私的に色々とあってこのブログをしばらく更新していなかったのですが、一息つけたので更新を再開していこうと思います。
外出自粛要請が解除されたこともあり3週連続で金武町へ、しかし天気や時間に恵まれず光量不足で荒れた写真が多いのですが9月に金武で出会った野鳥たちをまとめていこうと思います。
この日は昼過ぎからの探鳥でした。
シギは判別が難しい種が多いのですが、その中でもジシギの仲間はさらに難しい。尾羽根の長さと撮影時期でタシギとしましたが、ハリオシギである可能性もあります。
動画で見ても微妙ですね。尾羽根を広げてくれると多少判別しやすいのですが…
そのタシギたちの上を他のシギ達が混成で飛んでいきました。
2枚目の写真は判別しやすいです。前の2羽がキアシシギで最後尾がアカアシシギです。足の色と翼の模様を比べてみてください。
時間帯のせいかカルガモ達は大半が水から上がって羽繕いに勤しんでいます。
この日は何故かやたらとカワセミに出会う日でした。
海岸線沿いの岩場でも会い、
汽水域でも出会い。
カワセミは見当をつけて待ち伏せても会えなかったり 油断しているとふいに目の前を横切ったりと、気まぐれな印象が強いですが,同じ場所を往復する習性があるので、見かけた場所で待っていると戻って来たりします。
翌週は早朝から同所へ行ったのですが夜明け直後はにわか雨が断続的に降り、光量が確保できない中の探鳥となりました。
しかも最初に出ったのは野鳥ではなく
空を飛ぶ哺乳類。
夜明け前の沖縄自動車道を北上している最中から車窓より飛び回る姿が見えていたのですが。雲が垂れ込めていて薄暗かったせいなのか日が昇ったあとも数匹が飛び回っていました。
コウモリのあと最初に出会ったのはゴイサギの幼鳥(通称ホシゴイ)だったのですが、
そのホシゴイを撮影していた写真の中に、冬羽のアカガシラサギが写っていました。
かなり遠かったので撮影中はチュウサギだと思っていました。
現像時にコントラストを調整して気づきました。現場で注視していればもう少し鮮明な写真が撮れたかもしれません。
そしてバンの親子に、
小規模なカルガモの群れ。
日の出から1時間弱で天候が良くなってきたので、カルガモ達と一緒に海岸の方へ移動。
私達より先に海岸側へ到着したカルガモ達はこの日も念入りに羽繕いをしていました。
その反対側ではシギ達が採餌中。
くわえていたカニを水面に落としてしまい諦めきれないのか水面すれすれを周回飛行するキアシシギ。
その直ぐ側に8羽ほどの小集団で採餌中のチュウシャクシギ達。
個人的には単独でいるイメージが強いチュウシャクシギですが、手元の資料によると渡りの時期に旅鳥として飛来したあと一部の個体が越冬するとのことなので、冬場に見かける単独個体は居残り組なのでしょう。
撮影場所から近すぎるためシギ達もこちらが気になっていた様なので、あまりプレッシャーをかけてもいけないと思い耕作地区へ戻ることに。
畑の畦にはすっかり冬羽のムナグロ。
見上げると青空にリュウキュウツバメ。
短い尾羽根と白い斑紋が特徴です。
あと胸の黒帯が目立たないのも判別のポイント。
ツバメは晴天じゃないと撮影するのが難しいです。
リュウキュウツバメ達が飛び回るその下にはTHE害獣のマングースが…
はるばるバングラデシュから人間に連れてこられて知らない土地で生き残るために必死なのは生物として当然なのですが、沖縄の固有種と農作物に対する食害や養鶏業者への甚大な被害の状況を聞いてしまうと侵略者の雰囲気は拭えません。沖縄本島北部の山原地区では駆除活動により頭数の減少が見られるそうですが金武の野鳥たちは大丈夫なのでしょうか。
今回は久々の更新なのに哺乳類の写真が3枚混ざってしまいました。