緊急事態宣言発令中 長きに渡って閉館していた漫湖水鳥湿地センターも宣言解除に伴い開館したのでこちらも妻と一緒にに行ってきました。
到着して駐車場でカメラの準備をしていると、某左派政党が駐車場へやってきて大音量で裏の県営住宅に向け選挙演説を始めました。沖縄の自然を守る云々宣っていたのが癇に障り、環境保全を訴えるなら漫湖の湿地に集まる野鳥たちを威嚇するような拡声器の音量を改めるよう申し入れて音量を下げさせてから入館。(その後 許可をとっていなかったようで敷地から追い出されていました)
少し嫌な気分になったけど気を取り直してバードウォッチング開始。
早速、ウェルカム サシバ。
県営住宅の屋上からセンターの芝生にいる昆虫を狙っているようです。
しきりに鳴いていたのでこの子の他にも近くにサシバが居るようです。
芝生の方へ降りることはなくそのまま市街地の方へ飛び去ってしまいました。
期待はしていませんがシベリアオオハシシギとの再開を願いつつ探鳥。旅鳥のシベリアオオハシシギの時期はとっくに終わっている為 出会うのはいつものレギュラーメンバーばかり。
見慣れた野鳥達も行動観察が楽しくて飽きません。
木道奥の伐採区画へ向かうと近くの茂みからミサゴが飛び立ちました。
食事中だったようで私が驚かせてしまったのかと思っていましたが、どうやらカラスの横取りを警戒して移動したようです。
いつもミサゴが食事をしているあたりに3羽のリュウキュハシブトガラスが陣取っていてミサゴガ降りてくるのを待ち構えています。
ミサゴは食べかけの魚を抱えたままカラスを威嚇しながら周回飛行。
ミサゴに夢中になっていて気づかなかったのですが私の直ぐ側にコサギが。
突然鳴き声を上げたのでびっくりして視線を向けると、向こうも驚いたらしくすぐに飛び去ってしまいました。
コサギに脅かされて見失ったミサゴを探していると先程の食べかけを抱えた子の他にも2羽のミサゴが地上に降りられず獲物を抱えたまま周回しています。
以前は空中でミサゴに体当たりをするなどして獲物を奪っていたリュウキュウハシブトガラスですが、最近はミサゴが着地した所を 多対一で襲うという もっと楽で効率の良い方法を覚えてしまったようで、ミサゴ達が疲れて降りてくるのを根気強く待ち構えています。
ミサゴ達も「お前先に降りろよ」「いやお前こそ」といった感じで3羽で互いに牽制しているように見えます。
カラス3羽とミサゴ3羽の根比べが1時間近く続き、その顛末を見届けたかったのですが根比べは私の負け。
集中力が途切れたし日も傾き始めたので引き上げることにしたところへサシバが2羽戻ってきました。
水鳥湿地センターも にぎやかになってきました。
今年の夏はシベリアオオハシシギは来ていたのでしょうか。
去年も会えずに終わったので来年 会えるといいなあ。