沖縄で野鳥観察

主に沖縄本島内を歩き回っています

国頭村のチョウゲンボウ(2024年)

年が明けてから日照りが続き このまま雨が降らなければ給水制限が始まるかもしれない沖縄本島ですが、先週半ばから今度は曇天雨天が続いていて毎度のことながら極端な天候に振り回されてうんざりします。

 

そんなわけで先週末は土日とも朝から雨で気分が乗らずバードウォッチングに行かなかったので 今回は先月国頭村で出会ったチョウゲンボウの写真をまとめてみようと思います。

 

2023年の10月下旬にここで出会ったのはメスでしたが今回はオスのチョウゲンボウ

チョウゲンボウ♂(国頭村2024年3月24日)

電線にとまり大きなバッタを食べています。

チョウゲンボウ♂(国頭村2024年3月24日)

短いですが動画も撮影したので良ければ見てください。


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目がクリクリして可愛いチョウゲンボウですが結構気性が荒く、去年見たメスは 自身より一回り大きなサシバを威嚇しながら追い回していました。

 

バッタを食べ終えて次の獲物を探して周辺を見回しています。

チョウゲンボウ♂(国頭村2024年3月24日)

次の獲物を見つけたのか一点を見据えながら飛び立つチョウゲンボウ

チョウゲンボウ♂(国頭村2024年3月24日)

探鳥シーズン中なら国頭村のここに行くとほぼ確実にチョウゲンボウに会うことができるので訪れるたびにチョウゲンボウの写真が増えていきます。

 

チョウゲンボウは一般的には猛禽と認知されていますが、ハヤブサと同様にワシ・タカの仲間ではなくどちらかというとインコやスズメに近い仲間だそうで、それを踏まえて見てみると目と頭が大きく愛らしい姿をしているのも なんとなく納得してしまいます。

 

そろそろ彼らチョウゲンボウも渡りの季節に入ります。

 

秋に元気な姿を見せてくれる事を願います。

 

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2024年3月の野鳥

新年度に入りましたね。

 

さて今年の3月は渇水が懸念されるほどの晴天続きで暗所に弱いマイクロフォーサーズにとっては絶好の撮影日和が多かったにもかかわらずあまり良い写真が撮れなかったのですが、当ブログは私のメモ帳も兼ねているので そのへんは気にしないようにしつつ いつものように1ヶ月を振り返ってみようと思います。

 

3月は近場の漫湖水鳥湿地センターからスタート。

コサギ豊見城市2024年3月3日)

この日の水鳥センターは潮目が悪く 野鳥たちの姿がまばらだったので与根の三角池方面に移動することにしました。

リュウキュウヒヨドリ豊見城市2024年3月3日)

近くの有料駐車場に車を停め三角池へ徒歩で移動中に住宅地上空を旋回しているサシバに出会いました。

サシバ豊見城市2024年3月3日)

三角池は 何時も通りオオバンたちが小競り合いを繰り返していて他の野鳥たちがとても迷惑そうにしていました。

オオバン豊見城市2024年3月3日)

ハシビロガモ豊見城市2024年3月3日)

2月から何度も訪れては目撃情報を頼りにコガモの亜種であるアメリコガモを探していたのですが、この日やっと撮影に成功。

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その後の週末は体調不良で高熱が出てダウン。

 

週末にバードウォッチングへ行くことができなかったので、体調の回復を確信したので 平日用事で立ち寄った読谷村で少しだけ鳥見。

 

この日はちゃんとしたカメラを持っていなかったので常にカバンに入れっぱなしのCannon PowerShot ZOOMでの撮影です。

シジュウカラ読谷村2024年3月12日)

この機種はカメラというよりデジタル単眼鏡なので解像度は低めです。

サシバ読谷村2024年3月12日)

ハクセキレイ読谷村2024年3月12日)


その週末は妻が体調不良で外出を見送ったので 何かあったら10分以内に帰れる近所の公園で一人鳥見。

オオバン(2024年3月16日)

前々から猛禽が好みそうな公園だと思っていたのですがやはりツミが居ました。

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翌日の日曜日は妻の体調も少し回復したのですが大事を取って外出を控えるとのことだったのでまたもや一人で豊見城市豊崎へ。

メダイチドリ豊見城市2024年3月17日)

美らSUNビーチの護岸にはここを根城にしているシギ・チドリの混群。

キョウジョシギ豊見城市2024年3月17日)

この子達はいつも忙しそう。

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その翌週は 二人共体調が回復したので一緒に金武町へ出かけました。

セッカ(金武町2024年3月24日)

ただ、今期の金武は例年と異なり野鳥の姿がまばらで、このまま此処にいても収穫は少ないだろうと判断し、そのまま北上して国頭村へ移動。

コガモ♀(国頭村2024年3月24日)

国頭村では昼過ぎだというのに色々な野鳥達に会うことができました。

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それにしても今年の3月は二人共 続けざまに体調不良に陥りバードウォッチングに出かける回数が減ってしまいました。

 

体調管理は大事ですね。

 

 

