梅雨明けだ。
沖縄はやっと梅雨が明けました。それにしても今年の梅雨は長かった上によく降った。
梅雨が開けたので毎度おなじみ金武町の農耕地区へ行ってきました。
案の定いつもの道が落石で通行止めになっていたので迂回して公園駐車場に車を止め、いつものように徒歩で散策を開始。川面には倒れたマングローブがあちらこちらに散在していて前日までの大雨がいかに凄かったかを実感しました。
一枚目は前回も出会った目立つハト。
やはりこの羽色では判別が難しいので今回もキジバトということにしておきます。
少し歩いたところにゴイサギの幼鳥がいました。
カルガモが気に入らないようで威嚇を繰り返しています。
動画は写真の続きで同じ個体です。
川沿いを離れて農地の方へ行くと舗装路上にシロガシラとキンパラが集まっています。
タイワンシロガシラは幼鳥2羽と成鳥1羽で成鳥は捕まえた獲物(ヒルのように見えます)と格闘しています。シマキンパラ達は何をするでもなくシロガシラ達を取り巻いて思い思いに動き回っていました。
視線を感じ ふと見上げるとリュウキュウツバメが。
野鳥写真を撮り始めた当初から何度も撮影したリュウキュウツバメですが、今回は6月に入手した300mm単焦点レンズでの初撮影です。
薄雲が残っている上に全域にモヤがかかっている早朝の水田地帯にもかかわらず明るく撮れて大満足。良い買い物でした。
そんな私達の上空をゴイサギが飛んでいきます。長い豪雨で狩りができなかったのか日の出から一時間ほど経っているのにねぐらへ帰る素振りもみせず、狩りを続行するようです。
散策を初めて2時間程経ったころ、セイタカシギが集まっている水田を見つけました。
セイタカシギがいる場所にはリュウキュウツバメやアジサシ類も来るのでしばらくその周辺をウロウロ。
クロハラアジサシに出会えたのでそちらは後日別記事にまとめます。
気温が急激に上がり始め薄曇りとはいえ日陰の少ない農耕地の散策が辛くなってきたので駐車場へ引き返していたところ私達の目の前をゴイサギの幼鳥が横切りました。
数時間前に会った子とは別の個体の様でこちらは光彩が赤味を帯びてきています。夜行性のゴイサギがこの時間も飛び回っているのは珍しいのでやはり豪雨のせいで狩りができず腹が空いていたのでしょう。
今回は最後にミサゴに会いました。
近くまで来てくれたのですが、やはり単焦点超望遠レンズは難しい。
ミサゴは夏場は北へ渡るのですが一部 沖縄で夏を越す個体がいます。この子は6月上旬に出会ったのと同じ個体のようでこのまま秋まで留まるようです。
梅雨が明けた途端にいきなり真夏になりました。湿度が下がって日陰は過ごしやすくなったのですが日向はオーブンでローストされているような気分になります。
マスクなどで体温が上がりがちな昨今、皆様も体調には十分気をつけてお過ごしください。