沖縄で野鳥観察

主に沖縄本島内を歩き回っています

晩秋の沖縄こどもの国

園内の人工池にキンクロハジロが渡ってきたとのことなので 沖縄こどもの国に行ってきました。

 

妻が平日の休みを取得したのでそれに合わせての訪問なのですが この日の天気は小雨交じりの曇天で、他の場所ならテンションが下がってしまうところですがここでは それが逆に好都合。人気の少ない静かな園内はあちらこちらから野鳥の囀りが聞こえてきてキンクロハジロ

以外の野鳥にも期待が高まります。

 

開園とともに入園したら動物展示エリアをスルーしてまっすぐ池の方へ行くと今年も群れで

居ましたキンクロハジロ

キンクロハジロ沖縄市2022年11月28日)

実際はこの前々日に私一人で偵察済みではありましたが。

その偵察の際に撮影した動画です。


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Canon PowerShot ZOOM での撮影なので画質はいまいち。

 

妻がキンクロハジロの群れの間を泳ぎ回るカイツブリを見つけました。

カイツブリ沖縄市2022年11月28日)

釣り堀の受付付近にゴイサギも2羽。

ゴイサギ沖縄市2022年11月28日)

このゴイサギ達は人馴れしているようで5mまで近づいても逃げなかったのですが、35mm換算で840mm相当の単焦点レンズには近すぎたので少し下がって撮影。

ゴイサギ沖縄市2022年11月28日)

1羽はねぐらに帰って行ったのですがもう1羽は眠そうではあるものの私達が帰るまで

同じ場所に留まっていました。


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さてこの日の目的であるキンクロハジロですがその群れの中にメスのスズガモが1羽混ざっていました。

スズガモ(沖縄市2022年11月28日)

クチバシの付け根が白いのと後頭部から伸びる冠羽が無いのがキンクロハジロとの判別

ポイントです。

 

キンクロハジロ達を眺めているところへシロハラクイナが飛んできました。

シロハラクイナ沖縄市2022年11月28日)

臆病なシロハラクイナが向こうから私達の目の前に現れたので驚きました。

その後も長居してくれ結構な枚数の写真を撮影できたのでシロハラクイナは単体で別記事に

まとめます。

 

そんなときすぐ近くでオオバンのバトルが始まった為シロハラクイナは退散してしまいました。

オオバン沖縄市2022年11月28日)

バトルは右側のオオバンの負け。水面を走って逃げていきます。

オオバン沖縄市2022年11月28日)

気が立っているのか勝った方のオオバンが負けた方を追撃。

 

それはそうとオオバンの足ってなんだかカッコいいですね。

オオバン沖縄市2022年11月28日)

ゴイサギ沖縄市2022年11月28日)

シロハラクイナに気を取られていましたが目的のキンクロハジロです。

キンクロハジロ沖縄市2022年11月28日)

夏の終わりに その存在を認知した 翼に障害を持っていて飛べずに園に居残っていたオスの

キンクロハジロを探していたのですが群れの中には見つけられずにいたのですが、その子は池の反対側で何故かバリケンと一緒に居ました。

バリケンキンクロハジロ沖縄市2022年11月28日)

私達に気づいて近寄ってきますが何故か一直線に妻の方へ向かっていきます。

キンクロハジロ沖縄市2022年11月28日)

女性の方が餌を与えてくれる確率が高いのを学習しているような気がします。

この子は下の写真を見ると解るように右の翼が全く動かせないようです。

キンクロハジロ沖縄市2022年11月28日)

同族に虐められているのか 単独で行動していようですが他のキンクロハジロより毛艶がいいし

心なしかポッチャリしているような…

キンクロハジロ沖縄市2022年11月28日)

野鳥に餌付けは ご法度なのは承知しているはずですが近くをゆらゆらと泳ぎ回りながら顔を

上げ視線を合わせてくる姿に ついに妻が根負けして餌を買ってきてしまいました。

キンクロハジロ沖縄市2022年11月28日)

満腹になったらさっさとバリケンの横へ戻っていくキンクロハジロ。 あざとい…

 

キンクロハジロを見送るその先にシロハラクイナが飛んできました。

シロハラクイナ沖縄市2022年11月28日)

