沖縄で野鳥観察

主に沖縄本島内を歩き回っています

セッカ

緊急事態宣言は解除されたもののまたもや大型台風接近で天気が悪い日が続く10月の沖縄です。

 

先週末はバードウォッチングへ出かけましたが土日とも写真が不作だったので9月の連休中に立ち寄った公園で出会ったセッカの写真を公開していこうと思います。

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セッカ(北中城村2021年9月22日)

北中城村に自然公園が出来たとの噂を聞きつけて行っては見たものの自然観察エリアはこれから整備を始めるとのことで 遊具広場とエントランスだけしか完成しておらず、森の方へは立ち入れませんでした。

訪れた時間帯もあり野鳥の鳴き声もまばらで 今回は空振りだったとガッカリしながら駐車場へ引き返していたところ管理棟裏の整備されていない空き地で チョコマカと飛び回るセッカ達に出会うことができました。

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セッカ(北中城村2021年9月22日)

ここのセッカ達は割と接近を許してくれるので楽しい。

 

一節によるとセッカという名前は「せっかち」から来ていると聞きますが、ホントに落ち着くことなく動き回るので1羽を追いかけ続けて観察するのも一苦労。

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セッカ(北中城村2021年9月22日)

とはいえ、さすがに疲れるのか時折動きが緩慢になる瞬間があるのでそこを狙って撮影するのが良いようです。

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セッカ(北中城村2021年9月22日)

しばらく大人しくしていたのですが、近くにいる別のセッカに対してテリトリーコールを始めました。

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セッカ(北中城村2021年9月22日)

鳴き合い睨み合いを経てバトル勃発。

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セッカ(北中城村2021年9月22日)

肉眼だと動きが早すぎるためカワイイ小鳥がじゃれ合っているようにしか見えませんが、高速度連写だと激しい空中戦の様子がよくわかりますね。

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セッカ(北中城村2021年9月22日)

体に対して長い足を駆使して空中での蹴り合いが基本戦術のようです。

 

↓こちらが勝者です。

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セッカ(北中城村2021年9月22日)

どこか誇らしげに見えます。

 

サシバの第一陣が飛来したというローカルニュースを横目で見ながらこの記事を書いています。先週末に訪れた読谷村で微妙な写真しか撮れませんでしたが今年も諸々の事情で散開する前の大規模な群れは見逃してしまったようです。

状況が落ち着いたら伊良部島サシバの観察にいきたいなぁ。

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2021年9月の野鳥

今回は9月に撮影した野鳥の中から前回までの記事に載せなかった写真を上げていこうと思います。

 

上旬は 私達夫婦の間で静かなブームになっている与那原町の某海岸で撮影した写真が多いです。

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コチドリ豊見城市2021年9月4日)

クロサギです。この日は白色型のクロサギも一緒に行動していました。

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クロサギ与那原町2021年9月5日)

1枚目の写真は本当に恐竜のよう。

 

この海岸はムナグロとキョウジョシギを観察するのにうってつけです。

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ムナグロ(与那原町2021年9月5日)

その後約2週間バードウォッチングに行けなかったので後半は飛び石連休の金武町から。

 

カメラを向けると囀りをやめてしまうことが多いイソヒヨドリですが、この日はさえずりを録画させてくれました。


www.youtube.com

イソヒヨドリヒヨドリの仲間ではなくヒタキの仲間なので澄んだ声の複雑な囀りを聞かせてくれます。

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イソヒヨドリ金武町2021年9月19日)

囀りが複雑であればあるほどメスにモテると言われています。

 

別記事にも複数枚の写真を掲載したのですが まだまだ有るのでリュウキュウツバメの写真も。

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リュウキュウツバメ(金武町2021年9月26日)

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リュウキュウツバメ(金武町2021年9月26日)

そしてハマシギの写真も。

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ハマシギ金武町2021年9月26日)

9月はやはりクロハラアジサシの印象が強かった。

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クロハラアジサシ(金武町2021年9月26日)

