沖縄で野鳥観察

主に沖縄本島内を歩き回っています

スズメ

カメラのセッティング確認の為や 手持ち無沙汰な時になんとなく撮影したりしたスズメの写真が結構たまっています。

スズメ達には失礼かと思いますが、あまりに見慣れた野鳥なので普段はあまり気に留めていないのですが、改めて注目してみるとやはりカワイイので最近のスズメ写真をまとめてみました。

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スズメ(金武町2021年9月18日)

20世紀後半に比べると激減しているというスズメですが営巣しやすかった日本家屋の減少とインフラ機器への営巣対策が原因ではないかとのことです。

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スズメ(金武町2021年9月18日)

それでも耕作地区では相変わらず元気に飛び回っています。

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スズメ(金武町2021年9月18日)

頬の黒斑と喉元の縦帯が薄い幼鳥の写真もありました。

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スズメ:幼鳥(金武町2021年9月18日)

この頬の黒斑、健康で体力のあるオスほど黒く大きくなるそうですが我々から見ると違いがよくわかりません。

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スズメ(金武町2021年9月18日)

それどころか雌雄同色なので雌雄の判別すらできません。

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スズメ(金武町2021年9月18日)

この日は近づいても逃げなかったので動画も撮影。


www.youtube.com

短い動画ですが良かったら見ていってください。

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スズメ(金武町2021年9月18日)

農地だけではなく海辺の歩道にも。

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スズメ(与那原町2021年9月20日

何かが気になるようで背伸びして茂みの中を覗き込んでいます。

 

人間の作った人工物を好んで営巣したり稲作のサイクルに合わせて繁殖したりと、なにかと人間との関わりが多いスズメですが 那覇都心部にある自宅の庭にトレイルカメラを3ヶ月ほど設置してみたところ ヒヨドリメジロ外来種ばかりが写っていてスズメの姿は確認できませんでした。

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スズメ(読谷村2021年10月9日)

沖縄の商業地や住宅地では外来種のシマキンパラに置き換わっていっている印象なのですが実際のところどうなのでしょう。

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スズメ(読谷村2021年10月9日)

子供の頃はスズメの大合唱に起こされていた記憶がありますがいつの頃からか自宅周辺でスズメの声を聞かなくなりました。

 

街を他の野鳥に明け渡して田舎暮らしへとシフトしていったスズメ達にとって郊外や農村は安住の地たり得るのでしょうか。

 

okiyasu.hatenablog.com

 



 

沖縄こどもの国へ行ってきました

沖縄こどもの国は沖縄本島中部の沖縄市にある動物園を含む児童厚生施設。

数年おきに通っている場所なのですが飼育されている生き物だけではなく園内に飛来する野鳥を観察する事を意識して行くのは初めて。

 

リニューアルされたライオン舎を見たあと直ぐにバードウォッチングデッキへ。

 

ここにもいましたオオバン

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オオバン(沖縄こどもの国2021年10月30日)

そしてキンクロハジロ。人馴れしていてかなり近寄ってきます。

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キンクロハジロ(沖縄こどもの国2021年10月30日)

後から知ったのですが毎年数十羽が園内の池に飛来するそうです。

手元の資料にもその事が書かれていたのにそこを読み飛ばしていて これまでキンクロハジロを探してあちこち歩き回っていました。

入園料500円払えば写真が取り放題だったとは…

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キンクロハジロ(沖縄こどもの国2021年10月30日)

池の端にはカイツブリの姿も。

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カイツブリ(沖縄こどもの国2021年10月30日)

そして園上空にはサシバが。

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サシバ(沖縄こどもの国2021年10月30日)

集まってくる野鳥達に見惚れていたのですが、やはり展示飼育されている動物たちも見ないと沖縄こどもの国スタッフに失礼だと思い園内を見て回ることに。

 

次は 前回来園したときはまだ工事中だった琉球弧の動物コーナーへ。

 