そして他のキンクロハジロ達も釣り堀の方から野鳥観察デッキの方へ移動してきます。

キンクロハジロ沖縄市2022年11月28日)

沖縄こどもの国の順路的に10:30~11:00頃に人の流れがこのエリアに到達するので餌を

強請ることができると理解しているように見えて仕方ありません。

 

カイツブリ達も移動してきましたが彼らは主に動物食で鯉の餌には興味が無いはずなので

たまたまでしょう。


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カイツブリは雌雄の判別が難しいので断言はできませんが番のようです。

カイツブリ沖縄市2022年11月28日)

それにしても天気の悪い平日の動物園はいいものですね。3時間弱の滞在でしたが十分に

楽しめました。

 

あ、カワウの写真を撮り忘れた…

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2022年11月の金武町

先週の週末は久しぶりに天気が良くなったので妻と一緒に金武町へ バードウォッチングに行ってきました。

 

いつもの顔ぶれも夏場より活発に動き回っている金武町の農地ですが、やはり目当ては

渡り鳥。

イソシギ金武町2022年11月27日)

というわけで留鳥たちを横目に見ながら渡り鳥を探します。

アオアシシギ金武町2022年11月27日)

チュウシャクシギ金武町2022年11月27日)

なかなか出会えず1時間ほど歩き続けた頃「にゃー」という鳴き声が聞こえてきたので辺りを注意深く見回していたら頭の上を2羽のタゲリが頭上を飛んでいくのが

見えました。

タゲリ金武町2022年11月27日)

眼の前の畑に着陸したので 動画を撮ろうと腰にぶら下げていた一脚を取り出し

セッティングして撮影開始。


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撮影を始めた途端に 何かに驚いて飛び立ってしまいました。

タゲリ金武町2022年11月27日)

こちらに向かって飛んできたので私達に驚いたのではないようです。このあたりを

うろついているマングースを警戒したのかな。

 

水田に残ったタゲリはいないかと思って視線を戻すとその先には片足を上げて

リラックスしているアオアシシギ

アオアシシギ金武町2022年11月27日)

神経質なタゲリに比べ堂々としているように見えます。

 

その後も探鳥を続けている間にカメラに取り付けているドットサイトの調整ダイヤルに指が触れてしまったため再調整のため イソヒヨドリを試し撮りしたのですが、帰宅後その写真を確認してみると、イソヒヨドリではなくギンムクドリでした。

ギンムクドリ金武町2022年11月27日)

沖縄では数が少なくて珍しいギンムクドリを偶然撮影できてラッキー。

 

その後は 毎年この時期に飛来したカモ類が集う水田へ。

ヒドリガモ金武町2022年11月27日)

飛来してまだ日が浅いのでオスのヒドリガモたちはエクリプス期を終えていないので

地味目。

 

オカヨシガモはだいぶ鮮やかになっていました。

オカヨシガモ金武町2022年11月27日)

そんな中、双眼鏡で辺りを見回していた妻が こちらに向かって飛んでくる

クロツラヘラサギを見つけて私に声をかけてきたのでカメラを向けて撮影することに。

ヘラサギ金武町2022年11月27日)

あら、クロツラではなく無印のヘラサギでした。

ヘラサギ金武町2022年11月27日)

沖縄では越夏する個体もいるほどに馴染んでしまったクロツラヘラサギより珍しい

ヘラサギ。そんなヘラサギの方から私達の前に現れてくれるとはまたまたラッキー。

 

カモ達を観察していると後ろから視線を感じたので振り返ると冬羽で地味なツメナガセキレイが私達を観察していました。

ツメナガセキレイ金武町2022年11月27日)

遮蔽物に隠れて撮影していたのですがどうやらカモ達に気づかれたようなので圧をかけないように移動しました。

コチドリ金武町2022年11月27日)

別のスポットに移動していると今度は これまた珍しい迷い鳥のアカツクシガモが これまた幸運なことに私達の頭上を通過していきました。

アカツクシガモ(金武町2022年11月27日)

図鑑でしか見たことがなかったアカツクシガモが4羽。カルガモより少し大きいのと比較対象できるものが無く実際より大きくみえたので最初はガンの仲間かと思いました。

 

