沖縄で野鳥観察

主に沖縄本島内を歩き回っています

2021年8月のリュウキュウツバメ

先日金武町へ出向いたときに撮影したリュウキュウツバメの写真を上げていこうかと思います。

スズメ目ツバメ科ツバメ属のリュウキュウツバメは無印ツバメより一回り小さく尾羽根が短いので遠目にも判別しやすいです。とはいえ 沖縄で普段目にするのは ほぼリュウキュウツバメなので そこまで気をつけて判別する必要はないのですが。

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リュウキュウツバメ(金武町2021年8月28日)

その他には 広げた尾羽根に白い斑点があるのも特徴です。

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リュウキュウツバメ(金武町2021年8月28日)

リュウキュウツバメという和名がついていますが英語名のPacific swallowという名前の通り太平洋のユーラシア大陸側の沿岸部に広く分布しています。

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リュウキュウツバメ(金武町2021年8月28日)

 

他のツバメ同様、飛び回りながら空中で飛んでいる虫を捕食します。

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リュウキュウツバメ(金武町2021年8月28日)

喉と額の赤みが目立ち胸帯がないのも特徴です。

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リュウキュウツバメ(金武町2021年8月28日)

繁殖期の巣材調達以外では滅多に地上に降りないのですがこの日は運良く地上を歩く姿を見ることができました。

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リュウキュウツバメ(金武町2021年8月28日)

地上に降りたリュウキュウツバメを観察していて気づいたのですが、ホッパーではなくウォーカーなんですね。


www.youtube.com

短い動画ですが足を交互に繰り出して歩いているのがわかります。

スズメの様に跳ねて移動するものだと勝手に思い込んでいたので新しい発見です。

 

養鶏場などの周辺は昆虫が多いのでリュウキュウツバメ達が集まり数十から数百羽の群れを形成して 夜明け前からせわしなく飛び回ります。

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リュウキュウツバメ(金武町2021年8月28日)

今年もリュウキュウツバメの群れにツバメが混ざっていました。

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リュウキュウツバメ・ツバメ(金武町2021年8月28日)

他のツバメ属も一緒に行動している事が多いのでよく観察してみると良いでしょう。

ツバメは沖縄では旅鳥なのですが一部はとどまり越冬します。

 

虫を捕まえた瞬間。

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リュウキュウツバメ(金武町2021年8月28日)

9月はリュウキュウツバメ以外のツバメ達を観察するのに適した時期なのですが、今週末は台風14号の影響を受けて天気が期待できません。それでも天気予報が外れて晴れ間が訪れる事を願っているのですがどうなることやら。

 

↓去年の10月下旬に撮影したコシアカツバメの写真が載っている記事です。

興味のある方は参照してください。

okiyasu.hatenablog.com

 

その他過去のリュウキュウツバメの記事もリンクを張っておきます。

okiyasu.hatenablog.com

 

okiyasu.hatenablog.com

 

2021年8月の野鳥

今年の8月は梅雨の戻りや台風に加え緊急事態宣言が延長されたり予防接種の副反応で寝込んだりと、上旬から中旬にかけて全く探鳥に出かけられない日々が続いていましたがこの10日間は晴天が続いたので ここぞとばかりにバードウォッチングへ繰り出しました。

しかし 最悪な感染状況下の沖縄では県外からの観光客との接触を避けられる場所となると行ける場所が限られてきます。

 

そんなわけでまずはネットで検索しても出てこない探鳥地の与那原某所でシギ・チドリから。

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キョウジョシギ与那原町2021年8月21日)

早速、岩場で目立つキョウジョシギ達の小さな群れを見つけました。

ここの野鳥達は比較的 人間を怖がらないので結構近寄らせてくれます。


www.youtube.com

動画はキョウジョシギの採餌の様子です。英語名のRuddy Turnstoneは上記の動画のように石をひっくり返しながら餌を探す様子が由来だそうです。

 

ここはこの時期はムナグロも多く、早朝からにぎやかに動き回っています。

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ムナグロ(与那原町2021年8月21日)

ムナグロは換羽中で、夏羽と冬羽の中間といったところでしょうか。

 

ここでもキアシシギの姿がチラホラ。

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キアシシギ与那原町2021年8月21日)

遮蔽物に隠れて撮影しているとはいえ結構近寄ってきます。

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キアシシギ与那原町2021年8月21日)