ここからは展示動物になります。

まず絶滅危惧種で沖縄では冬鳥のミゾゴイから。

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ミゾゴイ(沖縄こどもの国2021年10月30日)

豊見城市の三角池で何度か見かけたことがあるミゾゴイですがこんなに間近に見るのは初めてです。

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ミゾゴイ(沖縄こどもの国2021年10月30日)

そしてオオコノハズク。沖縄に生息しているのは亜種のリュウキュウオオコノハズク

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オオコノハズク(沖縄こどもの国2021年10月30日)

こちらも絶滅危惧種で沖縄こどもの国は2014年に人工繁殖に成功しているそうです。

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オオコノハズク(沖縄こどもの国2021年10月30日)

その他にも展示されている動物たちを眺めながら、バードケージへ。

 

先程 野生種を見たあとですがここにもサシバ

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サシバ(沖縄こどもの国2021年10月30日)

私が愛してやまないミサゴも。

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ミサゴ(沖縄こどもの国2021年10月30日)

具志堅用高のニックネームでもあるカンムリワシ

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カンムリワシ(沖縄こどもの国2021年10月30日)

キジバトより一回り大きいカラスバト

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カラスバト(沖縄こどもの国2021年10月30日)

初めて見る人は大抵 その大きさに驚くアカショウビン

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アカショウビン(沖縄こどもの国2021年10月30日)

私も初めて実物を見たときは意外と大きいことに驚きました。

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アカショウビン(沖縄こどもの国2021年10月30日)

夜行性のサギ、ゴイサギも。

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ゴイサギ(沖縄こどもの国2021年10月30日)

留鳥なのですが運が悪いのか野生の個体には一度も会えていないオシドリも。

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オシドリ♂(沖縄こどもの国2021年10月30日)

ネオパークオキナワでも飼われていたモモイロペリカンも。

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モモイロペリカン(沖縄こどもの国2021年10月30日)

一通り園内を見て回ったあと再度バードウォッチングデッキへ。

 

午前中は居なかったカワウが1羽。こどもの国の飼育動物一覧に載っていますが、この子は飼われている子なのでしょうか?

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カワウ(沖縄こどもの国2021年10月30日)

カワウは枝や草を集めています。

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カワウ(沖縄こどもの国2021年10月30日)

営巣でもしているのでしょうか。

 

キンクロハジロ達は午前中より落ち着いていてゆったりと浮かんでいますが、時折池の鯉に脅かされてバタバタ。

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キンクロハジロ(沖縄こどもの国2021年10月30日)

カイツブリも池の中央のあたりで潜水を繰り返しています。

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カイツブリ(沖縄こどもの国2021年10月30日)

カイツブリはダムや公園内の池などの人工的に作られた池によくいるというイメージが固まりつつあります。

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キンクロハジロ(沖縄こどもの国2021年10月30日)

それにしても子供の頃から校外学習などで訪れていた沖縄こどもの国ですが、野鳥観察にも最適だとは知りませんでした。

今回は野鳥を撮影する事を想定していなかったのでお手軽ズームレンズしか持って出てなかったので この冬の間に平日の人出が少ない静かな時間帯を狙って解像度の高いレンズを持ってもう一度行こうと思います。

 

okiyasu.hatenablog.com

 

2021年10月の野鳥

今年の10月は台風の影響で曇りがちだったものの終わってみるとなんだかんだで大量の写真が残り、どの写真をブログに載せるかか迷ってしまう状況になりました。

 

緊急事態宣言も解除になって城址公園などにも行きやすくなったのでまずは読谷村へ。

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サシバ読谷村2021年10月9日)

沖縄の城(グスクと読みます)は高台にあるうえに城壁内外に芝生が多いのでサシバチョウゲンボウが寄って来るので狙い目。

 

昆虫食の小型野鳥も多いのでそれらを狙ってハヤブサもやってきます。

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ハヤブサ読谷村2021年10月9日)

