去年同様ツミたちも恋の季節。
地元のバーダーには有名な探鳥地ですが読谷村某所で探鳥中にオスのツミに出会いました。
犠牲者は おそらくシジュウカラかセッカ。獲物をついばみながら しきりに鳴き声を上げています。
メスを呼んでいるのでしょうか。
妻が別角度から撮影した写真では獲物をだいぶ食べ進んでいるのがわかります。
プレゼントを用意したのにメスが答えてくれずヤケ食いしている様にも見えます。
場所と日付は変わり私のホームタウンである那覇市近郊。心地いい天候だったので車の窓を全開にして移動していたところ、交差点で信号待ちをしていた私の耳にオスのツミの鳴き声が聞こえてきました。用事の最中だったのですが車を止め目星をつけたあたりを探索したところ、
新築物件を見つけました。
羽毛や糞の汚れもなく編み込まれた松葉も青々としているので入居はこれからかと。
この周辺で断続的に鳴き声が聞こえたのでしばらく待っていると、この巣の主と思われるオスのツミがやってきました。
この日はいつも鞄に放り込んでいるコンパクトカメラでの撮影だったので、写真は まぐれで撮れたこの一枚しかありません。
しきりにアピールしていましたがメスの鳴き声は聞こえず。私も用事の最中だった事を思い出しこの場を去ることにしました。
更に2日後、妻を連れて同所へ行ったところ 巣は相変わらず入居前の状態だったので鳴き声を頼りに付近を探すことにしました。
10分ほど探索していると妻がオスのツミを発見しました。
読谷村のツミと同様、捕まえた獲物を握りしめながらメスを呼んでいます。
しばらく観察していると近くからメスの声が聞こえ、オスが私達の視界から隠れてしまったので脅かさないように後を追いかけると、
さっきまで握っていたはずの獲物が無い。
辺りを見回すと少し離れた場所にメスのツミが。
オスのプレゼントを受け取って食べています。
あらかた食べ終わった後 オスの呼びかけに返事を返しています。
食べ終わった後 お行儀よく木肌でクチバシを拭いている姿が可愛い。
どうやらカップルが成立したようです。
今回見つけた巣は 住宅地近郊なうえに巣と歩道の位置が近いので希少動物保護の観点と近隣住民への配慮から場所は那覇市近郊ということ以外は伏せます。
私達も産卵から雛の巣立ちが想定される期間はこの巣に近寄らないことにします。
子育ての様子が気になる方は 去年読谷村で撮影した写真を掲載した過去記事のリンクを張っておきますのでそちらを御覧ください。