今年は 個体差のある換羽の冬羽に移り変わっていく各段階を一度に観察できて楽しかったです。

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クロハラアジサシ(金武町2021年8月26日)

ただ欲を言えば完全に換羽を終えた姿も一緒に見たかった。

 

飛び石連休の間に様々な野鳥に出会えたのは やはり晴天が続いた事と、緊急事態宣言の影響で観光客が少なく移動がスムーズだった事が大きいと思います。

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クロハラアジサシ(金武町2021年9月26日)

私は毎度 ポイントに到着したら車を降り、徒歩でフィールドを歩き回って出会った野鳥を観察するというスタイルなのですが、今年は活動量計の18日から26日までの移動距離を合計すると約50kmほど歩き回ったようです。首都圏で電車通勤の方々には笑われそうですが自動車移動が基本の沖縄社会ではなかなかの距離。そして出会った野鳥の種類で移動距離を割るとなかなかの密度。探鳥シーズンの初めとしては上々の滑り出しかと思います。

 

今年もこれからの半年間が楽しみです。

 

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秋のシマアジ

連休中に出会ったエクリプス期のシマアジです。

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シマアジ金武町2021年9月19日)

現地ではコガモだと思っていたのですが自宅のPCモニターで拡大してやっと気づきました。

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シマアジ金武町2021年9月19日)

クチバシの付け根の白斑と過眼線上下の白いラインが特徴です。

この日は珍しくもないコガモだと思いこんでいたので数枚撮影してスルーしたので、後で気づいて悔しい思いをしました。

 

シマアジは沖縄では旅鳥なのですでに場所を移動している可能性もあったのですが1週間後同じ場所へ淡い期待を込めて行ってみました。

 

早朝からシマアジを探して歩き回っても姿が見えず諦めて引き上げようと歩いていたときに、居ましたシマアジ

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シマアジ金武町2021年9月26日)

2羽居て1羽はすぐに飛び去ってしまいましたが残った方をじっくり観察することができました。

動画も撮影できたのでリンクを張っておきます。


www.youtube.com

雨覆羽の色もコガモとの判別に役立ちます。

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シマアジ金武町2021年9月26日)

それにしてもエクリプス期のカモの判別は難しいですね。

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シマアジ金武町2021年9月26日)

手元の資料では11月から4月にかけて見られるとあるのですが、2010年刷でその後改訂版が出ていない絶版本なので内容が古くなっているのかもしれません。

 

それにしても沖縄は野鳥関連の書籍が少ない。

 

商売ですから仕方のないことですけど地元の出版社は「子や孫に豊かな自然を」と声高に主張する割には観光客をアクティビティへ誘導する為のガイドブック的な性格の強いネイチャー本モドキばかり出版していて資料として使える書籍が少なくて困ります。

 

話がそれましたが春先に着飾った姿も見せてもらいたいものです。

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シマアジセイタカシギカルガモ金武町2021年9月26日)

カルガモセイタカシギと一緒だと大きさがわかりやすいですね。

 

 

↓過去の記事を読み直すと私は4月にも同じことをやっていたようです。4月のシマアジは紋様も鮮やかでわかりやすいというのに…

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飛び石連休は探鳥三昧(2)

連休の後半は更に天候に恵まれて探鳥日和。

金武町も魅力的ですが連休後半は最近気になっている与那原町からスタートです。

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ムナグロ(与那原町2021年9月20日

ここは野鳥の種類は少ないのですが数が多いので楽しいです。

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ムナグロ(与那原町2021年9月20日

ただ休日は 日が昇ってから2時間も立つと釣り客や家族連れで賑わうので、観察できる時間が短いのが欠点。

 

家族連れが数組訪れ 賑やかになってきたので15分ほど車を走らせ南城市の干潟へ。

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アオサギ南城市2021年9月20日

ここは野鳥たちが広い範囲に散らばっているので被写体との距離もあり撮影派の方々にはあまり人気のない場所なのですが、晴れた日は景色が良いので私のお気に入りの場所です。