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沖縄本島北部で鳥見

週末に妻を伴って金武町に行ってみたものの完全なる空振り。

最近の金武は一体どうしてしまったのだろう。

 

留鳥の姿もまばらでしたが、セッカは相変わらず忙しそうにしていました。

セッカ(金武町2024年3月24日)

シジュウカラもセッカと同様に忙しそう。

シジュウカラ金武町2024年3月24日)

獲物を見つけたようで一直線。

 

クモを捕まえて食べています。

シジュウカラ金武町2024年3月24日)

この日は それ以上金武に滞在しても野鳥に出会うことができそうになかったので金武から北上すること約一時間の国頭村へ移動して仕切り直すことにしました。

 

昼過ぎにも関わらず、早速サシバに遭遇。

サシバ国頭村2024年3月24日)

パパイヤの木に陣取り畑を睨みつけているサシバ

 

その近くの電線にオスのチョウゲンボウを発見。

チョウゲンボウ国頭村2024年3月24日)

チョウゲンボウはいつものように記事を分けます。

 

そして この日一番の収穫は はじめましてのノビタキ

ノビタキ国頭村2024年3月24日)

もう少し鮮明な写真が欲しいところですが、今回は一瞬の遭遇だったのでこれくらいしか撮れませんでした。

 

夏羽に変わりかけのオスのようですね。

ノビタキ国頭村2024年3月24日)

思いがけず沖縄では珍しい野鳥に出会えて幸運。

 

近くの川にはカイツブリ

カイツブリ国頭村2024年3月24日)

そしてこの季節の名物といえば泥を集めるために水田に降りてくるリュウキュウツバメ達の姿。

リュウキュウツバメ(国頭村2024年3月24日)

ツバメが地面に降りるのはこの巣材集めをする時期だけにしか見ることができません。

リュウキュウツバメ(国頭村2024年3月24日)

国頭は当たりでした。惜しむらくは朝から行っていればもっと色々な野鳥に出会えたかもしれないということ。

 

それに引き換え 最近の金武は なぜか冬鳥や旅鳥が立ち寄らない場所になってしまって つまらないやら心配やら。

 

渇水でダムの水位が半分以下になってしまっているのが原因なのかもしれません。

 

野鳥たち、金武の芋畑に戻ってきてくれないかなぁ。

 

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キョウジョシギとメダイチドリ

豊見城市豊崎でのバードウォッチングで撮影してきたメダイチドリキョウジョシギの写真が結構あるのでまとめてみようと思います。

 

まずはキョウジョシギの写真から。

キョウジョシギ豊見城市2024年3月17日)

少し明るい羽色になってきていますが、全体的には まだまだ冬の装いです。

 

動画も撮影。

護岸の波打ち際で餌を探して歩き回るキョウジョシギ。 波が打ち寄せる度に驚いて飛び上がる様が可愛いですね。


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そしてメダイチドリ達の写真も。

メダイチドリ豊見城市2024年3月17日)

メダイチドリ達も夏羽への衣替えを始めています。

 

去年は 同じ場所でオオメダイチドリを見かけたので、紛れていないか探してみたのですが見つけることはできませんでした。

 

メダイチドリの動画も撮影したのでよろしければ御覧ください。


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メダイチドリ達はくつろぎたい様ですがそこに突っ込んでいって邪魔をするキョウジョシギ

キョウジョシギ豊見城市2024年3月17日)

メダイチドリは迷惑そうにしていますが、それでも一緒にいるということは何らかのメリットがあるのでしょうね。

メダイチドリ豊見城市2024年3月17日)

沖縄には近縁種のチベットメダイチドリも飛来するそうですが今だ目にしたことはありません。

メダイチドリキョウジョシギ豊見城市2024年3月17日)

メダイチドリキョウジョシギどちらも沖縄では冬鳥とされていますが、沖縄を留守にしている期間が真夏の1~2ヶ月なので まるで留鳥のように年中目にしているような錯覚を覚えます。

 

また1ヶ月後に会いに行って夏羽を見せてもらうことにします。

 

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春の豊崎

先週末の土曜日は近所でツミを愛でて終わったのですが、翌日曜日は妻の体調も少し落ち着き遠出しても大丈夫かと思い、少しだけ足を伸ばして豊見城市豊崎まで行ってきました。

 

どちらかというとバードウォッチングというよりはウォーキングを目的としていたつもりだったのですがバーダーの性といいましょうか 野鳥を見るたびに足を止めるので継続的な有酸素運動とはならず ゆるい散歩となってしまいました。

メダイチドリキョウジョシギ豊見城市2024年3月17日)

前回訪れたときと同じ場所でチドリの混群を見つけました。

メダイチドリ豊見城市2024年3月17日)

チドリたちも羽色が色づき始めていて繁殖期に向けてウォーミングアップを始めています。

シロチドリ(豊見城市2024年3月17日)

今回はメダイチドリが多く、シロチドリは少なめ。

メダイチドリ豊見城市2024年3月17日)

眺めていたチドリの混群は飛んできたクロサギに蹴散らされてどこかへ逃げて行ってしまいました。

クロサギ豊見城市2024年3月17日)

