侵略的外来種です。
タイワンシロガシラも子育ての季節。
浦添市にある米軍基地牧港補給区のフェンスに群れていたシロガシラ達を なんとなく眺めていたら 巣立ったばかりの幼鳥の姿が多いのに気づいたので、今回はその幼鳥達を重点的に観察してきました。
沖縄本島に侵入しているのはシロガシラ亜種のタイワンシロガシラが大半とのことなので当ブログでは呼称をそちらに統一しています。
20~30羽ほどの群れで行動していますが、月齢の近い幼鳥達はその群れの中にさらに小さなグループを作っているようです。
まだあまり長くは飛べないようで少し飛んでは一休みを繰り返す幼鳥達。
対策外来種ですが幼鳥も成鳥も かわいいので複雑な気分になります。
足の力も まだまだ弱いようで 大きく動くとグラつくのがまたなんとも…
ヒヨドリの仲間なので非繁殖期は植物食なのですが、繁殖期は動物食も行うので米軍基地内の広大な芝生で昆虫を捕らえるためにここに集まっているようです。
下の写真でシロガシラの後ろに写っているのはリュウキュウヒヨドリの幼鳥です。
リュウキュウヒヨドリにとってもシロガシラは侵略者なので いつも抗争を繰り返している印象が強いのですが、ここは食べ物が豊富で喧嘩する必要がないようで 余計な争いをさけるべく 互いを無視しているように見えました。