この日は着いて早々ハヤブサに会えたのは嬉しかったのですが、ハヤブサがいると小鳥たちが隠れてしまうので悩ましいところです。

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ハヤブサ読谷村2021年10月9日)

この日はハヤブサに居座られたので早めに切り上げて帰路につきました。

 

翌日は天候がすぐれなかったのですが空いた時間に毎度おなじみの三角池へ。

 

魚を捕らえたもののクチバシが刺さってしまいどうしたものかと思案しているダイサギがウロウロ。

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ダイサギ豊見城市2021年10月10日)

魚を落としたところをアオサギに横取りされてしまいました。

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アオサギダイサギ豊見城市2021年10月10日)

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アオサギダイサギ豊見城市2021年10月10日)

悔しそうなダイサギ

 

コガモたちの分隊も居ます。

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コガモ豊見城市2021年10月10日)

本隊は水路の方にいたのですが日が傾いて影が落ちていたので写真は諦めました。

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コガモ豊見城市2021年10月10日)

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コガモ豊見城市2021年10月10日)

夕暮れ時、まったりと過ごすコガモ達の動画です。


www.youtube.com

近くではヒバリシギたちも熱心に採餌。

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ヒバリシギ豊見城市(2021年10月10日)

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ヒバリシギ(2021年10月10日)

この翌週はバードショーを観るためネオパークオキナワへ行ったので野鳥写真は無し。

 

その翌週は天気も良かったのですが、前日に深酒してしまったので遠出は諦めて 昼過ぎから近場の三角池へ。

妻が支度をしている間、庭でカメラの調整を しているところへリュウキュウメジロがやってきました。

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リュウキュウメジロ那覇市2021年10月23日)

その後三角池へ到着。この日クロツラヘラサギは1羽だけ。

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クロツラヘラサギ豊見城市2021年10月24日)


www.youtube.com

オオバンも帰ってきました。

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オオバン豊見城市2021年10月24日)

バンと一緒。

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バン・オオバン豊見城市2021年10月24日)

ハシビロガモもエクリプス期でまだまだ地味な色合い。

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ハシビロガモ豊見城市2021年10月24日)

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ハシビロガモ豊見城市2021年10月24日)

アオサギが羽を干しています。

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アオサギ豊見城市2021年10月24日)

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クロツラヘラサギ豊見城市2021年10月24日)

日が傾き池に影が落ちてきたので水路の方へ移動。

海辺で採餌していたシギたちが三角池へ移動していきます。

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アオアシシギ豊見城市2021年10月24日)

帰ろうと思いカメラをバッグに片付けた直後に目の前の電柱にサシバがやってきたので慌ててカメラを取り出して撮影。

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サシバ豊見城市2021年10月24日)

サッカーグラウンドで狩りがしたいようでしたがクラブが使用中。

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サシバ豊見城市2021年10月24日)

早々に諦めて飛び去りました。

 

時間が空いたので平日の夕方に再度三角池へ。

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オオバン豊見城市2021年10月26日)

オオバンの足が怪獣のようでカッコいい。

写真が多いので別記事にしますがタシギの写真を撮りまくった後は水路の方へ移動。

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アカアシシギ(豊見城市2021年10月26日)

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アオアシシギ豊見城市2021年10月26日)

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キアシシギ豊見城市2021年10月26日)

赤青黄とシギたちを眺めて帰宅。

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ムナグロ(豊見城市2021年10月26日)

なんだかんだで充実した1ヶ月でした。

沖縄の探鳥シーズンの出だしとしては上々かと。

okiyasu.hatenablog.com

 

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漫湖水鳥湿地センター

緊急事態宣言発令中 長きに渡って閉館していた漫湖水鳥湿地センターも宣言解除に伴い開館したのでこちらも妻と一緒にに行ってきました。

 

