沖縄で野鳥観察

主に沖縄本島内を歩き回っています

シジュウカラの幼鳥達

トックリキワタの花が綿へと姿を変え、沖縄は間もなく梅雨入り。

 

平日の午後、静かな浦添大公園。

帰り際に出会ったのは 木々を騒がせるシジュウカラの幼鳥たちでした。

 

沖縄本島に生息するのは 亜種オキナワシジュウカラで基亜種シジュウカラにある「黄緑色(背中の上部)」がほとんどなく全体的に青灰色が強い。

また胸から腹に通る黒い線は、基亜種のものより太く濃い傾向があり頬の白い部分が際立ち頭部の黒色とのコントラストが鮮明という特徴があります。

シジュウカラ幼鳥(浦添市2026年4月27日)

 

しかし今回出会った子たちは 黒帯が細く 頬の境界もどこかぼんやりしており クチバシの端に残る黄色が、彼らがまだ親の庇護下にある幼鳥であることを物語っています。

シジュウカラ幼鳥(浦添市2026年4月27日)

近くで響く親鳥の声。


姿は見えずとも、子供たちの独り立ちを静かに見守っているかのようでした。

シジュウカラ幼鳥(浦添市2026年4月27日)

シジュウカラが単語を 組み合わせ文章を作ることは最新の研究でも証明されています。
「警戒しろ」「集まれ」といったシグナルを使い分ける彼ら。
しかし、その発音やテンポが地域によって異なるのは まさに人間でいうところの方言に近いそうです。

 

沖縄のような鬱蒼とした常緑広葉樹林では、音が反響しやすく、高い音は減衰しやすい傾向があるので 生息地の環境に合わせて最も聞き取りやすい周波数やテンポへと「訛り」が最適化されているようです。

 

また、シジュウカラのさえずりは親から子へと受け継がれる学習の産物で、島という隔離された環境で何世代にもわたって特定の節回しがコピーされ続けることで九州以北とは異なる独自の鳴き方が定着したと言われています。

 

彼らの鳴き声は、島の環境と歴史が作り上げた「文化」だといえます。

 

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