先日金武町へ出向いたときに撮影したリュウキュウツバメの写真を上げていこうかと思います。
スズメ目ツバメ科ツバメ属のリュウキュウツバメは無印ツバメより一回り小さく尾羽根が短いので遠目にも判別しやすいです。とはいえ 沖縄で普段目にするのは ほぼリュウキュウツバメなので そこまで気をつけて判別する必要はないのですが。
その他には 広げた尾羽根に白い斑点があるのも特徴です。
リュウキュウツバメという和名がついていますが英語名のPacific swallowという名前の通り太平洋のユーラシア大陸側の沿岸部に広く分布しています。
他のツバメ同様、飛び回りながら空中で飛んでいる虫を捕食します。
喉と額の赤みが目立ち胸帯がないのも特徴です。
繁殖期の巣材調達以外では滅多に地上に降りないのですがこの日は運良く地上を歩く姿を見ることができました。
地上に降りたリュウキュウツバメを観察していて気づいたのですが、ホッパーではなくウォーカーなんですね。
短い動画ですが足を交互に繰り出して歩いているのがわかります。
スズメの様に跳ねて移動するものだと勝手に思い込んでいたので新しい発見です。
養鶏場などの周辺は昆虫が多いのでリュウキュウツバメ達が集まり数十から数百羽の群れを形成して 夜明け前からせわしなく飛び回ります。
今年もリュウキュウツバメの群れにツバメが混ざっていました。
他のツバメ属も一緒に行動している事が多いのでよく観察してみると良いでしょう。
ツバメは沖縄では旅鳥なのですが一部はとどまり越冬します。
虫を捕まえた瞬間。
9月はリュウキュウツバメ以外のツバメ達を観察するのに適した時期なのですが、今週末は台風14号の影響を受けて天気が期待できません。それでも天気予報が外れて晴れ間が訪れる事を願っているのですがどうなることやら。
↓去年の10月下旬に撮影したコシアカツバメの写真が載っている記事です。
興味のある方は参照してください。
その他過去のリュウキュウツバメの記事もリンクを張っておきます。