到着して駐車場でカメラの準備をしていると、某左派政党が駐車場へやってきて大音量で裏の県営住宅に向け選挙演説を始めました。沖縄の自然を守る云々宣っていたのが癇に障り、環境保全を訴えるなら漫湖の湿地に集まる野鳥たちを威嚇するような拡声器の音量を改めるよう申し入れて音量を下げさせてから入館。(その後 許可をとっていなかったようで敷地から追い出されていました)

 

少し嫌な気分になったけど気を取り直してバードウォッチング開始。

 

早速、ウェルカム サシバ

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サシバ豊見城市2021年10月23日)

県営住宅の屋上からセンターの芝生にいる昆虫を狙っているようです。

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サシバ豊見城市2021年10月23日)

しきりに鳴いていたのでこの子の他にも近くにサシバが居るようです。

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サシバ豊見城市2021年10月23日)

芝生の方へ降りることはなくそのまま市街地の方へ飛び去ってしまいました。

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サシバ豊見城市2021年10月23日)

期待はしていませんがシベリアオオハシシギとの再開を願いつつ探鳥。旅鳥のシベリアオオハシシギの時期はとっくに終わっている為 出会うのはいつものレギュラーメンバーばかり。

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アカアシシギ(豊見城市2021年10月23日)

見慣れた野鳥達も行動観察が楽しくて飽きません。

 

木道奥の伐採区画へ向かうと近くの茂みからミサゴが飛び立ちました。

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ミサゴ(豊見城市2021年10月23日)

食事中だったようで私が驚かせてしまったのかと思っていましたが、どうやらカラスの横取りを警戒して移動したようです。

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ミサゴ(豊見城市2021年10月23日)

いつもミサゴが食事をしているあたりに3羽のリュウキュハシブトガラスが陣取っていてミサゴガ降りてくるのを待ち構えています。

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ミサゴ(豊見城市2021年10月23日)

ミサゴは食べかけの魚を抱えたままカラスを威嚇しながら周回飛行。

 

ミサゴに夢中になっていて気づかなかったのですが私の直ぐ側にコサギが。

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コサギ豊見城市2021年10月23日)

突然鳴き声を上げたのでびっくりして視線を向けると、向こうも驚いたらしくすぐに飛び去ってしまいました。

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コサギ豊見城市2021年10月23日)

コサギに脅かされて見失ったミサゴを探していると先程の食べかけを抱えた子の他にも2羽のミサゴが地上に降りられず獲物を抱えたまま周回しています。

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ミサゴ(豊見城市2021年10月23日)

以前は空中でミサゴに体当たりをするなどして獲物を奪っていたリュウキュウハシブトガラスですが、最近はミサゴが着地した所を 多対一で襲うという もっと楽で効率の良い方法を覚えてしまったようで、ミサゴ達が疲れて降りてくるのを根気強く待ち構えています。

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リュウキュウハシブトガラス豊見城市2021年10月23日)

ミサゴ達も「お前先に降りろよ」「いやお前こそ」といった感じで3羽で互いに牽制しているように見えます。

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ミサゴ・サシバ豊見城市2021年10月23日)

カラス3羽とミサゴ3羽の根比べが1時間近く続き、その顛末を見届けたかったのですが根比べは私の負け。

集中力が途切れたし日も傾き始めたので引き上げることにしたところへサシバが2羽戻ってきました。

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サシバ豊見城市2021年10月23日)

水鳥湿地センターも にぎやかになってきました。

 

今年の夏はシベリアオオハシシギは来ていたのでしょうか。

 

去年も会えずに終わったので来年 会えるといいなあ。

 

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糸満市で探鳥(6)

糸満市の某海岸へと徒歩で農道を移動していた時に出会った野鳥たちです。

 

車を降りてすぐ欲張りなリュウキュウハシブトガラスに出会いました。

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リュウキュウハシブトガラス糸満市2021年10月26日)

器用に咥えるもんだ。

 

農耕地区はどこもかしこもハクセキレイだらけ。

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ハクセキレイ糸満市2021年10月26日)