海浜公園から少し移動して干潟の方へ行くことにします。

カワウ(豊見城市2024年3月17日)

満潮で水没している干潟の中央部にある島はカワウの群れに占領されています。

カワウ(豊見城市2024年3月17日)

このひ豊崎干潟に居たのは80羽ほどの群れですが これでもカワウの群れとしては小規模な部類に入るそうで、カワウの急激な増加がアチラコチラで問題になり始めているとのことです。


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まだまだ増える気満々なようで婚姻色が出ていますね。

 

カワウの害といえば糞害が真っ先に浮かびます。

ここもよく見るとカワウの糞で白くなっている場所がチラホラ。

カワウ(豊見城市2024年3月17日)

肉は臭くて食えないし、羽毛は防水性も保温性もないので使い道がないと、商業的な利用価値のないカワウ。

急に数を増やした原因は治水事業に伴うダムの増加でカワウの繁殖地が増えたせいではないかと言われています。

 

それにしても一人バードウォッチングはつまらない。

妻の体調も回復したので今週末は 半月ぶりに二人で出かけることができそうです。

 

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猛禽の都市化

先々週は体調不良でバードウォッチングをお休みしましたが その翌週の先週末は妻がダウン。

 

付きっきりで看病する必要は無いとのことだったので一人で鳥見に出かけようと思ったものの遠出するとなにかあった時 家に帰るのに手間取るかと思い、近場で良い場所はないかと考えを巡らせていたところ 近所で数年前から気になっていた場所を思い出し そこに行ってみることにしました。

 

そこは住宅地にある中規模な公園なのですが、

1、高低差がある 

2、松林がある 

3、周囲を高層物件に囲まれていて幹線道路から隠されている 

4、水場がある 

5、芝生の広場がある

と、猛禽類が好みそうな条件が揃っていて、今まで前を車で素通りするだけで公園の中に入ったことが無かったのがもったいなく感じる場所でした。

 

到着後すぐに公園内のリュウキュウマツの林で猛禽が残したものと思われるバードサインを発見。

バードサインを見分していると近くでツミの鳴き声が聞こえはじめたので、上空から見えないように東屋に隠れて待ち伏せることにしました。

待つこと10分、狙った場所にメスのツミがやってきました。

ツミ♀(2024年3月16日)

ここはツミが営巣する可能性が高いので、今回は市町村名と 場所を特定できそうな建物が写っている写真は掲載を見送りますのであしからず。

 

遠くから長音を含むオスの鳴き声が聞こえ、それに答えてこのメスも鳴き返します。

ツミ♀(2024年3月16日)

動画も撮影してきたのでよろしければどうぞ。


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ツミ達は 那覇の中心部である牧志地区にあった私の生家の庭にもやって来るくらいだったので現在の住まいである郊外にも居るだろうとは思っていましたが、こんなに近くにいるとは。

ツミ♀(2024年3月16日)

本州でも市街地での繁殖が確認されたツミですが、ここ沖縄本島中南部では1990年代頃から市街地での繁殖が確認され 現在進行系で都市鳥化が進んでいるということです。

 

私のような素人の考えでは 彼らにとって住みやすいのであればそれで良いのではと考えてしまうのですが、機会があれば専門家に都市環境やツミ自身についての影響について意見を聞きたいものです。

 

さて、今回は一人でいってきたのですが 写真を見た妻が行きたがっているので、近所だし週末にでも散歩がてら一緒に行ってみようかな。

 

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シベリアオオハシシギ(2019年撮影)

前の記事でも少し触れたのですが、写真のデータがPCのストレージを圧迫しているので、古い写真を 取捨選択して容量を空けていってます。

 

その過程で目に止まった野鳥の写真をまとめて記事にしていきます。

 

今回は珍鳥シベリアオオハシシギ。

シベリアオオハシシギ(豊見城市2019年8月25日)

先月金武町で近縁種のオオハシシギを見かけたので こちらシベリアオオハシシギの写真も再度編集してまとめてみようと思った次第です。

シベリアオオハシシギ(豊見城市2019年8月25日)

以前の記事でもシベリアオオハシシギの写真を数枚掲載しましたが、 その記事には比較的大きく写っていてトリミングしても見栄えの良い写真を数点だけ掲載しました。

シベリアオオハシシギ(豊見城市2019年8月25日)

RAW現像の技術はそれほど上達していませんが、そのへんはAI搭載のアプリケーションでアップスケーリングして誤魔化すという手法を覚えたので、今回は以前掲載を見送った写真も公開してみようと思いました。

シベリアオオハシシギ(豊見城市2019年8月25日)

惜しむらくは動画を撮影していなかった事。

シベリアオオハシシギ(豊見城市2019年8月25日)

オオハシシギも見ていてなんだか不安になるバランスの体つきでしたが、こうやって見直してみるとシベリアオオハシシギは更に不思議なバランスです。

 

毎年この辺りに少数がやってきているそうですが、渡りの途中に立ち寄る旅鳥で長くはとどまらないので この写真を撮影して以降はタイミングが合わず一度も会えていないのが残念です。

 

次に会えた時は翼を広げた姿を見ることができたらいいな。

 

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