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ミサゴ(南城市2021年9月20日

上昇気流を利用するために雲の下を飛んでいる事が多いミサゴですがこの日は雲ひとつない快晴。ミサゴはやはり青空に映えます。

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チュウシャクシギ南城市2021年9月20日

珍しい野鳥には出会えなかったのですが、途中で買った小洒落た弁当を妻と一緒に食べながら眺める広々とした景色は格別でした。

 

飛び石連休の中日もアチラコチラと出かけたのですが、人混みを避けたせいもあり空振りが多かったので一気に最終日の日曜。

やはり締めは金武町です。

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イソシギ金武町2021年9月26日)

ウェルカムイソシギ。車を降りたら目の前にいました。

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ツメナガセキレイ金武町2021年9月26日)

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キセキレイ金武町2021年9月26日)

セキレイたちも開けた平地へ戻ってきました。

 

水田で小型の野鳥たちを観察しているとツバメ達が騒ぎ始めたので期待しながら顔を上げると、

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ハヤブサ金武町2021年9月26日)

やはりいましたハヤブサ

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ハヤブサ金武町2021年9月26日)

腹部の縦縞がクッキリ残っているので若鳥のようです。

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ハヤブサ金武町2021年9月26日)

かたまって逃げ回るリュウキュウツバメの群れに突っ込んでいって追い回しています。

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ハヤブサ金武町2021年9月26日)

狩りの経験値が低いのかチョコマカと逃げ回るリュウキュウツバメに手を焼いているようですが私達にとってはその分観察できる時間が長くなるので好都合です。

 

そんな若ハヤブサも狩りに成功したようで森の方へ飛んでいき、入れ替わりにミサゴがやってきました。

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ミサゴ(金武町2021年9月26日)

この日は2羽を確認。

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ミサゴ(金武町2021年9月26日)

猛禽2種を堪能したので別の場所へ移動していると、

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タシギ(金武町2021年9月26日)

また水田の際にいたタシギを驚かせてしまいました。

 

その後水田にシマアジを見つけ写真と動画をたっぷり撮影したついでにハマシギの写真も撮りまくりました。

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ハマシギ金武町2021年9月26日)

ハマシギの周りではツバメの水飲みが次から次へ。

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リュウキュウツバメ(金武町2021年9月26日)

水飲みだけでなく水浴びも。

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リュウキュウツバメ(金武町2021年9月26日)

何が何でも地上に降りたくないリュウキュウツバメ達は水飲みも水浴びもダイナミックです。

 

9月も終わるというのにこの日も非常に暑く 日陰で一休みしてボンヤリと景色を眺めていると電線に連なっていたリュウキュウツバメ達の姿が消えた事に気が付き周囲を見回すと、

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チョウゲンボウ金武町2021年9月26日)

今度はチョウゲンボウリュウキュウツバメ達を追い回しています。

 

途中で突然ホバリングを始めたチョウゲンボウ

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チョウゲンボウ金武町2021年9月26日)

地上に気になるものがあったようですが、すぐに興味を失ったようでリュウキュウツバメの追跡を再開しました。

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チョウゲンボウ金武町2021年9月26日)

チョウゲンボウは私達の方へ来ることは無く、そのまま飛び去ってしまいました。

 

連休の最終日は猛禽祭りになりました。前回と今回公開した写真以外でまとまった数の写真が撮れた野鳥は記事を分けてまとめます。

 

いくつかの私的な心配事も片付き 数年ぶりに連休を心ゆくまで楽しめました。

沖縄のバードウォッチングはこれからが本番。緊急事態宣言の解除も決まったので後は休日の天候が良いことを祈るばかりです。

 

 

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飛び石連休は探鳥三昧(1)

9月の飛び石連休は天候も良く、天候不順で思うように動けなかった8月の鬱憤を晴らすかのごとく探鳥に励んでみました。そのため写真が多いので前後編に分けてあげようと思います。

