天気予報が外れて 朝から霧雨が降りしきる金武町。
雨に濡れるカンヒザクラの桃色の花が曇天に映えます。
今シーズンは空振りに終わることが多い金武での探鳥ですが 今回こそ珍しい野鳥に出会えることを祈りながら歩きはじめます。
そんな私達をイソヒヨドリが見つめています。
雨の日は水面におちる影がぼやけるから 獲物である魚に感づかれにくいので ミサゴにとっては狩りのボーナスステージ。
この時期の金武の芋畑といえば色とりどりなカモ達なのですが今季は微妙なラインナップとなっています。
霧雨が降り続いているせいでモヤがかかったような写真が多くなってしまった。
雨が降っていると野鳥の姿もまばらになってしまいます。
そんな中でもセキレイたちはいつもと変わらず元気に歩き回っています。
珍しい亜種のはずなんですがこうも毎回会っていると見慣れてしまって ありがたみが薄れてきているホオジロハクセキレイ。
水辺から離れて歩いていると電柱にメスのチョウゲンボウを発見。
チョウゲンボウは電柱の天辺ではなく足場ボルトにとまっていることが多いですね。
足場ボルトは 彼らにとって握りやすいサイズなんでしょうか。
この辺で雨が止み 雲が切れて青空が見え始めます。
雨がやんだ途端、草むらからシマキンパラ達が一斉に出てきました。
田芋が植えられている水田にセイタカシギ。
観察していると、セイタカシギの足元を見慣れないシギが歩き回っているのに気づき、よくよく見てみると、
沖縄では珍しい野鳥であるオオハシシギでした。 オオハシシギは動画も撮影したので別記事にまとめます。
3時間ほど歩き回って駐車場に戻りメスのサシバに見送られながら撤収。
今回はオオハシシギとタイワンハクセキレイに出会うことができたので、この2種は 近いうちに記事を分けてまとめます。
ここ金武でもシロハラに会うことができませんでした。
毎度この時期は普通に目にしていたシロハラの姿が見えないとはいったい何が起こっているのでしょう。