先週末は久しぶりに妻と一緒に探鳥。
土曜は遠出したのですがそちらは別記事にまとめます。
日曜は用事を済ませたあと時間が空いたので二人で首里城公園に行ってきました。
野生化した家禽なので厳密には野鳥とはいえませんが、ヒナ鳥の可愛さは一見の価値ありです。
このバリケン、マガモを家畜化したアヒルとはルーツが違うそうで、こちらは中央アメリカから南アメリカにかけて生息するカモ目カモ科のノバリケンを家禽化した鳥だそうです。
日本には食用として持ち込まれたのですが逃げ出したバリケンがあちらこちらで再野生化しているそうです。
一般的にはフランスガモとか台湾アヒルと呼ばれているそうですが沖縄では「観音アヒル」と呼ばれていて食用としても流通しています。沖縄島南部ではあまり聞きませんがメディアで取り上げられたこともあり中北部の一部飲食店ではアヒル汁などが有名です。
食欲は脇にどけてヒナ鳥を愛でましょう。
家禽化されたバリケンは野生種とは違いバリエーションが豊富です。
個体ごとに模様や色合いがだいぶ違います。
成鳥だけではなくヒナも個体ごとに模様が違います。
黄色一色の子は遠目に見るとラバーダックのようですね。
少しピントが甘いですが動画もよろしければどうぞ。
羽を乾かしているようです。
少し先に生まれた子達も居ます。
綿毛からしっかりした羽毛に生え変わりつつあります。
バリケンは体の模様だけでなく足の色もまちまちです。
続きの動画です。
意外かもしれませんが飛べたりもします。
飛行能力が残っているから脱走が後をたたないのではないでしょうか。
この龍潭池、15世紀頃に首里城の庭園の一部として作られた人工池なのですが カモの仲間としては珍しく樹上生活をおくるバリケンにとって庭園の池という環境は とても暮らしやすい様で それなりに繁殖しています。
それにしても 人工池と野生化した外来家禽という本来はそこに存在しなかった組み合わせなのに 首里の風景に馴染んでいるように見えるのが不思議です。
雑多な文化が混ざり合って出来たのが琉球から続く沖縄という土地なので龍潭池とバリケンの組み合わせも それはどおかしなものではないのでしょう。