカワウ。

急に数を増やした原因は治水事業に伴うダムの増加でカワウの繁殖地が増えたせいではないかと言われています。

 

それにしても一人バードウォッチングはつまらない。

妻の体調も回復したので今週末は 半月ぶりに二人で出かけることができそうです。

 

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猛禽の都市化

先々週は体調不良でバードウォッチングをお休みしましたが その翌週の先週末は妻がダウン。

 

付きっきりで看病する必要は無いとのことだったので一人で鳥見に出かけようと思ったものの遠出するとなにかあった時 家に帰るのに手間取るかと思い、近場で良い場所はないかと考えを巡らせていたところ 近所で数年前から気になっていた場所を思い出し そこに行ってみることにしました。

 

そこは住宅地にある中規模な公園なのですが、

1、高低差がある 

2、松林がある 

3、周囲を高層物件に囲まれていて幹線道路から隠されている 

4、水場がある 

5、芝生の広場がある

と、猛禽類が好みそうな条件が揃っていて、今まで前を車で素通りするだけで公園の中に入ったことが無かったのがもったいなく感じる場所でした。

 

到着後すぐに公園内のリュウキュウマツの林で猛禽が残したものと思われるバードサインを発見。

バードサインを見分していると近くでツミの鳴き声が聞こえはじめたので、上空から見えないように東屋に隠れて待ち伏せることにしました。

待つこと10分、狙った場所にメスのツミがやってきました。

ツミ♀(2024年3月16日)

ここはツミが営巣する可能性が高いので、今回は市町村名と 場所を特定できそうな建物が写っている写真は掲載を見送りますのであしからず。

 

遠くから長音を含むオスの鳴き声が聞こえ、それに答えてこのメスも鳴き返します。

ツミ♀(2024年3月16日)

動画も撮影してきたのでよろしければどうぞ。


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ツミ達は 那覇の中心部である牧志地区にあった私の生家の庭にもやって来るくらいだったので現在の住まいである郊外にも居るだろうとは思っていましたが、こんなに近くにいるとは。

ツミ♀(2024年3月16日)

本州でも市街地での繁殖が確認されたツミですが、ここ沖縄本島中南部では1990年代頃から市街地での繁殖が確認され 現在進行系で都市鳥化が進んでいるということです。

 

私のような素人の考えでは 彼らにとって住みやすいのであればそれで良いのではと考えてしまうのですが、機会があれば専門家に都市環境やツミ自身についての影響について意見を聞きたいものです。

 

さて、今回は一人でいってきたのですが 写真を見た妻が行きたがっているので、近所だし週末にでも散歩がてら一緒に行ってみようかな。

 

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シベリアオオハシシギ(2019年撮影)

前の記事でも少し触れたのですが、写真のデータがPCのストレージを圧迫しているので、古い写真を 取捨選択して容量を空けていってます。

 

その過程で目に止まった野鳥の写真をまとめて記事にしていきます。

 

今回は珍鳥シベリアオオハシシギ。

シベリアオオハシシギ(豊見城市2019年8月25日)

先月金武町で近縁種のオオハシシギを見かけたので こちらシベリアオオハシシギの写真も再度編集してまとめてみようと思った次第です。

シベリアオオハシシギ(豊見城市2019年8月25日)

以前の記事でもシベリアオオハシシギの写真を数枚掲載しましたが、 その記事には比較的大きく写っていてトリミングしても見栄えの良い写真を数点だけ掲載しました。

シベリアオオハシシギ(豊見城市2019年8月25日)

RAW現像の技術はそれほど上達していませんが、そのへんはAI搭載のアプリケーションでアップスケーリングして誤魔化すという手法を覚えたので、今回は以前掲載を見送った写真も公開してみようと思いました。

シベリアオオハシシギ(豊見城市2019年8月25日)

惜しむらくは動画を撮影していなかった事。

シベリアオオハシシギ(豊見城市2019年8月25日)

オオハシシギも見ていてなんだか不安になるバランスの体つきでしたが、こうやって見直してみるとシベリアオオハシシギは更に不思議なバランスです。

 

毎年この辺りに少数がやってきているそうですが、渡りの途中に立ち寄る旅鳥で長くはとどまらないので この写真を撮影して以降はタイミングが合わず一度も会えていないのが残念です。

 

次に会えた時は翼を広げた姿を見ることができたらいいな。

 

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アメリカコガモ

こちら沖縄のバードウォッチャー界隈で 2月初旬から地元地方紙でとりあげられる程度には話題になっていたコガモの亜種であるアメリコガモ

 

