数年前、初めてその稀有な姿を見たときは感動したものですが、ポイントに常駐している上に最近は 渡り鳥のはずなのに渡らず、夏を沖縄で過ごしている個体も出始めたため
私の中では ますます有り難みがなくなってきている
ペリカン目トキ科ヘラサギ属クロツラヘラサギ(Black-faced spoonbill)のまとめです。
沖縄島南部ではクロツラではない無印のヘラサギのほうが逆に珍しく感じてしまうほど
常にここに居ます。
クロツラヘラサギといえばこの独特な採餌方法ですね。写真では伝わりにくいので動画も貼っておきます。
採餌するクロツラヘラサギ/Black-faced Spoonbill
動画の背景音からこの場所が街中であることが分かるかと思います。
オレンジの足環には「K31」
名前にサギと入っていますが、一般的なサギとは違い首を曲げずに真っ直ぐ伸ばして飛ぶので遠目にも判別しやすいです。
渡らずに沖縄で夏を過ごすのは若い個体が多いようで、今の所は図鑑の写真で見るような立派な冠羽を生やした夏羽姿は見たことがありません。一度この目で見てみたいものです。
過去に撮影した成鳥の写真も掲載しておきますので若鳥と嘴を見比べてみてください。
仲間同士のグルーミングも。
時折 互いに嘴を噛み合せあって小刻みに打ち合わせていましたが、どういう感情を表現していたのでしょう。
クロツラヘラサギの行動する場所は餌が豊富な場所なので当然見逃されるはずもなく平日でも釣り人が集まります。ヘラサギもその餌の取り方から釣り糸・釣り針による被害を被るリスクが高い生き物です。
私は釣りや昆虫採集も含む全てのスポーツハンティングを否定します。