この日は大潮で満潮のピークと日の出が重なっていたので野鳥たちが活動を始める夜明け直後は岩礁はすべて海面下。満潮から1時間ほど経った頃、やっと現れた岩礁の潮溜まりに 様々なシギたちが一斉に群がっており、ジリジリ近づく私の事は認識しているようでしたが空腹で相手にしている暇はないといった様子でした。

2時間ほど観察を続けていると人影がチラホラ見え始めたので南城市の佐敷干潟へ移動することにしました。

 

日もだいぶ高くなってきていましたがこちらも人影がなく閑散としていたので目論見通り。とはいえ遠浅の干潟なので、野鳥達が広い範囲に分散していて毎度のことながら探すのが一苦労。

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アオアシシギ南城市2021年8月21日)

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イソシギ南城市2021年8月21日)

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イソシギ南城市2021年8月21日)

干潟の南の方に満潮時でも水没しない砂州があり シーズン中はコアジサシが営巣していたりするのですが、コアジサシは すでに渡ってしまったようで その他いつもの面子が気だるそうにしていました。その中に ここではあまり見かけないソリハシシギに出会いました。

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ソリハシシギ南城市2021年8月21日)

この日は3羽ほどしか居ませんでしたが、ソリハシシギとは久しぶりの出会い。

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ソリハシシギ南城市2021年8月21日)

ソリハシシギの動画も撮りたかったのですが暑さで体が悲鳴をあげ始めたのでこの日はここまで。

 

翌日は久しぶりに三角池へ。

日の出からだいぶ時間が経っているのに夜行性のゴイサギがウロウロしていました。

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ゴイサギ豊見城市2021年8月22日)

ゴイサギと その幼鳥は別の記事にまとめます。

 

ゴイサギの幼鳥が葦原の中に飛び込んだ直後そこからツミが飛び出してきました。

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ツミ♀(豊見城市2021年8月22日)

薄曇りの逆光なので暗い写真ですが、かろうじて黄色い虹彩が確認できます。

 

数日後、妻は仕事で行けなかったので一人で与那原某所へ再度訪問。

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メダイチドリ与那原町2021年8月25日)

この日はメダイチドリの50羽ほどの群れに遭遇。

その他には前回同様ムナグロとキョウジョシギが目立ちました。

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チュウシャクシギ与那原町2021年8月25日)

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チュウシャクシギ与那原町2021年8月25日)

そんな中で独特なフォルムで目立っているチュウシャクシギ。ノシノシあるきながらクチバシを其処此処に突っ込んで大好物のカニを探していました。

 

8月最後の週末は早朝から雲ひとつない快晴。

妻に日焼けを覚悟するように言い聞かせて、二人で金武町へ。

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ヒバリシギ金武町2021年8月28日)

田植え後の水田にヒバリシギが映えます。

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ヒバリシギセイタカシギ金武町2021年8月28日)

セイタカシギの足元をせわしなく歩き回るヒバリシギ

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ヒバリシギ金武町2021年8月28日)

近くの樹上では 農家の嫌われ者シロガシラが離れた場所の同族と囀りで会話をしています。

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タイワンシロガシラ(金武町2021年8月28日)

以前You Tubeに30秒ほどの短い動画を上げたのですが今回の動画は90秒。


www.youtube.com

シロガシラはヒヨドリの近縁なのですが甲高い耳障りな鳴き声のヒヨドリとは違い、ヒタキ科のツグミイソヒヨドリのように綺麗で複雑な さえずりを行います。

イソヒヨドリほどではないのですが鳴き声のパターンも多くて楽しいので、これからも動画が撮れたら随時公開していきます。

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コチドリ金武町2021年8月28日)

コチドリ達も久しぶり。

 

河口にはカワセミも。

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カワセミ♂(金武町2021年8月28日)

カワセミはメスもいたのですが写真は撮れませんでした。

 

翌日は沖縄市泡瀬干潟へ。

隣接する公園は緊急事態下で全ての施設が休業中だというのに家族連れで大賑わい。

感染数が減らない理由を垣間見たような気がします。

 

そんな賑わいを避けて海岸へ、300mm単焦点レンズに2×テレコンバータのMC-20を装着していざ撮影開始。

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チュウシャクシギ沖縄市2021年8月29日)

 

 

日差しが強くて頭がクラクラするような暑さでしたが それと引き換えに、装着すると一気に暗くなるので普段はこの組み合わせでは使わない2倍テレコンが待ってましたとばかりに威力を発揮。

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シロチドリ(沖縄市2021年8月29日)