三角池に通うこと3回目でやっと出会うことができて写真の撮影ができました。

 

パッと見コガモとどこが違うんだという出で立ちですが、判別ポイントは脇に入る白線。

アメリコガモ♂(豊見城市2024年3月3日)

下の写真は参考資料。

 カモ目カモ科マガモコガモです。

コガモ♂(豊見城市2023年3月3日)

動画も撮影してきました。


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アメリコガモのメスは 外見では コガモとの判別は困難だということです。

アメリコガモ♂(豊見城市2024年3月3日)

北海道から沖縄まで日本では稀な冬鳥。 ホームは名前の通り北米大陸

コガモアメリコガモ豊見城市2024年3月3日)

レアな野鳥なので目撃できたのは幸運なのですが、コガモアメリコガモの違いが微妙なのでなんだか初対面感がありません。

 

話は変わりますが風邪をひいてしまい昨日まで高熱で寝込んでいました。

皆様も風邪など召されぬようご自愛ください。

 

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2024年2月のオカヨシガモ

2月下旬に糸満市で撮影してきたオカヨシガモの写真をまとめます。

 

この日確認できたのはオスが2羽とメスが3羽。 ヒドリガモと一緒に行動していました。

オカヨシガモヒドリガモ糸満市2024年2月25日)

メスの写真も欲しかったのですが、羽に頭を突っ込んで寝ていて顔を撮影することができなかったので今回は無しです。

オカヨシガモ♂(糸満市2024年2月25日)

 

オスも2羽のうち1羽は 私達の滞在中ずっと寝ていました。

オカヨシガモ♂(糸満市2024年2月25日)

オスのカモは繁殖期が近づくと鮮やかな羽色になるのが一般的ですが、オカヨシガモは繁殖期でも茶色一色で地味なカモですが、頭から肩にかけての文様が 配色の地味さを補うかのように綺麗ですね。

オカヨシガモ♂(糸満市2024年2月25日)

食性は草食よりの雑食。

オカヨシガモ♂(糸満市2024年2月25日)

日本に飛来するのは本種ではなく亜種オカヨシガモだと言われています。

オカヨシガモ♂(糸満市2024年2月25日)

動画も撮影したのでよろしければどうぞ。


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ここからはオマケなのですが、2019年1月に豊見城市与根の通称三角池で撮影したオカヨシガモの写真も貼っておきます。

オカヨシガモ♂(豊見城市2021年1月2日)

流石にこれだけ月日が経つと撮影したときの状況は覚えていないので当時のブログを読み返したりしています。

オカヨシガモ♂(豊見城市2021年1月2日)

そんなわけで今年2024年もオカヨシガモに会えました。

 

 

閑話休題、この5年間に撮影した写真がPCのストレージを圧迫しています。

 

2019年頃から撮影した画像をRAW形式で残し始めたのが主な原因で、流石に写真データの取捨選択を始めました。

 

今回 オマケで掲載したオカヨシガモの写真は 2021年分のデータを整理している最中に目にとまったものをJpeg現像したものです。

 

他にも発掘した過去写真があるので順次 記事にしていきます。

 

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今年もシロハラクイナ観察

2024年2月、今年も 沖縄こどもの国の野鳥池に住み着いているシロハラクイナを観察してきました。

 

同じクイナの仲間ではヤンバルクイナより遭遇確率が低いと言われているシロハラクイナですが、沖縄こどもの国の入園料を払えば かなりの高確率で会うことができるのでまるで展示動物のよう。

シロハラクイナ沖縄市2024年2月24日)

繁殖期に入いり縄張り意識が強くなったようで、仲間内で小競り合いを繰り返していましたが、その様子は動画で撮影できなかったので残念です。


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同行していた妻が言うには下の写真の2羽も喧嘩をしていたそうですが、見逃してしまいました。

シロハラクイナ沖縄市2024年2月24日)

沖縄ではシロハラクイナの繁殖期は2月から10月と長く、個体によっては年に3回ほど繁殖するそうです。

シロハラクイナ沖縄市2024年2月24日)

下の写真は、YouTubeにアップするには短すぎる動画からの切り出しです。

シロハラクイナ沖縄市2024年2月24日)

動画からのキャプチャ画像はやはり画質が粗いです。

シロハラクイナ沖縄市2024年2月24日)

今年2024年の目標の一つが「シロハラクイナの雛を写真に収める」。

 

入場料が必要ですが、ここ沖縄こどもの国が一番 雛を撮影できる可能性が高そうです。

 

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