行きはサシバとミサゴを見かけたものの遠すぎて写真に残すことはできず海岸へ向かいました。

 

海岸で1時間ほど探鳥を楽しんだあと駐車場へ戻るため歩いていると近くの物陰からサシバが飛び立ち、

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サシバ糸満市2021年10月26日)

とっさにカメラを構えて数枚撮影しましたが真っ直ぐ飛び去って行ったため後ろ姿しか残せませんでした。

 

帰路は 時間帯でしょうか、行きにも増してハクセキレイだらけ。

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ハクセキレイ糸満市2021年10月26日)

少し羽ばたいては滑空というサイクルを繰り返しながら飛ぶセキレイは飛行姿の撮影が難しいですね。

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ハクセキレイ糸満市2021年10月26日)

沖縄ではハクセキレイの他にタイワンハクセキレイホオジロハクセキレイなど多数の亜種が見られるのでとりあえずハクセキレイを見かけたら撮影することにしているのですがこの日は珍しい亜種には出会えず。

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ハクセキレイ糸満市2021年10月26日)

少し離れた電柱に猛禽のような姿が見えたので 先程のサシバかと思い近づくと、

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チョウゲンボウ糸満市2021年10月26日)

チョウゲンボウでした。

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チョウゲンボウ糸満市2021年10月26日)

なかなかこちらを向いてくれないので気付かれないよう遮蔽物伝いに近づいて行くと。

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チョウゲンボウ糸満市2021年10月26日)

やはり気づかれました。

あと通りすがりの御婦人に訝しがるような目でジロジロ見られました。

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チョウゲンボウ糸満市2021年10月26日)

読谷村金武町チョウゲンボウ達とは違いあまり人馴れしていないようで あっという間に逃げ出してしまいました。

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チョウゲンボウ糸満市2021年10月26日)

このあと駐車場の近くで飛び去った方向から同一個体と思われるチョウゲンボウに再会するのですがカメラがバッテリー切れで撮影することはできませんでした。

そのかわりカメラをバッグに収納していたのが良かったのか結構 近寄らせてもらえたので 肉眼でじっくり観察させてもらいました。

 

以前から不思議に思っているのですがどの野鳥もカメラや双眼鏡を構えているときより手ぶらのほうが接近を許してくれるのは何故なんでしょう。

 

やはり大きな目玉がジリジリと にじり寄ってくるのは怖いんでしょうか。

 

 

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糸満市で探鳥(5)

緊急事態宣言で行きづらくなっていた糸満市の某海岸へ3月上旬以来半年以上ぶりに行ってきました。

 

満潮時の海岸付近はサーファー達に占領されて駐車できない事が多いので少し離れた場所に車を停め 30分ほど耕作地区をブラブラと散策しながら、探鳥スポットの海岸へ。

 

海岸に到着すると昼前だというのにカモ達が大勢で群れていて手近なカモから手当たりしだいに撮影。

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オナガガモ♂(糸満市2021年10月26日)

 エクリプス期で地味な色合のオナガガモです。

 

ヒドリガモは色づき始めています。

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ヒドリガモ♂(糸満市2021年10月26日)

今年もヒドリガモが目立ちます。

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ヒドリガモ♂(糸満市2021年10月26日)

今日は海岸の5分の1程度の散策でしたがそれでも その範囲内で40羽ほどのヒドリガモを確認できました。

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ヒドリガモ♀(糸満市2021年10月26日)

オナガガモヒドリガモ共に今年もこれから来年の春先まで楽しませてもらいます。

 

シギ・チドリ達も相変わらず元気。

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オジロトウネン糸満市2021年10月26日)

今まで失敗続きだったオジロトウネンの写真を手に入れることができました。とはいえ大量の失敗写真の中から 人様にお見せできる写真はこれ一枚。

 

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イカルチドリ?(糸満市2021年10月26日)