広い干潟に散らばるシロチドリもバッチリ撮れます。

同じ場所で7月に撮影したシロチドリの動画も貼っておきます。


www.youtube.com

 

アオアシシギは石の横からクチバシを突っ込んで餌を探しています。

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アオアシシギ沖縄市2021年8月29日)

35 mmフィルム換算だと1200mmの超望遠なので手持ちだとシャッタースピードを目一杯上げても微ブレしてしまいます。せめて一脚は必要だったな。

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キアシシギ沖縄市2021年8月29日)

この日は車の中をいくら探しても一脚のクイックリリースプレートが見つからず、別のレンズの座金につけたまま防湿庫に入れてしまったのだろうと思い 一脚を諦め手持ちで撮影していたので撮影した枚数の割に使える写真が少なかったのが残念。

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アオアシシギ沖縄市2021年8月29日)

そのプレートですが、車に戻りカメラをバッグにしまっていたところカメラバッグの緩衝材と緩衝材の隙間に入っていました。結果、探鳥中ずっとプレートだけ持ち歩いていたことになります。なにやってんだか…

 

 今年の8月は20日頃までは天候不良と諸事情でバードウォッチングに行けなかったのですが20日以降はそれを取り返すかのように探鳥三昧でした。週間天気では今週末からまた曇天が続くようなのでこの10日間はとても貴重な期間になりました。

とはいえ沖縄は9月から冬鳥が飛来してくる季節に突入するのでこれからが楽しみです。

 

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サブカメラ(Canon PowerShot ZOOM)

今年の頭に衝動買いしてしまったPowerShot ZOOM。普段は私がブリーフケースに放り込んで持ち歩いているのですが、探鳥に出かけるときは主に妻が使用しています。

 

                     Canon PowerShot ZOOM(↓写真右側)

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 カメラと言うより写真も撮れるデジタル単眼鏡といったとこでしょうか。

無段階ズームではなく100mm/400mm/800mmと三段階切り替えです。(800mmはデジタルズーム)

私は外で休憩中などに傍らに置いて 野鳥が視界に入ったら とりあえず撮影といった使い方が主ですが、妻はバードウォッチングに出かけた時に双眼鏡と併用しています。

 

まずはおなじみイソヒヨドリの写真から。

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イソヒヨドリ♀(金武町2021年1月30日)

同じ日・同じ場所のタゲリ

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タゲリ金武町2021年1月30日)

レンズの径が小さいのでやはり光量に左右されますが、記録用としては申し分ないと思います。

 

松林の中のビンズイ

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ビンズイ読谷村2021年2月6日)

ビンズイのi色・形が判別できるところまで修正しましたが、やはり林の中は辛いですね。

 

那覇市首里近辺の市街地を歩き回った時に妻が撮影したイソヒヨドリのオス。

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イソヒヨドリ♂(那覇市2021年2月20日

光量があって400mm光学ズームならそれなりに撮れます。

この辺りから妻がPowerShot ZOOMのクセに慣れてきたようで、ブレの少ない写真が多くなってきます。

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ハクセキレイ那覇市2021年2月20日

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サシバ那覇市2021年2月20日

民家に囲まれた空き地でサシバが一休みしているのを見つけていたようです。

 

首里城公園の龍潭池にはバリケン達に混じってカイツブリが泳いでいました。

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カイツブリ那覇市2021年2月20日

階段を登りきったところにアオバトが。

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アオバト那覇市2021年2月20日

PowerShot ZOOMのAFはこういう木々の中に隠れている野鳥が苦手なようで、妻によるとこの時も焦点を合わせきれず延々と走査を繰り返していたようです。

 

三角池で羽干し中のカワウ。

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カワウ(豊見城市2021年2月28日)

 

そして金武町で私達の目と鼻の先を行き来していたコゲラ

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コゲラ金武町2021年3月20日

この日も光量は十分だったのですが、やはり入り組んだ枝の中にいる野鳥を追いきれなかったようです。

 

梅雨入り前の龍潭池にバリケンの雛鳥を見に行ったときの写真です。

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バリケン那覇市2021年4月25日)

開けた場所で明るければそれなりの画質で撮れます。

 

次は豊見城市某所のツミ。

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ツミ♀(豊見城市2021年4月28日)

 私が一人で探鳥している時はなかなか姿を現してくれないツミですが、何故か妻が一緒だとよく目にします。私の探し方が悪いのでしょうか。

 