朝から長時間歩き続けて疲れてきたので車に帰ろうと妻と雑談しながら歩いていて 話の流れでササゴイの話題で盛り上がっていたところに御本人登場。

ササゴイ金武町2022年11月27日)

待ち伏せ漁の最中だったため動きがなくて面白みに欠ける動画になってしまいました。


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それにしても この日は沖縄ではレアな迷鳥のギンムクドリ、アカツクシガモ、

ヘラサギと 次から次へと出会えるとは思いもしませんでした。

 

しかしその後帰りの車中で些細な事から夫婦喧嘩、というより一方的に私が妻を叱責してしまい楽しい気分を台無しにしてしまった。

 

このところ小さな怒りを自ら増幅させて爆発というパターンが増えているような

気がする。

 

真面目にアンガーマネジメントを学ぼうと思う。

 

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2022年11月の野鳥

今年も残すところ1ヶ月となりました。

 

思えば今年の上半期は生活に目まぐるしい変化があり精神的な不調に悩まされたりしたものの概ね良好な1年だったような気がします。

全体としては良い1年だったのですがバーダーとしては長雨に台風に異常高温にと次々と天候に邪魔されて思うように動けなかった印象です。

 

今年の11月も3分の2は晴れ間が見えない日々が続いたのですが運良く動ける日は晴天に恵まれたため 月初に予想したよりも多く鳥見に出かけることができたので撮りためた写真を上げていこうと思います。

 

10月から降り続く長雨の合間に前日の天気予報が外れ晴れ間が覗いたので家で昼飲みをしようと思っていたのですが、急遽予定を変更して自宅から15分ほどで行ける 那覇空港を望む

某公園へ。

ムナグロ(豊見城市2022年11月6日)

この日は 大きな魚をじっくり時間をかけて味わっていたミサゴと、おこぼれをいただこうとミサゴの足元をチョロチョロしているキョウジョシギが印象的でした。

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アオサギ豊見城市2022年11月6日)

その翌週は天候が最悪で鳥見行脚はパス。

 

ミサゴの食事を眺めた翌々週、久しぶりに晴れたにも関わらず前日の深酒からの二日酔いで午前中を溶かしてしまった日曜日。

酒が抜けた昼過ぎからこれまた近場の首里城公園内の龍潭池へ。

オオバン那覇市2022年11月13日)

いつものようにバリケンと野良猫だらけだったのですが、連日の雨で池が増水しているため

遊歩道の一部が通れなくなっているのを幸いとサギ達が集まっていました。

オオバン那覇市2022年11月13日)

サギたちの写真は以下にまとめました。

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その数日後 平日に暇が取れたのでしばらく足が遠のいていた漫湖水鳥湿地センターへ。

 

下の写真は駐車場の芝生に居た右足の指をすべて欠損しているのに元気に走り回る

ハクセキレイ

ハクセキレイ豊見城市2022年11月16日)

センターが開業する1時間前から付近で観察を続けていた なかなか飛び立たないハヤブサに焦らされ続ける日になりました。

ダイサギ豊見城市2022年11月16日)

アオサギ豊見城市2022年11月16日)

3時間ほど待ったけど結局飛び立つ瞬間は撮影できず…

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その週末は久しぶりにスッキリ晴れたので妻のリクエストで読谷村へ。

カワウ(読谷村2022年11月19日)

ハヤブサが飛び回っていたので小型の野鳥たちは茂みに隠れてしまってほとんど会えず。

リュウキュウヒヨドリ読谷村2022年11月19日)

上の写真はハヤブサ襲来でパニックに陥ったリュウキュウヒヨドリ

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その翌々日は妻が珍しく平日に休みを取ったので二人で朝から国頭村某所へ。

チョウゲンボウ国頭村2022年11月21日)

前々日の読谷村と同様に猛禽類祭りになって楽しかった。

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国頭村から自宅に帰り夕飯前に一休みしていたら庭が騒々しかったのでカメラを持って出てみると在来種連合軍とタイワンシロガシラ団が交戦中でした。

タイワンシロガシラ(那覇市2022年11月21日)

司令官ポジションなのでしょうかシジュウカラは色々な鳴き方で囀るだけで タイワンシロガシラへの攻撃はもっぱらリュウキュウヒヨドリとダイトウメジロに任せているようでした。