また手元の図鑑や資料に載っていないチドリが…  

Googleレンズではイカルチドリと出ましたが、首周りの細い黒帯がありません。

暫定的にイカルチドリ(仮)としておきますので判明したら更新します。

 

その他には

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アオアシシギ糸満市2021年10月26日)

毎度おなじみアオアシシギ

 

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ムナグロ(糸満市2021年10月26日)

こちらもおなじみムナグロ。

 

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コチドリ糸満市2021年10月26日)

コチドリ

 

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ヒバリシギ糸満市(2021年10月26日)

ヒバリシギ

 

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ハマシギ糸満市2021年10月26日)

ハマシギと、いつもの面子も勢揃い。

 

クロサギも。

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クロサギ糸満市2021年10月26日)

クロサギは名前通りの黒色個体ととコサギに似た白色個体がいるのですが、ここ沖縄では実は白色個体の方が多いです。サンゴ質の白砂のせいではないかと言われています。

 

そして旅鳥のクロハラアジサシ。

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クロハラアジサシ(糸満市2021年10月26日)

ハジロクロハラアジサシも混ざっていたようです。

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ハジロクロハラアジサシ(糸満市2021年10月26日)

冬羽は見分けにくいですが、耳あてみたいな黒帯が特徴。

 

クロハラアジサシ達は潮溜まりの魚より岩の隙間にいるフナムシ等が食べたい様子。

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クロハラアジサシ(糸満市2021年10月26日)

しばらく足が向かなかったのでここでの撮影のコツを忘れてしまったのか 今回は露出オーバー気味の写真が多くて修正に手間取りました。

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ヒドリガモ糸満市2021年10月26日)

潮がひき始め次第に野鳥たちが沖の方へ移動し始めたので今回はここまで。

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ヒドリガモ糸満市2021年10月26日)

今回 妻は休みが取れず同行できなかったので近いうちに連れて来ようと思いつつ来た道をまたのんびりと帰る事に。

 

行き帰りの道中、耕作地区で出会った野鳥たちは別の記事にまとめます。

 

okiyasu.hatenablog.com

 

 

 

 

ネオパークオキナワへ行ってきました。

今回は野鳥ではなく番外編。

 

先週末、去年から気になっていたネオパークオキナワへ妻と一緒に行ってきました。

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ネオパークオキナワは沖縄島北部の名護市にある自然動植物公園です。2020年7月からバードパフォーマンスショーを始めたとのことで観に行きたかったのですが、父の介護から葬式をへて事後処理とドタバタしているうちにコロナウイルスの感染拡大が始まり行きづらくなっていたので、緊急事態宣言解除を機に5年ぶりに行ってきました。

エントランスを抜けてすぐの「フラミンゴの湖」ゾーンはいきなりのフライングケージ。アフリカ原産のホオジロカンムリズルとアフリカクロトキが大勢でお出迎え。

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ホオジロカンムリズル(ネオパークオキナワ2021年10月16日)

ツル目ツル科カンムリヅル属でアフリカ大陸一帯に生息する鳥。

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ホオジロカンムリヅル(ネオパークオキナワ2021年10月16日)

形態にあまり差がないことからカンムリヅルの亜種だという説もあるそう。

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ホオジロカンムリヅル(ネオパークオキナワ2021年10月16日)

見事な冠羽ですね。

先日ホオジロカンムリヅルの雛が生まれたそうです。


www.youtube.com

羽化後3日目だそうです。池の脇、目立たない場所にあるケージで保護していたので職員さんに教えてもらえなければ見逃して次へ行っていたかも。

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ホオジロカンムリヅル(ネオパークオキナワ2021年10月16日)

そしてパーク内で一番個体数が多いのではないかと思われるアフリカクロトキ

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アフリカクロトキネオパークオキナワ2021年10月16日)

古代エジプトでは書記と学芸の神トートの化身とされ神聖視されていたそうです。

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アフリカクロトキネオパークオキナワ2021年10月16日)

