今年の7月は梅雨が開けたかと思ったら足の遅い台風に居座られるなどして天気の良い日が少なかったのでバードウォッチングに出かけた回数は少なかったものの、出先では結構な枚数の写真を撮っていたのでそれらの写真で7月のまとめを。
平日の午前中は南城市へ行くことが多かったので、例年より佐敷干潟に立ち寄る機会が増えました。
いつものカワセミはいつものように飛び回っていました。
コアジサシが目当てだったのですがそちらは別記事にまとめます。
翌日は泡瀬干潟へ。
こちらもコアジサシが目当てだったのですが、コサギ同士の小競り合いを見ることができました。
当人たちは真剣勝負なのでしょうが優雅に踊っているように見えて仕方ありません。
泡瀬干潟へはその後も数回行ってみましたが目当てのコアジサシの写真はあまり撮れませんでした。
ヒヨドリは口を開けっ放し。暑いのでしょう。
この日の泡瀬干潟は空振りに近かったので早々に見切りをつけ三角池へ。
三角池もほぼ空振りでした。
真夏の日中は日陰から出てこないのは分かっていますが時間が空くと探鳥地へ立ち寄ってしまいます。この日も三角池へ行ったのですがリュウキュウヒヨドリなどの比較的暑さに強い留鳥や沖縄より暑い地方からやってきた外来種のシロガシラなどにしか会えませんでした。
コサギは婚姻色がはっきりと出ています。
毎度のことですが諦めて移動しようとした時に気を引く野鳥に出会います。
ムクドリの幼鳥です。
生息数が少ないのでおそらく前に出会った子と同一個体だと思われます。
以前より体つきがガッチリして、電線の上で身震いしてもふらついたりする事もなく順調に成長しているようです。
この日はその他にはイソシギくらいしか見かけなかったので移動しました。
その後台風に伴う天候不良が続いたのでしばらく間をおいて久しぶりの探鳥はまたまた佐敷干潟。
車の温度計を見ると車外温度がが36℃となっていたので空調服を着込み探鳥へ。
強い日差しの中、目が慣れるのをのを待っていると保護色に身を包んでいる野鳥たちが背景から浮かび上がってきます。
この日ここでもコアジサシ狙いだったのですがそちらも別記事で。
夜明けから4時間ほど経過している灼熱の干潟ですがアチラコチラで野鳥たちが採餌しています。
野鳥たちが固まっている砂州の方へ移動すると涼しい風が吹いていて集まっている理由が何となくわかりました。
そんな中にカラスの次に暑苦しい色合いのクロサギが。
波打ち際で小魚を狙っていたようです。
7月最終日は休日の妻を連れて泡瀬干潟へ。
朝から蒸し暑い中海岸沿いに移動していると妻が遠くに50羽ほどのコアジサシの群れを見つけたので少しでも近づこうと移動していたのですが急に強い雨が降ってきてしまい 雨宿りをしている間に移動されてしまいました。残念。
雨が小降りになって来たので散策を再開するとここにもシロガシラ親子が。増えまくってますね。
シロチドリの群れも。
小雨の中枯れ葉をバックにすると秋のような雰囲気ですが湿度90%超えの真夏の海岸です。落葉は台風の塩害によるものです。
今年の7月は他人との接触を避けやすい佐敷干潟と泡瀬干潟ばかりでしたがそれなりに探鳥を楽しむことができました。しかしここに来てコロナ感染者数が一気に増え緊急事態宣言もまた延長になり医療崩壊も目前。その日赴く探鳥地選びにも制約が増えて困ります。日の出の時刻に、潮目と天候と風向きと渡り鳥の動向だけでも情報の統合が面倒なのに人出の予想までして感染対策をしなければいけないのが煩わしい。
8月は鳥枯れの季節でもあるのでその日その時たまたま立ち寄った場所で偶然の出会いに期待するしかないのでしょうか…