シジュウカラ那覇市2022年11月21日)

ウグイスも攻撃に参加しているようでしたが写真は撮れず。

 

翌週の日曜日はスッキリ晴れたので金武町へ行ってきました。

チュウシャクシギ金武町2022年11月27日)

この日は様々な野鳥に出会い写真を大量に撮影したので、まだ全ての写真に目を通すことが出来ずにいます。

タゲリ金武町2022年11月27日)

ギンムクドリにも2年ぶりに出会ったなぁ。

ギンムクドリ金武町2022年11月27日)

動画もけっこう撮れたのでそちらの編集も手間取っています。

ササゴイ金武町2022年11月27日)

翌日の月曜も妻が休暇を取っていたので沖縄こどもの国へ行き、展示動物そっちのけで

野鳥観察。

シロハラクイナ沖縄市2022年11月28日)

こちらの写真と動画もまだ全てを確認できていないので、後日まとめて記事にします。

 

さて世間的には色々なことが起こった2022年もあと1ヶ月ですがこれ以上悪いことが起きないことを願います。

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秋の猛禽まつり2022

今年も北から猛禽類たちが渡ってきて沖縄の空も賑やかになってきました。

今月もあと少し残っていますがここまで撮りためた猛禽類達の写真をまとめていこうと思います。

 

とは言え今月も先月に引き続き天候不良が続き 晴れた日が少なく良い写真は少ないのですが…

 

最初は読谷村で公園の側にいた左目を失っているメスのサシバです。

サシバ読谷村2022年11月19日)

近くのリュウキュウマツにはオスのサシバも居ました。

サシバ読谷村2022年11月19日)

詳しくは以下の記事にまとめてあるので興味のある方は一読を。

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ツミかと思って撮影した画像をその場で確認すると写っていたのはハヤブサでした。

ハヤブサ読谷村2022年11月19日)

ハヤブサの飛来でパニックになったリュウキュウヒヨドリ達が仲間へ警告を発しながら

右往左往。

リュウキュウヒヨドリ読谷村2022年11月19日)

此処はツミの生息地でもあるのですが体が小さいツミはハヤブサを怖がるのでハヤブサが飛び回っている時は出てきません。

ツミは有能なハンターですが より大きな捕食者に狩られる側でもあるのです。

 

今回も遠いし早いしで なかなか良い写真が無いので先月のハヤブサに関する記事を

貼っておきます。

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その後、何故か水場から遠い場所なのに

ミサゴが2羽やってきたりと賑やかな時間が続きます。

ミサゴ(読谷村2022年11月19日)

賑やかとは比喩的な表現でもあるのですが、猛禽類の姿を確認した小鳥達が一斉に警戒警告音を発するので物理的に騒がしくなるということです。

 

それにしても水場のない農地でミサゴは一体何を探していたのでしょう?

 

その翌々日、妻が休みを取っていたので久々に二人揃って平日探鳥。

少し遠出して国頭村某所へチョウゲンボウに会いに行くことにしました。

 

着いて早々猛禽を発見。

電柱の上で獲物を探しているオスのサシバです。

サシバ国頭村2022年11月21日)

此処では毎度昼前くらいにチョウゲンボウに出会う事が多いので、それまであちこち歩き回って野鳥を探す事にしました。

サシバ国頭村2022年11月21日)

開けているうえに猛禽が多いので小型の野鳥達の姿も少なくバードウォッチングというよりもハイキングになりかけていた時、サシバ達の激しく鳴き合う声が聴こえてきたので声のする方に向かうと、

サシバ国頭村2022年11月21日)

2羽のサシバが鳴き合いをしていました。


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動画を撮り始めてすぐに決着がついてしまい冒頭しか鳴き声が入っていません。

サシバ国頭村2022年11月21日)

2時間ほど散策さた後、そろそろ いい頃合いかと思い チョウゲンボウが好みそうな開けた農地へ移動すると、


思惑通り居ましたチョウゲンボウ

チョウゲンボウ国頭村2022年11月21日)

今回出会えたのはオスのようです。

動画は短時間しか撮れなかったので飛び立つところをgif動画にしてみました。

gif動画を作るのなんて何年ぶりだろう。

 