フラミンゴの湖からアフリカクロトキの湖へ改名したほうが良いのではないかというくらいウジャウジャ居てフラミンゴ達は肩身が狭そうに見えます。

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アフリカクロトキネオパークオキナワ2021年10月16日)

花鳥園ではおなじみのモモイロペリカン

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モモイロペリカンネオパークオキナワ2021年10月16日)

 

そして国内ではここだけでしか見られないアフリカトキコウ。

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アフリカトキコウ(ネオパークオキナワ2021年10月16日)

アフリカヘラサギも。

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アフリカヘラサギネオパークオキナワ2021年10月16日)

コウノトリの仲間シュバシコウ。

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シュバシコウ(ネオパークオキナワ2021年10月16日)

そしてまた国内ではここでしか会えないカブトホロホロチョウ

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カブトホロホロチョウネオパークオキナワ2021年10月16日)

フランス料理などでおなじみのホロホロ鳥の原種だそうです。

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カブトホロホロチョウネオパークオキナワ2021年10月16日)

砂浴びを始めました。

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カブトホロホロチョウネオパークオキナワ2021年10月16日)

ヘルメットがなんとも奇妙。

 

トンネルを抜け次のエリア「アマゾンのジャングル」へ。

 

歩道をアオコブホウカンチョウがノシノシと歩いています。

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アオコブホウカンチョウ(ネオパークオキナワ2021年10月16日)

この子はメス。

ネオパークオキナワは国内で初めてアオコブホウカンチョウの繁殖に成功した動物園。

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アオコブホウカンチョウ(ネオパークオキナワ2021年10月16日)

アオコブホウカンチョウも国内ではここだけ。

 

大音量の叫び声の大合唱が聞こえてきたのでそちらに移動するとクロエリサケビドリ達が大騒ぎしていました。

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クロエリサケビドリ(ネオパークオキナワ2021年10月16日)

動画は音量注意です。


www.youtube.com

 

ふれあい広場近くで一休みしているとバリケンの若鳥が私達に近寄ってきました。

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バリケンネオパークオキナワ2021年10月16日)

餌をねだっているという感じでもなく私達の後をついてきます。


www.youtube.com

バリケンはふれあい広場の犬の声が怖いようでそれ以上はついてきませんでした。

 

のんびりと羽繕いをしているコクチョウ。

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コクチョウ(ネオパークオキナワ2021年10月16日)

散策しているだけで時間が経つのを忘れます。


そうこうしているうちに今日の目的バードパフォーマンスショーの時間。

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アオメキバタン(ネオパークオキナワ2021年10月16日)

アオメキバタンのふうが。

 

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アオボウシインコ(ネオパークオキナワ2021年10月16日)

アオボウシインコのステイシー。背負っている機械は発信機でしょうか少し不機嫌。

そして一番会いたかったオオフクロウの豆福。

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オオフクロウ(ネオパークオキナワ2021年10月16日)

客席の間を音もなく飛び回る豆福はすごい迫力。

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オオフクロウ(ネオパークオキナワ2021年10月16日)

滑空時だけではなく羽ばたくときもほぼ無音なんですね。

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オオフクロウ(ネオパークオキナワ2021年10月16日)

そしてハリスホークのショー。

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ハリスホーク(ネオパークオキナワ2021年10月16日)


バードパフォーマンスショーが終わりキャスト達が撤収したのを見計らったかのように野生のサシバが上空を横切っていきました。

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大型猛禽が怖くて隠れていたのでしょうか。

 

最後に今年の7月からネオパークに加わったレッサーパンダを見て園を後にしました。

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レッサーパンダ、実物を始めて見ました。思っていたよりデカくて目が怖い。



今までに何度も訪れているネオパークオキナワでしたが、今回も楽しかった。
バードパフォーマンスショーに興奮したのか、種保存研究センター(ヤンバルクイナが居ます)を見学するのを忘れていました。次回は忘れずに見ていこうと思います。


それにしても今回は小学生の絵日記のようになってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

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