下の写真は以前公開したのと同じ写真ですが、コンビニの駐車場に飛んできたオスのツミ。

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ツミ♂(那覇市2021年5月4日)

妻と一緒だと向こうから飛んできてくれたりします。

 

最後は7月に金武町で出会ったクロハラアジサシ。

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クロハラアジサシ(金武町2021年7月3日)

 曇天で逆光なので細かいディティールがつぶれてしまっていますが 種別の確認はできます。

 

さて PowerShot ZOOMですが、画質はそれなりとはいえ軽量小型で超望遠ということで取り回しがよく 大型双眼鏡との併用が楽なためDC-FZ85より使用頻度が上がっているようで 妻は最近こちらで撮影した写真が多くなっています。ただ操作性が悪いのと充電規格が「USB Type-C、Power Delivery対応、出力電圧/出力電流:9VDC/2A以上」となっているので給電できない機器が多いなどの歯がゆいところはあります。

 

3回続けて妻が予備機で撮影した写真を公開してみましたが思いの外楽しかったので また写真が溜まった頃に妻のメモリーカードを覗いてみようとは思っていますが、妻は観察派なのでそれほど写真は撮りません。

次はいつになるでしょうか。

 

 

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サブカメラ(Panasonic DC-FZ85)②

前回の記事を読んだ妻からのお許しも出たので妻がサブカメラのPanasonic DC-FZ85で撮影した写真から 私好みの写真を選んで上げていきます。

今回はバンの親子から。この子も立派に成長してヘルパーとして下の兄弟たちの面倒を見ていました。

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バン(豊見城市2020年8月22日)

もうおなじみになったクロツラヘラサギの写真も。

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クロツラヘラサギ豊見城市2020年9月29日)

そしてタシギ。妻はタシギが好きなので、タシギの写真がやたらと保存されていて その中から選ぶのが一苦労でした。

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タシギ(豊見城市2021年1月2日)

尾羽根を広げてくれると判別しやすいですね。

 

そして金武町でもタシギ。

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タシギ(金武町2021年1月16日)

寝ているように見えますが目を開けてこちらの様子を確認しています。

 

この日は夕方の水田でタゲリにも出会えました。

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タゲリ金武町2021年1月16日)

DC-FZ85は扱いやすいネオ一眼ですが センサーサイズが小さいので冬場の夕刻はやはりノイズの多い写真になってしまいます。

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タゲリ金武町2021年1月16日)

タゲリは非常に臆病で 私がこの日使用していた150mm+1.4倍テレコンでは近づいて撮影することが難しかったので1200mm相当の望遠で撮影していてくれたことに感謝です。

 

そしてこちらもおなじみになってきた読谷村のツミです。

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ツミ♂(読谷村2021年4月24日)

子育て中 メスのツミは巣から離れないので撮影しやすいのですが、オスは日中延々と狩りに勤しんで飛び回っているので撮影しづらく 写真が少なかったので妻のメモリーカードで見つけた時は小躍りしました。

 

 沖縄本島台風12号の影響も少なく先週末から天候が回復してきて週末は久しぶりにバードウォッチングに出かけることが出来て それなりに写真も撮れたのですが、自分以外の近しい人の視点を 覗き見するのが楽しくなってきたので 妻の視点をあと少しだけ公開しようと思っています。次回は 妻が「Canon PowerShot ZOOM」で撮影した写真を公開します。

 

 

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サブカメラ(Panasonic DC-FZ85)①

沖縄はコロナウイルスの感染状況が大変なことになっています。それに伴い行動が制限されている事に加え台風の影響が長引き、探鳥に適した日と私達の休日が合いません。

先週末は晴天で探鳥日和だったのですがそんな日に限って夫婦共々コロナウイルスワクチンの副反応で高熱が出て動けず、ついに写真の在庫が尽きました。

そういう事情で今週は更新を休もうかと思っていたのですが、いつも妻が使用している予備機の事を思い出しメモリーカードの中身を覗いてみることにしました。

 

最初は2018年の夏頃から使用しているPanasonicのDC-FZ85から。

Panasonic DC-FZ85(↓の左側)
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マイク穴にノイズ対策でフェルトを貼り付けています。

メモリーカードを覗いてみると私好みの写真が結構見つかったので妻に了承をとらず勝手に編集して上げていこうと思います(笑)

 

当時 地元新聞にも取り上げられていたマガンの群れから。

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マガン(金武町2018年12月15日)

1羽だけヒシクイが混ざっていました。

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ヒシクイ金武町2018年12月15日)

