沖縄で野鳥観察

主に沖縄本島内を歩き回っています

リュウキュウツバメとツバメ

梅雨入りしてから悪天候が続いています。

 

そろそろ青空が恋しいのもあって、5月上旬に撮影した青空をバックに飛び回るツバメ達の写真をまとめてみました。

 

尾羽根が短いのはこちらでは一般的な留鳥リュウキュウツバメ。

リュウキュウツバメ(豊見城市2024年5月4日)

虫を追いかけて飛び回っています。

 

名前にリュウキュウと入っていますが固有種というわけではなく、奄美以南の東南アジア一帯に広く分布しています。

 

巣立ったばかりの幼鳥も親鳥と一緒に狩りの練習中。

リュウキュウツバメ:幼鳥(豊見城市2024年5月4日)

そんなリュウキュウツバメに混じってツバメも飛び回ります。

ツバメ(豊見城市2024年5月4日)

リュウキュウツバメとツバメの判別は簡単。

上の写真の個体は短いですが 長い燕尾を持つのがツバメです。

ツバメ(豊見城市2024年5月4日)

沖縄ではツバメは旅鳥

春秋に大群で飛来して一部が越夏越冬します。

ツバメ(豊見城市2024年5月4日)

ツバメのほうが少し体が大きいので、遠目にリュウキュウツバメの群れの中から探し出すときは体の大きさも目安になります。

ツバメ(豊見城市2024年5月4日)

日本の屋久島以北の皆さんにとってツバメは 繁殖のために大群で訪れ夏の間 よく目にするということもあって珍しくはないのでしょうが、私達南の住人にとっては短い期間しか見られないしリュウキュウツバメより数も少ないので 見つけると得した気分になります。

 

最近は建物外壁の防汚コーティングのため営巣ができないという事例が報告されているツバメ達。

ツバメ(豊見城市2024年5月4日)

次は南へ帰る秋口に会えることでしょう。

 

現在 私の住んでいる沖縄本島台風1号が近海を通過中なので多少風を強く感じる日が続いています。(強風域の外なのでほとんど影響はありません)

 

梅雨が開けたら今度は台風のシーズンが始まります。

 

亜熱帯ですから観光用のイメージとは違い 雨が多くて頻繁に台風の直撃をくらう沖縄は暗くてジメジメしている日が多いのです。

 

憂鬱な季節はまだしばらく続きます。

 

okiyasu.hatenablog.com

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