今回の国頭村遠征、主目的はチョウゲンボウの観察です。
国道裏に広がる農地に到着し、探索を始めてからわずか10分。幸運にも、早々にその姿を捉えることができました。あまりに呆気ない遭遇に、こちらの気負いが拍子抜けしてしまったほどです。



最初に出会った個体は、頭部の灰色が鮮やかなオス。



静止画だけでなく、動画でもその姿を記録することができました。



しばらく観察を続けていると、獲物を視認したのか鋭い動きでサトウキビ畑の中へと舞い降りました。そのまま草木に紛れ、一旦姿を見失ってしまいます。
その後、他の野鳥を追いながら3時間ほど周囲の農地を巡り、昼前に再び元の場所へ戻ってみました。すると先ほどの個体が同じエリアに帰還しているのを確認。



ここで興味深かったのは、個体の「警戒心の変化」です。
朝方は一定の距離を保っていたものの、再会時にはこちらの緩やかな接近を許容するような反応を見せました。
これは、この場所が彼にとっての「定常的な狩り場」となっており、侵入者(人間)に対しても、実害がないと判断するだけの余裕が生まれたためかもしれません。
そのおかげで、羽毛の細部まで鮮明に捉えた、概ね納得のいく写真を残すことができました。
*過去のチョウゲンボウに関する記事もよければ見てみてください。