 

まずは連休前半の金武町から。

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セイタカシギ金武町2021年9月18日)

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カルガモ金武町2021年9月18日)

のんびり川沿いを歩きながら水田へ向かうといつものレギュラーメンバー達に出会い、

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ダイサギチュウサギコサギ金武町2021年9月18日)

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アマサギ金武町2021年9月18日)

サギ達が一箇所にかたまっているのを見つけて近寄ってみると、見慣れないサギが、

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ジャワアカガシラサギ(金武町2021年9月18日)

距離があったのでリュウキュウヨシゴイだと思っていたのですが拡大してみると冬羽のジャワアカガシラサギのようです。

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ジャワアカガシラサギ(金武町2021年9月18日)

夏羽はとても綺麗だと聞いているので一度見てみたいものです。

 

気温が上がり野鳥の鳴き声も聞こえなくなってきたので引き上げようと駐車場へ向かう川沿いにはいつものカワセミが。

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カワセミ♀(金武町2021年9月18日)

2羽いたのですがもう1羽の写真は撮れませんでした。

 

翌日は前日より90分ほど早く同所へ到着。

川辺にキセキレイが5羽ほどいて忙しそうに歩き回っています。

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キセキレイ金武町2021年9月19日)

特定の野鳥が目当てというわけではなく、この時期の沖縄はブラブラ歩いていると思いがけない時に思いがけない所で珍しい野鳥に出会えたりするのですがこの日はシマアジに出会いました。そちらは別の記事にまとめます。

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ヒバリシギ金武町2021年9月19日)

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アカアシシギ(金武町2021年9月19日)

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コチドリ金武町2021年9月19日)

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アオアシシギ金武町2021年9月19日)

夏場はあまり見かけないヒバリシギもあちらこちらの区画で見るようになりいよいよ沖縄のバードウォッチングシーズンが始まった事を肌で感じます。

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タシギ(金武町2021年9月19日)

タシギ達も活発に飛び回っています。それにしてもジシギは判別が難しい。

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セイタカシギ金武町2021年9月19日)

セイタカシギ達が小競り合いをしていたので観察していると上空を横切ったミサゴに驚いてみんな飛び立ってしまい、場所を変えようと歩いていると、

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地面からマングースの首が生えていました。

側溝を通路として使っているようです。シロハラクイナなども側溝を使って水路と畑を行き来しているそうなのでマングースと鉢合わせしないことを祈ります。

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クロハラアジサシ(金武町2021年9月19日)

クロハラアジサシの群れを眺めつつこの日の探鳥は終了。

9月のクロハラアジサシは別記事にまとめているので興味がある方はそちらを参照してください。

 

後編に続きます。

 

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クロハラアジサシ2

9月の連休は天候も安定して久々のバードウォッチング三昧。

早朝から妻と金武町の農耕地区へ行ってきました。

 

今年もクロハラアジサシの季節です。

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クロハラアジサシ(金武町2021年9月18日)

冬羽へ換羽している最中の様で初夏に比べると随分地味な色合いになってきました。

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クロハラアジサシ(金武町2021年9月18日)

手元の資料では旅鳥で5月6月9月10月に見られるとあります。

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クロハラアジサシ(金武町2021年9月18日)

以前別記事で越冬の為に渡ってくると書いていたのでそちらは修正しておきます。

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クロハラアジサシ(金武町2021年9月18日)

 

この日は目視で8羽ほど確認できました。

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クロハラアジサシ(金武町2021年9月18日)

芋畑の上を低空で旋回しながら葉についた昆虫を捕まえています。

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クロハラアジサシ(金武町2021年9月18日)

捕食の様子を動画で撮影したのですがこの日は手持ち撮影なので、酔う人は 大画面での閲覧には注意してください。


www.youtube.com

やはり画面酔いする人は前半部分はとばしたほうが無難。

 