バッタを捕まえて戻ってきました。

チョウゲンボウ国頭村2022年11月21日)

見られていることに気づいたようです。

チョウゲンボウ国頭村2022年11月21日)

私達が気になるようで飛び去ってしまいました。

チョウゲンボウ国頭村2022年11月21日)

この日も川沿いを飛びながら獲物を探すミサゴの姿が。

ミサゴ(国頭村2022年11月21日)

国頭村も猛禽三昧となり大満足の休日となりました。

 

しかし翌日からまた雨が続いており明日の日曜は晴れの予報が出ているのですが当てになならないのが沖縄の天気予報。

 

出かける前に雨具を用意しておかねば。

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読谷村でサシバ

県外では秋も深まる時期ですが沖縄は相変わらず暑いです。

季節感の薄い沖縄で季節の移ろいを感じたいならバードウォッチングにかぎります。

 

サシバ達の渡りも落ち着きこれ以上南下せずに留まる個体がでてくる時期なので先週末は読谷村サシバウォッチングに行ってきました。

 

城址公園の駐車場に車を止め歩き始めた途端にサシバを発見。

サシバ読谷村2022年11月19日)

この駐車場の脇に立つ送電塔はサシバリュウキュウハシブトガラスがバードポストとして好んで使っている場所なのでここに行けば高確率でサシバに出会えることは知っていたのですが、この日ここに居たのはずっと会いたかった個体。

サシバ読谷村2022年11月19日)

3月以来、約8ヶ月ぶりに会えた隻眼のサシバ♀。

 

ハンデをものともせず生存していました。

 

興味がある方は↓の過去記事を御覧ください。

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そういえば彼女は3月に会ったときもこの鉄塔に陣取って周囲を見渡していたな。

サシバ読谷村2022年11月19日)

獲物を見つけたようで畑へ飛び込んでいきました。やる気みなぎる鉤爪がカッコいいですね。

 

公園内の芝生広場にはオスのサシバが居ました。

サシバ読谷村2022年11月19日)

50mほど離れた場所から観察していたのにこちらに気づいたようで そそくさと場所を変えるサシバ

サシバ読谷村2022年11月19日)

狩りの邪魔をしているようなので我々も別のポイントに移動することに。

 

城址公園から出て農地を歩きながらサシバを探しているとハヤブサにミサゴにサシバが2羽と猛禽まつりに。

サシバ読谷村2022年11月19日)

ハヤブサとミサゴは別記事に掲載します。

 

先程のサシバ♂のようで「ピックィー」と鳴きながら周回飛行。

サシバ読谷村2022年11月19日)

隻眼のメスも近くを飛んでいたようですが写真は撮れませんでした。

サシバ読谷村2022年11月19日)

姿が見えなくなってからずっと気になっていた隻眼のサシバにも会えたし、サシバ以外の猛禽にも会えて 私も妻も大満足な一日でした。

 

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野生の猛禽と鉄の猛禽

平日の朝8時、水鳥湿地センターが開くのを センター近くの駐車場で待っているといつもの場所にハヤブサの姿を見つけました。

ハヤブサ豊見城市2022年11月16日)

先日と同じ個体でしょう。

今回こそ飛び立つ瞬間を撮影できるのではないかと期待しながら観察し続けること1時間。

しばらく動きがなさそうだったので漫湖水鳥湿地センターへ移動。

ハヤブサ豊見城市2022年11月16日)

羽繕いやストレッチを繰り返すものの飛び立つ素振りは見せず時間だけが流れて行き 私の方が退屈し始めた頃、

米軍のF-22ラプターが低空を通過。

ハヤブサ豊見城市2022年11月16日)

続けざまに4機飛来したラプターが気になるのかぐるりと首を回して目で追うハヤブサ

ラプター(Raptor)=猛禽類

ハヤブサ豊見城市2022年11月16日)

その後も数機が嘉手納基地の方角へ飛んでいきましたが アメリカ製の猛禽に興味を無くしてしまったのか 野生の猛禽はストレッチを再開。

 

ハヤブサはしばらく飛び立ちそうにないので、近くで狩りをしている2羽のミサゴを眺めることに。

ミサゴ(豊見城市2022年11月16日)