購入価格3.5万円ほどだったと記憶していますが、軽量な上に最大望遠が35mm換算1200mmで4K動画対応ということもあり妻にお手軽記録用カメラとして渡しておいて良かった。

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マガン・ヒシクイ金武町2018年12月15日)

大型の野鳥ということもあるのですが値段の割に綺麗に写っています。

 

毎度おなじみ三角池(与根 第一遊水地)ではソリハシセイタカシギを撮影していたようです。

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ソリハシセイタカシギ豊見城市2018年12月22日)

DC-FZ85以外のPanasonic製カメラを使ったことがないので比較しにくいのですが、ソフトフォーカスがかかっているようなふんわりとした画質ですね。

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ソリハシセイタカシギ豊見城市2018年12月22日)

この年の12月は初めて見る珍しい野鳥達に会えて楽しかったなあ。

 

2019年は国頭村ホントウアカヒゲの♂から。

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ホントウアカヒゲ♂(国頭村2019年5月25日)

私がレンズ換装でもたついている間に妻が撮影してくれました。

ただ森の中で光量不足の為 写りが荒いです。

 

梅雨明けは抱卵するコアジサシ

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コアジサシ豊見城市2019年6月15日)

海岸のように見えますが造成地の水たまりです。この卵は残念ですがこの後の大雨で水没してしまいました。

 

秋は金武町でセッカ。

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セッカ(金武町2019年10月26日)

小型の野鳥は運良く近くに来てくれたらそれなりに写りますが、望遠で撮影した写真をトリミングするとものすごくザラついた画になるのでキビシイです。

 

2020年は前年同様 抱卵するコアジサシです。

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コアジサシ糸満市2020年7月5日)

こちらはちゃんと海岸の砂浜です。昨年は色々あってこの後の経過を観察できなかったのですが 他のバーダーさんからの情報では 雛がちゃんと巣立ったそうです。

 

妻が撮影した写真を勝手に上げてしまいましたが、同じ場所で撮影された自分以外の目線の写真を見ていくのが思いの外 楽しかったのでこの続きも上げていこうかと思いタイトルに「①」と入れてみたのですがこの記事を見た妻が嫌がったらこれでオシマイです。

どんな反応をするか楽しみです。
 

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2021年7月のミサゴ

7月末日 妻と沖縄本島中部にある沖縄市泡瀬干潟コアジサシを狙って行ってきたのですが別記事で書いたように雨宿りをしている間に何処かへ飛び去ってしまい落胆していると 妻が遠方にミサゴを見つけ、雨も小降りになってきたので近寄ってみることにしました。

 

ミサゴは本来沖縄では冬鳥なのですがごく一部が越夏します。優雅に海上を舞うこの子も居残り組のようです。 

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ミサゴ(沖縄市2021年7月31日)

佃煮や青のりの原料にもなるヒトエグサ(沖縄名:アーサ)養殖場の養殖網を固定する杭にとまり 辺りを見回していたミサゴですが、私達に気づいてこちらに向かって飛んできました。

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ミサゴ(沖縄市2021年7月31日)

小雨がちらつく中 私達の頭上を低空で旋回。

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ミサゴ(沖縄市2021年7月31日)

望遠レンズが気になるようでこちらを見ています。

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ミサゴ(沖縄市2021年7月31日)

 私達がよほど気になるのかこちらをチラチラ見ながら頭上4mほどの所を何度も周回します。

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ミサゴ(沖縄市2021年7月31日)

小雨も降り止んで少し青空も覗き始めましたがまだ私達を観察しています。

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ミサゴ(沖縄市2021年7月31日)

近くで聞こえるカラスの鳴き声も気になるようです。

 

体に対して長大な翼が曇天の淡い日差しの中を飛び回ります。

猛禽なのに海鳥のようなスタイルですね。

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ミサゴ(沖縄市2021年7月31日)

しばらく周回を続けたあと危険も無いし興味もなくなったという感じで、先程と同じ杭に止まり風上に顔を向け雨に濡れた羽を乾かし始めました。

 

常々自分は観察する側だと思っていたのですが、野鳥たちに観察される立場でもあることを 改めて実感しました。主に驚異判定のためだとは思うのですが野鳥達も人間のことをじっくり観察しています。

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ミサゴ(沖縄市2021年7月31日)

沖縄では食物連鎖の上位に位置するミサゴは 地べたを這いずる人間などには興味も無いのかと思っていましたが、こういう形でもこちらのことを意識してくれていることがわかったので良い探鳥でした。

