沖縄で野鳥観察

主に沖縄本島内を歩き回っています

リュウキュウツバメ

今回は6月中旬に撮影したリュウキュウツバメの写真をやっと現像したので上げていこうと思います。

飛行中のツバメを撮影するときはとにかく手当たりしだいに連写で撮りまくり1000から2000枚ある大量の失敗写真の中から比較的写りの良い写真を探すという効率の悪いやり方をしているので写真の選別に時間がかかり撮影してから公開するまでだいぶ間が開いてしまいます。

効率良く狙った通りの写真を残すために腕を磨かなくては…

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リュウキュウツバメ(金武町2020年6月14日)

改めましてスズメ目ツバメ科ツバメ属のリュウキュウツバメです。

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リュウキュウツバメ(金武町2020年6月14日)

ツバメより尾羽根が短いのが特徴です。

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リュウキュウツバメ:幼鳥(金武町2020年6月14日)

幼鳥というより亜成体といったところでしょうか。上の写真の個体は喉のあたりが色づき始めていますが巣立ち直後の幼鳥は全体的に褐色がかっていて喉や額の色味が薄いです。飛び回れるようになってもまだ狩りが下手なのか親鳥らしきリュウキュウツバメに餌をねだっている者もいました。

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リュウキュウツバメ(金武町2020年6月14日)

ツバメとリュウキュウツバメを見分けるもう一つのポイントが胸の黒帯の有無です。

リュウキュウツバメは黒帯がありません。

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リュウキュウツバメ(金武町2020年6月14日)

時期的にリュウキュウツバメしか写っていませんでしたが、秋から春にかけてリュウキュウツバメの群れにはツバメやショウドウツバメが混じっていたりします。

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リュウキュウツバメ(金武町2020年6月14日)

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リュウキュウツバメ(金武町2020年6月14日)

リュウキュウツバメも他のツバメ類と同様に昆虫食なので農地や養鶏場周辺など虫の多いところを飛び回っています。吸血性の昆虫にとって我々人間は格好の獲物なので、ツバメに限らず昆虫を主食にしている野鳥に会いに行くときは長袖・長ズボンはもちろん、環境負荷を考慮しないでいい場所なら虫よけ剤は必須です。私は以前 某野鳥公園でタチの悪いダニにやられて2週間ほど腫れが引かず痛痒さが続くという不快な経験があるので念の為ポイズンリムーバー(毒吸引器)も車に積んでいます。ポイズンリムーバーはハブなど毒蛇による咬傷の応急処置にも使えるし値段も1500円から3000円程度なので、山野に立ち入る際は用意しておいて損はないかと思います。

 

リュウキュウツバメは沖縄では留鳥なので季節をとわず常に観察できますが、餌の多い場所や時間帯で移動するので遠方から観察に来る方々は事前に確認をしておいたほうがいいでしょう。

 

 

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