2羽ともメスのようです。

ミサゴ(豊見城市2022年11月16日)

ミサゴを眺めているとその後ろをアメリカ製の鉄ミサゴが低速で飛んでいきます。

オスプレイ(Osprey)=ミサゴ。

ミサゴ(豊見城市2022年11月16日)

元祖オスプレイは、鉄ミサゴに興味が無いようで そちらには目もくれず 2羽ともゆったりと飛びながら狩りを続けます。

 

朝8時からハヤブサが飛び立つのを待つこと2時間半。またF-22が飛んできました。

アメリカ本国でも訴訟に発展するほどウルサイF/A-18より遥かにマシですが、ウルサイい事に変わりはない。

 

ハヤブサは慣れたのか上空を通過していく戦闘機を無視して獲物を探すのに夢中。

ハヤブサ豊見城市2022年11月16日)

時計を見ると11時過ぎ。3時間待ったけど飛び立ちそうにないので流石に飽きたし腹も減ったのでこの日は諦めて帰ることにしました。

ハヤブサ豊見城市2022年11月16日)

駐車場で機材を片付けていて ふと振り返ると橋塔の周囲を飛ぶハヤブサの姿が見えたので、慌ててカメラを取り出し構えたのですがファインダーを覗く前にさっきと同じ場所に着地。

結局飛び立つ瞬間は撮れませんでした。

 

この日は米軍や自衛隊の軍用機がやたらと飛んでいるなと思ったら19日まで日米合同軍事演習が実施されているんでしたね。

 

最近世の中がキナ臭いので仕方ないか。

 

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龍潭池のサギ達

秋の長雨が続く沖縄ですが、日曜は午後から晴れ間が覗いたので久しぶりに夕方探鳥へ出かけました。

 

急遽決めたので遠出はできず近場の首里城龍潭池へ。

 

相変わらずバリケンと野良猫だらけですが、バリケンたちの中にコサギが。

コサギ那覇市2022年11月13日)

長雨で増水している龍潭池にはサギ達が集まって来ています。

ダイサギ那覇市2022年11月13日)

とは言え泳げないサギ達は池の畔をウロウロと歩き回りながら岸に近づいてきた魚を捕まえるという消極的な狩りを行っています。

ダイサギ那覇市2022年11月13日)

泳ぎ回るオオバンバリケン達を羨ましそうに目で追うダイサギ。このダイサギは離陸に失敗して水面に頭から突っ込んでパニックになったりしていました。

 

遊歩道が水没して近寄れなくなっている辺りの草むらにはアオサギ

アオサギ那覇市2022年11月13日)

人が近づけないので悠々としています。

 

さて、↓の写真の何処かにゴイサギがいますが探せるかな?

まあ、そんなに難しくはないかも。

ゴイサギ那覇市2022年11月13日)

起きたばかりなのか動きがとてもゆっくりとしているゴイサギ

 

日没まで90分。夜行性のゴイサギがストレッチを始めました。

ゴイサギ那覇市2022年11月13日)

この日は撮影機材も お手軽仕様だったので倍率が稼げず不明瞭な写真ばかりだったので、以前 豊見城市の三角池で撮影したゴイサギの動画を貼っておきます。


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目覚めて動き出したゴイサギのすぐ近くの茂みからササゴイも出てきました。

ササゴイ那覇市2022年11月13日)

ササゴイは木の葉を水面に落としてルアーフィッシングを始めましたが上手くいかなかったようでその後はただウロウロするだけに。

ササゴイ那覇市2022年11月13日)

ササゴイの動画も三角池で以前に撮影したものを貼っておきます。

youtu.be

↓の写真は妻が予備のカメラで撮影したササゴイです。

ササゴイ那覇市2022年11月13日)

ネオ一眼とはいえ この日の私の機材より倍率は高いはずなのですがやはり小さなイメージングセンサーで日没前だと解像度がきびしいですね。

 

台風シーズンが終わったかと思ったら前線が停滞していて雨天が続き、たまに晴れ間が覗いても数時間しかもたない日々が続いています。

 

そろそろ晴天が一日中続く日が恋しいです。

 

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