 

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2021年7月のコアジサシ

沖縄の夏鳥といえばコアジサシ。ということで今年もコアジサシの巣立ちの季節です。

そんなコアジサシ達の姿を収めた写真が溜まってきたのでまとめていきます。

 

まずは7月上旬 平日午前中の南城市の某干潟にて。 

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コアジサシ南城市2021年7月9日)

 狙い通り居ました。

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コアジサシ南城市2021年7月9日)

 干潟上空を低空で飛び回りながら狩りの最中です。

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コアジサシ南城市2021年7月9日)

行動を観察するに近くに雛鳥がいるようなのですが保護色に守られてなかなか見つけることができません。

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コアジサシ南城市2021年7月9日)

しきりにダイブを繰り返しているので成功するのを気長に待っていると、

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コアジサシ南城市2021年7月9日)

 大きめの魚を捕まえました。飲み込まないのでおそらく雛のもとへ持っていくのだろうとカメラを向け続けていると砂州の影へ降り立ってしまい一瞬見失ってしまいましたが、

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コアジサシ南城市2021年7月9日)

 いました雛鳥。魚を受け渡す所は見逃してしまいましたが、親鳥に追加の餌をねだる姿を観察できました。

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コアジサシ南城市2021年7月9日)

 親鳥は雛のために飛び回り続けます。コアジサシは裸地で集団繁殖するのが通例ですがこの日ここでは この親子しか確認できませんでした。

 

翌日は妻と一緒に泡瀬干潟へ。

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コアジサシ沖縄市2021年7月10日)

ここのアジサシ達は比較的人間を怖がらないと言われていますが、それはあくまで自分達に興味がない人間ということの様です。潮干狩り客や釣り人の頭上すれすれを飛び回る姿はよく見ますが、望遠レンズを構えて注視し続けるバードウォッチャーにはあまり近づいてきてくれません。


www.youtube.com

 動画も撮影したのですが手持ち撮影なのでブレが酷い。人によっては酔うかもしれないので大きなモニターで全画面表示視聴はあまりおすすめしません。

 

数日後、平日午前中に時間が空いたので再度泡瀬干潟へ。 

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 潮目が悪いのかアジサシ達の姿がなく帰ろうかと思った矢先、目の前を3羽のコアジサシが横切りました。

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コアジサシ沖縄市2021年7月14日)

 アジサシ達は効率よく狩りができるポイントを探しているようで しばらくの間大きな円をかいて飛んでいたのですが、ここはダメだと判断したのか遠くへ飛び去ってしまいました。

 

その後、梅雨に逆戻りしたかのような曇天雨天が続く中 昼休みに立ち寄った護岸でコアジサシの姿を見つけました。

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コアジサシ豊見城市2021年7月17日)

 汽水域の水路で狩りをしています。

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コアジサシ豊見城市2021年7月17日)

 コアジサシが魚を捕まえたのを見て、コンビニで温めてもらった焼き魚弁当が冷めてしまっていることを思い出し車に戻りました。

 

その後台風6号の影響もあり探鳥に行けない日々が続き、やっと天候が回復した平日の午前中、7月上旬に出会ったコアジサシ親子のことが気になったので南城市某干潟へ。

 

早速いましたコアジサシ。飛べるようになった幼鳥が狩りをしています。

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コアジサシ:幼鳥(南城市2021年7月29日)

あたりに成鳥の姿は無くすでに独り立ちしているようですが、まだスタミナが無いのか4~5分飛んでは10分休むというサイクルで狩りを行っています。

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コアジサシ:幼鳥(南城市2021年7月29日)

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コアジサシ:幼鳥(南城市2021年7月29日)

 口が開きっぱなしです。やはり暑いのでしょうか。

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コアジサシ:幼鳥(南城市2021年7月29日)

しばらく待っていると再び飛び上がって狩りを始めました。

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コアジサシ:幼鳥(南城市2021年7月29日)

いずれ時期が来たら仲間のコアジサシ達と合流して旅立つのでしょう。

 

それにしても暑い日が続きます。炎天下長時間の待ち伏せ用に空調服を使っていますが、私の空調服は出始めの古い型なのでファンの音と首元から出る風切り音がうるさくて野鳥の声が聞こえません。静音型のファンに買い換えようかとも思いますが今使っているバッテリーに互換性がないのでバッテリーも購入しないといけないので二の足を踏んでいます。


空調服のバッテリー、結構高いんですよね…


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