10月に入って初めてのバードウォッチングです。
とはいえ諸事情により午後の4時間ほどしか時間が取れなかったので交通アクセスの良い近場を選んで、最近あまり足が向かなかった浦添市の某公園へ久しぶりに行ってきました。
土曜日ということもあり家族連れも多く野鳥観察に敵した環境とは言い難かったのですが、駐車場から50mほどの場所で早速この秋最初のサシバに出会いました。
しきりに周囲を伺っている様です。獲物を探しているのでしょうか。
遠すぎて眉斑の有無が確認できませんが、比較的スマートな体型なのでオスでしょうか。
そのまま丘の向こうへ飛び去ってしまいました。
サシバが戻ってくるのではないかと同じ場所でしばらく待っていると、
ハヤブサが目の前を横切っていきました。不意をつかれたので連写したうち比較的まともな写真はこれ一枚。
ハヤブサが飛び回っているせいか林の中では小鳥たちが警報を発し続けています。
チョウゲンボウの鳴き声も聞こえたのですが姿を確認することはできませんでした。
この一帯は猛禽類が好む場所なようで、以前ツミの鳴き声を聞いたこともあります。
その後は久しぶりの探鳥なせいか感が働かず、野鳥を見つけることができないまま時間だけが過ぎていき駐車場へ戻るため来た道を引き返していると「ピックイー」とサシバの鳴き声が私達の間近で聞こえ何処に居るのかと探していると、
直ぐ側の木の上から2羽のサシバが飛び立ちました。
夕方の狩りを始めるようです。
白い眉斑が見えるのでメスでしょう。これぞ猛禽といった精悍な顔つきです。
もう1羽のサシバは撮影できませんでしたが、2羽でしきりにコミニュケーションをとっているように見えました。
悠然と空を舞うサシバ。傾きかけた陽の光がその美しさを強調しています。
サシバ達が飛び回り始めるのと同時に小鳥たちも騒ぎ始めました。サシバは地上の獲物が主食なのですが、やはり猛禽類のシルエットを見ると穏やかではいられないようです。
半月ぶりにバードウォッチングを再開したわけですが真っ先にサシバに出会えて幸先がいいです。やはりサシバの姿を見ると沖縄に探鳥シーズンがやってきた事を実感します。今週末は時間が取れそうなので早朝から探鳥に行こうかと計画しているのですが、週末は晴れの予報が出ているけど沖縄の週間天気予報はあまり当てにならないので晴天になる事を祈ります。