水田で一休み中のクロハラアジサシ。

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クロハラアジサシ(金武町2021年9月18日)

換羽のタイミングは 結構個体差があるようです。

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クロハラアジサシ(金武町2021年9月18日)

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クロハラアジサシ(金武町2021年9月18日)

一定時間で複数の芋畑を巡回しながら餌を探しては一休みというサイクルを繰り返しています。

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クロハラアジサシ(金武町2021年9月18日)

個体ごとに換羽の進行が違うのでタイムラプスを見ているようで面白いですね。

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クロハラアジサシ(金武町2021年9月18日)

クロハラアジサシ達の狩を邪魔したくないので この日はこの辺で場所を移動しました。

 

翌日も朝から快晴だったので同所へ赴いたのですが前日より90分ほど早く到着したので分散する前のクロハラアジサシの群れを見ることができました。

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クロハラアジサシ(金武町2021年9月19日)

手持ち連写で撮影したピンぼけ写真をつなぎ合わせて確認したのですが、何分ピンぼけなのでクロハラアジサシだと断定できるものだけで21羽。その他のぼんやりした白い影もクロハラアジサシなら32羽ほどの群れです。

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クロハラアジサシ(金武町2021年9月19日)

観察を続けたかったのですがクロハラアジサシ達をカラスが追い払ってしまったのでこの日はここまで。

 

ところで、猟銃の散弾への鉛の使用を規制するそうですが野鳥達にとっては良いことだと思います。しかし猟銃による狩猟より釣りを規制する方が先なのでは?

 

釣りの重りも鉛ですし撒き餌と釣り糸の方が環境負荷がより高いと思うのですが。

 

それに 娯楽としての釣りや昆虫採集もスポーツハンティングだという意識改革も合わせて行わないといけないと思います。

 

 

↓間違っていた記述を修正しました。

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2021年8月のゴイサギ

先週末は台風14号の影響でバードウォッチングはお休みしました。今週末も14号の影響が残り天気が悪いようなので不満がつのります。

今回は8月下旬の短い晴れの期間に撮りためた写真の中からゴイサギの写真を上げていこうと思います。

 

ペリカン目サギ科ゴイサギ属のゴイサギは沖縄では一部は留鳥として繁殖しています。

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ゴイサギ豊見城市2021年8月22日)

基本は夜行性なので早朝や日没前などによく見かけ、夜間は那覇市内でもカラスに似た鳴き声を聞くことができます。この日は日の出から2時間ほど経過したところで成鳥1羽と幼鳥2羽が池に飛来しました。葦原の中で日が落ちるまで休むのでしょう。

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ゴイサギ豊見城市2021年8月22日)

サギの仲間なので首が長いのですが普段は折りたたんでいるのでズングリした体型に見えてしまいます。

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ゴイサギ豊見城市2021年8月22日)

先にも書きましたが、この日は成鳥だけでなく幼鳥(通称ホシゴイ)も姿を見せてくれました。

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ゴイサギ:幼鳥(豊見城市2021年8月22日)

春頃に生まれた子でしょう。だいぶ羽色が成鳥に近くなって、ホシゴイという呼び名の元になっている背中の白斑も目立たなくなってきています。

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ゴイサギ:幼鳥・コサギ豊見城市2021年8月22日)

幼鳥の1羽はすぐに葦原の中に潜り込んでしまいましたがもう1羽はコサギ達と一緒に採餌していました。

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ゴイサギ:幼鳥・コサギ豊見城市2021年8月22日)

今年も沖縄は雨天続きです。昨年私個人の雑事も片付いて今年こそは秋の旅鳥を追いかけられるかと思っていたのですが一連のコロナ騒動に加え雨天曇天続きで思うように動けません。雨だけなら雨天に遭遇しやすいクイナの仲間を探したりと楽しむ方法もあるのですが 今年は足が遅いうえに影響範囲の大きい台風が多く、探鳥がはかどりません。

長期予報では来週から晴れるということですがどうなることやら。

 

 

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